お守りの処分方法は?|無料回収や引き取りについて詳しく解説
不用品別の処分方法近年は園芸の縁石やDIY・インテリアなどにより、一般家庭でもコンクリートブロックは多く使われています。
しかし、不要となった際にいざ処分するとなると、どのようにして捨てたら良いのか処分方法に迷う方が多いでしょう。
コンクリートブロックは重いため、運び出すだけでも難しいように感じる方がほとんどでしょう。やはり、一番の問題は持ち運びになるでしょう。
そんなコンクリートブロックにはいくつかの適した処分方法があり、場合によっては売ることもできます。
この記事では、どんな捨て方・処分方法があるのか、実際にどのようなコンクリートブロックであれば売れるのか、注意点についても詳しく解説していきますので、処分の際の参考にしてください。
この記事を読むと以下のことが分かります。
・コンクリートブロックの処分方法
・最適な処分方法について
・処分の際の注意点
コンクリートブロックってどんなもの?
コンクリートブロックは、主にご家庭の敷地内に多く存在しています。身近なものではブロック塀が思い浮かぶでしょう。
しかし、それ以外でコンクリートブロックが使われている用途はあまりイメージできないかもしれません。普段の生活の中では、あまり使い道がないものというのが実際のところでしょう。
コンクリートブロックは別名、「建築用空洞ブロック」と呼ばれています。その名の通り、レンガとは違い内部は空洞になっています。ほとんどが建材として使用されることが多いです。
「塀、門柱」「飾り壁」「土留め」「花壇」など様々な用途がありますが、屋外で使われる場合がほとんどでしょう!
素材や寿命
コンクリートブロックは、『コンクリート』という冠する名称ではありますが、実は素材は「モルタル」でコンクリートではありません。
ブロック自体の寿命は、ブロック塀で10~30年といわれています。しっかりと手入れがされていれば20~30年といわれていますが、基本的に屋外で雨風にさらされ続けるものと考えると、15~20年くらいを目安にしておくと良いでしょう。
塀などブロックの劣化具合は見た目では判断がしにくいです。その場合、家屋の築年数の具合いを見て判断すると良いかもしれません。
価格とレンガとの比較
サイズは、「390(縦)×190(横)×100~150(高さ・厚さ)mm」の大きさになります、1ブロック当たりの重さは約10kgです。レンガブロックの倍の大きさです。
ブロックの種類 | 大きさ | 重さ | 価格(1つ) |
レンガ | 210×100×60mm | 約2.5k | 120~130円 |
コンクリート | 390×190×100~150mm | 約10kg | 300~3,000円 |
建材として使う場合、準備の手間を考えるとコンクリートブロックの方が扱う数が少なく済むかもしれません。塀などを作る場合は、レンガの方が強度が強く保てるといわれています。
どちらも用途により良し悪しがありますが、コンクリートブロックに関しては販売価格に幅があるため、物によっては出費が大きくなる可能性があります。
コンクリートブロックは何ゴミ?
コンクリートブロックは建材として生産されるものであり、不要となった場合には建築廃材(建築廃棄物)という扱いになってしまいます。
この建築廃棄物は、『産業廃棄物』に分類されるゴミとなるため、不燃ゴミや粗大ゴミとしては処分ができません。
砂・砂利、土、石・岩、レンガなどと同様に、処分が極めて難しく手間が掛かるゴミとなります。
コンクリートブロックの正しい処分方法6選
通常のゴミであれば、そのまま粗大ゴミに出したり、解体して不燃ごみに出したりすることができます。
しかし、コンクリートブロックは「産業廃棄物」に分類されており、一部の例外となる自治体を除き一般的なゴミの捨て方である「粗大ゴミ」や「不燃ゴミ」としての処分・廃棄はできません。
そのため、ゴミ収集場に持っていくことは出来ないので、それ以外の方法から自分にあった処分方法を見つける必要があります。
コンクリートブロックだからといってそこら辺に捨ててしまうと、多額の罰金が科せられる恐れがあります。
① 友人や知人・近所の人に譲る
DIYや園芸を趣味にしている友人や近所に欲しい人がいる場合は、コンクリートブロックを譲って手放すかたちで処分ができる可能性があります。
しかし、近場の人に手渡しする場合以外は、郵送するなど送る必要があるので、あまり適していません。コンクリートブロックは「39cm×19cm×10cm」のサイズで、一つの重さが10kgほどあるため、送料も多くかかります。
