バッテリーの処分方法6選|無料回収や引き取りについて詳しく解説
不用品別の処分方法家じまいとは、自分の家や、親が住んでいる家を処分する作業です。
特に、親の死後に家じまいを検討する方が多くなってきています。「実家が空き家になるため、家じまいをしたい」と考えることは、現代の日本では珍しくないことです。
しかし、家じまいは何度も経験するものではありません。はじめて家じまいをするため手順が分からないと悩む人も多いのではないでしょうか。
この記事では、家じまいをする方法や注意点を詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
この記事を読むと、以下のことがわかります。
・家じまいについて
・家じまいの進め方
・費用や時間、注意点
家じまいとは
家じまいとは、家を片付けて処分することです。
終活の一環として自分の持ち家を処分する場合もあれば、親が住んでいる家を処分する場合もあります。どちらも「家じまい」と呼称しますが、子どもが親の家を処分する場合は「実家じまい」とも呼びます。
昔は二世代もしくは三世代の大家族で暮らすことが一般的であり、家は何代かに引き継がれていました。しかし、時代が流れていくにつれて核家族化が進み、子どものいない世帯や、親元から離れて暮らす人が増加しています。
このような時代背景があり、家じまいの必要性は高まってきている状態です。
家じまいは必要?
将来的に空き家になる可能性が高い場合は、早めに家じまいが必要であると判断し、行動すべきだといえます。
家を所有している場合、仮に誰も住んでいない状態であっても固定資産税がかかります。掃除や修繕などの管理業務も発生し、なにかと手間がかかることは否めません。
また、土地や不動産は相続財産であるため、家を相続する際に相続税がかかります。たとえ相続放棄したとしても、財産の管理責任を負うことが民法で定められており、家じまいをしない限り管理をし続けなければいけない可能性もあります。
そのため、空き家になる可能性がある場合は、家じまいを早めに検討した方が良いでしょう。
家じまいを始めるタイミングは?
多くの方が次のようなタイミングで家じまいを始めます。
- 親が介護施設に入居する時
- 親の死後、実家の遺品整理をする時
- 自分の持ち家から引越しをする時
- 自分が終活や生前整理をする時
親が家を管理できなくなった時、もしくは自分が家を管理する必要がなくなった時に、家じまいを始めることとなります。
家じまいというのは大きな決断です。一人で簡単に済ませることはできません。
そのため、将来的に家じまいをする可能性がある場合は、早めに準備を進めておきましょう。
また、一人で悩まず、親や配偶者や子どもが元気なうちに、一緒に家じまいについて検討しておくことがおすすめです。
空き家を放置するリスク
家じまいは人が住まなくなることが理由でおこなわれます。すなわち、空き家になる可能性のある家が、家じまいの対象になるということです。
空き家になっても構わないと思う方もいるかもしれませんが、空き家を放置することによって次の3つのリスクが発生してしまいます。
- 固定資産税がかかる
- 盗難や不法侵入、不法投棄をされる恐れがある
- 老朽化による倒壊の恐れがある
固定資産税は、土地を所有し、そこに家が建っていることで支払いが発生します。一軒家や土地付きの不動産をお持ちの方は支払わなければなりません。
この固定資産税ですが、放置されて管理が行き届いていない空き家の場合、通常の税の6倍の金額を支払わなければならない可能性があるのです。
空き家の固定資産税については下記の記事も参考にしてください。
また、空き家は盗難や不法投棄など、犯罪の的となる可能性が高まります。さらに、建物が老朽化して倒壊した場合、近隣住民に被害が及ぶ可能性も考えられます。
上記のリスクを考えると、空き家は放置せずに家じまいを検討すべきだといえるのです。
家じまいの進め方
ここからは家じまいの進め方をご紹介します。
流れは次の通りです。
- 意思の確認
- 方向性の決定
- 荷物の整理と処分
- 不動産屋へ相談
- 引っ越し
- 家じまい完了
家じまいをするためには、考えるべきことも行動すべきことも多数あります。スムーズに家じまいを進められるように、ご紹介する手順を参考にしてください。