知人や友人・近所の人などで欲しい方が見つからない場合は、「ジモティー」という地域密着型の不用品を譲り合うサービスを利用すると、引き取り手を見つけることが楽になるでしょう。
ただし、必ず引き取り手が現れるというわけではなく、人の居ない地域や逆にコンクリートブロックをあまり利用しない都心などでは引き取り手が見つからない恐れがあります。
また、条件が一致しない場合などもあり、必ず譲ることができるわけではないということを覚えておきましょう。
コンクリートブロックは、1つ当たりの値段の相場も幅があり種類によっても金額は変化します。その為、意外に高いと認識している人も多いため、無料でもらえるなら欲しいと思う人が多いかもしれません。
② ホームセンター(購入店舗)で回収してもらう
コンクリートブロックは一般的にホームセンターなどで購入することができます。
購入したコンクリートブロックをホームセンターに持っていき、店員に回収を依頼して処分ができる可能性があります。
しかし、大手のホームセンターでは販売はしていても、引き取りを行っていない場合がほとんどです。一部のお店では無料で回収してくれる場合もあるので、電話で問い合わせてみましょう。
この際、購入時のレシートが必要な場合や、コンクリートブロックをお店まで自力で運搬する必要があるので注意が必要です。
お店 | 対応可否 | 引取・買替 |
コーナン | ×(対処外) | 買い替え |
カインズホーム | ×(対処外) | 引き取り |
ビバホーム | ×(対処外) | 買い替え |
島忠 | ×(対処外) | 買い替え |
ロイヤルホームセンター | × | 非対応 |
ケーヨーD2 | ×(対処外) | 買い替え |
ユニディ | ×(対処外) | 買い替え |
ホームセンター等の購入店で引き取ってもらうのが処分方法として一番有効そうですが、なんとビックリ!?ほとんどが回収してくれないんですね。
③ リサイクルショップに買取してもらう
リサイクルショップでコンクリートブロックを買い取りしているイメージはないかもしれません。しかし、一部のリサイクルショップでは建材を扱っており、コンクリートブロックを買い取って貰えます。
コンクリートブロックに需要があるのか不安に思う方もいるかもしれませんが、実はコンクリートブロックは車止めや土止め、花壇、インテリアなどの再利用に使えるため、一部で高い需要があります。
ただし、当然ながら状態が悪い場合は買い取って貰えません。あくまでも未使用状態に近いような状態が良いものに限るでしょう。状態があまり良くなくても、無料であれば引き取ってもらうことができるかもしれません。
また、建材を取り扱うリサイクルショップは少ないため、近くに条件が一致する店舗がある場合のみに有効です。
一般的なリサイクルショップではなく、建材を専門に取り扱うような専門のリサイクル店で買い取ってもらうことが重要です。
④ 外構業者・専門業者に回収してもらう
外構業者とは、庭や外壁などの外観にまつわる工事をする業者のことで、普段からブロック塀やレンガを扱っています。
業者側も最終的には産業廃棄物処理業者に依頼しますが、ある程度の量になるまで自社で保管している場合が多いです。
業者によっては工事を依頼しなくとも、コンクリートブロックを回収してくれる場合があるので、近くに外構業者がある場合は依頼してみましょう。
専門業者となるとあまり馴染みがないでしょう。過去に工事等をお願いしたことがある場合は、その業者さんに聞いてみると良いかもしれません。
⑤ 自治体に相談する
前述の通り、コンクリートブロックは一般ゴミとして処分することはできません。自治体自体では回収をすることができないため、多くの場合で対応可能な業者(産業廃棄物処理業者)等を紹介してくれます。
自治体によっては一般ゴミとして回収している市区町村もありますが、全国的にもあまり多くはありません。まずは相談をして対応方法を聞いてみることが無難です。
自然物や産業廃棄物のような一般ゴミ以外のものでは、業者を紹介されるのみとなってきます。
⑥ 不用品回収業者に回収してもらう
1人では持ち運べないくらい大量のコンクリートブロックを処分したい、家まで回収に来てほしいと言う場合は、不用品回収業者がおすすめです。
不用品回収業者は、自治体が引き受けていないコンクリートブロックの回収が可能なだけでなく、他に捨てたい粗大ゴミがあれば一緒に処分できます。
不用品回収業者に回収してもらう方法については、他の方法と比べて圧倒的に手間がかかりません。ただし、ある程度の費用はかかりますので注意してください。
今回のように、建築廃材や産業廃棄物に分類されるものを処分したい場合には、一旦引き取ってもらうことができる不用品回収業者を利用することが、最もシンプルかつ効率が良い方法になります。