①意思の確認
まずはじめに、親や配偶者、子ども、親戚など、家に関係のある親族に対して、家じまいを進めてよいかを確認しましょう。
家は大きな財産であるため、勝手に家じまいをしてしまうとトラブルにつながる恐れがあります。
住居として使う予定はないか、賃貸や店舗経営などで利活用する予定はないか、意思の確認をし、相談をしながら家じまいを進めましょう。
もし反対する方がいて、反対理由が「名残惜しい」「もったいない」など心理的なものの場合は、空き家になった時のリスクを伝えると納得してもらいやすくなるでしょう。
②方向性の決定
家をそのままの状態で売却するか、解体して更地にするかなど、家じまいの方向性を明確にしましょう。
家じまいは大掛かりな作業であるため、途中で急に方向性を変えることは困難です。また、処分方法によって、家じまいにかかる時間や費用が大きく異なります。
そのため、家じまいの方法を検討する際は、まず計画を立てましょう。
予算を確認し、自分の考えと親族の意見をもとに方向性を検討し、スケジュールを立てて、最終的に親族間で決定事項を共有しておく、といったかたちで進めていくことがおすすめです。
③荷物の整理と処分
家じまいをする際は家の中を空にする必要があるため、荷物の整理を進めましょう。不要なものは早々に処分をすると楽に整理が進みます。
家じまいのスケジュールに余裕がある場合は、荷物整理と処分を自力でおこなうことで費用をかけずに自分のペースで進めることが可能です。
しかし、自力での作業は時間も労力もかかります。整理しきれずに途中で挫折してしまう可能性もあるでしょう。
そのため、不用品回収業者や遺品整理業者など、専門業者への依頼も検討してください。費用はかかりますが、早ければ1日足らずで整理を終えることができるため便利です。
不用品が大量にある場合は不用品回収業者へ
家じまいをする際に不用品が大量に出ることもあります。
まずは自治体のゴミ回収に出すことを検討するかと思いますが、量が多いと簡単には捨てられません。大型家具や家電は、屋外へ運び出すだけでも一苦労です。
そんな時は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
不用品回収業者は大量の不用品を一度に回収可能です。業者によっては不用品の買取をおこなってもらえる場合もあります。
手間をかけずにお得に不用品を処分したい時は、ぜひ検討してみてください。
④不動産屋へ相談
不動産買取や土地活用について、不動産屋と相談を進めましょう。
まずは実際に家や土地を見て査定してもらうこととなりますが、査定額は不動産屋によって異なるため、複数の会社に見てもらうことがおすすめです。
もし、家じまいをしたい土地の価格相場を知りたいという場合は、国土交通省のWebサイト「不動産情報ライブラリ」で調べることができます。
過去の不動産取引を確認できるため活用してみてください。
家の解体が必要な場合は専門業者へ
家を更地にして解体することを考えている場合は、解体業者への相談も進めてください。
家を解体したい旨を不動産屋に相談することで解体業者を紹介してくれることもあるため、まずは不動産屋に話を聞いてみるのも良いでしょう。
なお、解体には費用がかかります。間取りや構造によって料金は変わりますが、最低でも100万円は必要だと考えておきましょう。
⑤引っ越し
家の売却や解体をするために、居住者が引っ越しをする必要があります。
引っ越し先が決まっていれば問題ありませんが、決まっていないという場合は家じまいを検討し始める段階で引っ越し先についても契約を進めておきましょう。
また、引越しをする際に公共料金やインターネット回線の解約なども忘れずにおこなってください。
解約には日数を要する場合もあるため、誰も住んでいないのに料金を支払っているということがないよう早めに解約手続きをしておきましょう。
⑥家じまい完了
家に荷物も人もいなくなり空っぽになったら、正式に家を処分して家じまい完了です。
ご紹介した手順をもとに計画をたて、家じまいを効率的に進めましょう。
次の章では、家じまいにかかる費用や時間を解説しています。ぜひ参考にしてください。
家じまいにかかる費用は?