一般的な不用品回収業者は、外構業者や専門業者同様に一時的に不要物の保管をするのみで産業廃棄物を処理することはできません。その為、後に産業廃棄物処理が可能な業者へ依頼をすることになります。
処分費用の相場
業者に回収してもらうなど、有料でコンクリートブロックを処分の場合、費用の相場はブロック1個あたりおよそ1,000円~2,000円ほどと考えた方がよいでしょう。
グラムあたりで値段設定している場合が多く、1kgあたり100~200円ほどに設定してされています。
また、業者によっては出張費が3,000円ほどかかる場合が多いです。さすがにコンクリートブロックは重さもあり労力もかかるため、運搬も含めそれなりに費用もかかってくるでしょう。
処分方法ごとのメリット・デメリット
ここまではコンクリートブロックの処分方法について解説しました。
不用品の処分に重要なのは「コスト面」「手間面」を考えて、自分に合った処分方法を選択することです。
コスト面を重視する人は多いですが、手間を無視すると結果的にコストが大きくかかる恐れもあります。
ここでは改めて処分方法ごとのメリット・デメリットをまとめましたので、処分方法を選ぶ際の参考にしてください。
処分方法 | メリット | デメリット |
ホームセンター (購入店舗) | 無料で引き取ってくれる | お店まで運ばなければいけない 引き取りにはレシートが必要な場合あり 回収してもらえない店舗がが多い |
リサイクルショップ | お金に変えられる 再利用してもらえる | 状態が良くないと売れない 建材を扱うリサイクルショップが見つけくい 自分で運搬する必要がある |
譲る・あげる | 処分費用がかからない 再利用してもらえる | 欲しい人がいるかわからない 自分で運搬する必要がある |
外構業者・専門業者 | 再利用してもらえるの | 外構業者が近くにいない場合がある 自分で運搬する必要がある |
不用品回収業者 | 時間がかからない すぐに回収してもらえる 他のものも一緒に処分できる | 他の処分方法と比べて費用がかかる |
コンクリートブロック処分の際の注意点
ここまでで説明したように、多くの自治体ではコンクリートブロックを粗大ゴミや一般ゴミとして処分することはできません。
「とりあえずどうにかしてくれるだろう」と、コンクリートをゴミ収集場に置くようなことは絶対にやめましょう。本記事で紹介した方法で適切に処分してください。
他にもいくつかコンクリートブロックを処分する際の注意点を紹介します。
買取してもらう場合はきれいな状態が前提
コンクリートブロックを売る際は、綺麗な状態で売ることが前提です。土や汚れが付いていないか確認し、汚れている場合は水や高圧洗浄機で洗浄するなど、綺麗にしてから売りましょう。
また、長年使用してボロボロになったコンクリートブロックなどは、買い取って貰えないことがほとんどです。
園芸などに使用され、汚れが落ちない場合にも受け取ってもらえないことがあるので、その際は廃棄処分を検討してください。
友人や近所の人に譲る場合も、最低限のマナーとして汚れを落としておきましょう。
持ち運びの際はケガに十分注意する
コンクリートは重量があり、1個だけでも約10kgあります。落として足に当たった場合は簡単に骨折する恐れがあるので、持ち運びの際はケガに注意しましょう。
持ち運びの際はまとめて運ばずに、できるだけ1個ずつ運ぶのが無難です。持ち運びが難しい場合やケガが怖い場合は、家まで来て回収してくれる回収業者に依頼しましょう。
すぐに処分したいなら不用品回収業者がおすすめ
コンクリートブロックの処分方法と注意すべきことについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
コンクリートブロックは置いておくと害虫の住処になったり、お子さんの居る家庭だとケガの原因になったりします。そのため、コンクリートブロックは放置せずにできるだけ早く処分した方が良いでしょう。
意外にもコンクリートブロックは処分の選択しが少なく、再利用にも不向きで、処分方法も手間が掛かります。その為、何かしらの手段でいかに素早く手放せるかが重要となってきます。
今回の場合、地域によっては不用品回収業者に依頼するくらいしか選択肢がない場合もあるかもしれません。どうしても費用はかかるものですが、まずは思い切って相談をしてみてください。
コンクリートブロックを今すぐ処分したい、ほかの不用品も一緒に整理したい方は不用品回収業者の利用がおすすめです。他の処分方法より確実に手間をかけずに処分・回収が可能です。
ぜひご利用ください。