家じまいには費用がかかります。
家じまいの方法や、利用する業者・サービスによって料金が変わってくるため、下記の費用相場表を参考にしてください。
利用する業者 | 費用相場 | 内訳 |
不用品回収業者 遺品整理業者 | 10~50万円 | 荷物整理 不用品の回収 |
不動産(賃貸契約) | 10~30万円 | 引越し先の初期家賃 敷金・礼金 仲介手数料 |
引越し業者 | 5~20万円 | 引越し作業 |
解体業者 | 100~200万円 | 解体 廃材処理 整地 |
不動産(家の売却) | 20万円+売買価格×3~5% | 測量 仲介手数料 |
印紙税 | 8,000円程度 | 租税や手数料支払いに付随 |
譲渡所得税 | 所有期間5年以内:課税短期譲渡所得税×30%(住民税:9%) 所有期間5年以上:課税長期譲渡所得税×15%(住民税:5%) | 家を売却・譲渡する際に発生 |
上記のように、少なく見積もっても200万円以上はかかると想定しておく必要があります。また、これらは代表的な費用例であり、ほかにも細かな費用が発生する可能性があります。
家じまいの費用をなるべく安く抑えたいのであれば、各業者に相談してみましょう。割引を利用できたり、提携業者の紹介を受けることによって割安でサービスが利用できる場合もあります。
もし体力や気力、時間に余裕があるという場合は、いくつかの作業を自力でおこなうことで費用を抑えることも可能です。
家じまいにかかる時間は?
家じまいが完了するまでの期間は状況によって大きく異なります。
売却する場合を例にすると、荷物が少なくて不動産売却もすぐにできるようであれば1ヶ月で家じまいは完了します。
ただし、荷物が多くて片付けが滞る場合や、売却の目途が立たない場合は、完全に家じまいができるまで1年以上かかることもあります。
売却をしたい場合は早々に不動産屋に相談をし、対応を進めてもらうと良いでしょう。
また、荷物整理は自分で進めなければいけません。まずは荷物をなくすことを第一目標にして、いつまでに片付けを完了させるかを決めておきましょう。
手間と時間をかけずに片付けたい場合は、不用品回収業者への依頼を検討してください。
家じまいをする時の注意点
家じまいをする時は、以下の3つのポイントに注意してください。
- 家族間トラブルを避ける
- 早めの決断を心掛ける
- 精神的負担を考慮する
家じまいを実行することは大きな決断です。だからこそ、トラブルが発生する可能性も大いにあります。
スムーズに家じまいをするためにも、注意点に気を付けつつ対応を進めていきましょう。
家族間トラブルを避ける
家族に相談なく家じまいを始めると、揉める可能性が高いです。
特に、実家じまいをする場合は両親や親戚に必ず相談してください。
また、実家に住む両親が亡くなったことが理由で家じまいを検討する場合は、相続人が誰なのかを確認しましょう。
もし相続人が自分でなかった場合は、勝手に家じまいをしてはいけません。
本来、家じまいや遺品整理などは相続人がすべき仕事です。やむを得ず家じまいが必要になった場合は、相続人からの同意を得てから行動する必要があります。
家じまいをする時は、関係者、特に親族に相談をすることが重要です。
早めの決断を心掛ける
家じまいをすることが決まっているなら、早めの行動を心掛けましょう。
もし空き家になる場合、放置しておくと様々なリスクが発生してしまいます。特に、放置され続けた空き家は資産価値が下がるため売却に大きく影響してしまいます。
また、家じまいが遅くなればなるほど、その期間分の固定資産税を支払わなければいけません。
このように、家じまいは確認することや対応すべきことも多数あるため、早くから計画を立てておくべきです。
精神的負担を考慮する
家じまいを早めに決断することは良いことですが、自分が住んできた家や両親が大切にしてきた家を処分することは精神的に負担がかかります。
そのため、気持ちの整理をする時間を設けることも大切です。
そして、ある程度の期間を設けたら家じまいの計画を始めてみてください。周囲の人と相談しながら、慌てず一つずつ進めていきましょう。
どうしても悲観してしまう場合は考え方を変えてみることも一つの手です。
処分するのではなく、家や土地を新しい姿で活用してもらうための行動だと思うと心も軽くなるかもしれません。
家じまいの際の荷物処分は「お助けうさぎ」にお任せください
今回は「家じまい」について解説しました。
家じまいは、意思の確認、方向性の決定、荷物の整理と処分、不動産屋へ相談、引越しと工程がたくさんあります。
そのため、遺品整理業者や不動産屋など、頼れる業者は頼って、スムーズに進めていきましょう。
家じまいで出た不用品の処分にお悩みの方、遺品整理も同時に依頼したいと考えている方は、ぜひ「お助けうさぎ」にご相談ください。
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