お守りの処分方法は?|無料回収や引き取りについて詳しく解説
不用品別の処分方法「衣類乾燥機が壊れたので処分したい」
「乾燥しなくなってきており、買い替えを検討している」
「大きなものなのでどう処分してよいか分からない」
乾燥機は衣類を乾かすための家電として多くの家庭で活躍していますが、いざ処分しなければいけないという時に処分方法が分からず悩んでしまったという人も少なくないのではないでしょうか。
家電リサイクル法の対象品目である乾燥機は、法律に基づいた適切な方法で処分をしなければいけません。
そこで本記事では、主に衣類に使用される乾燥機の適切な処分方法について解説していきます。場合によっては自分で取り外す必要がありますが、その方法についても解説をします。
乾燥機の処分に困っている方は、ぜひ最後までお読みください。
※当記事で扱う「乾燥機」は、洗濯乾燥機とは異なり乾燥機単体のことを指します。
この記事では以下のことが分かります。
・乾燥機について
・乾燥機の適切な処分方法について
・取り外し方や修理方法について
乾燥機とは?
乾燥機は服を乾燥させることに特化した電化製品であり、冬の寒い季節や花粉や湿度の多い時期などに大変重宝するアイテムです。
天気を気にする必要がない、花粉や黄砂の悪影響を受けないなど服を乾かす際に気になる外的要因を回避できるだけでなく、自然乾燥よりも乾く速度が圧倒的に早いので家事の時短に繋がるといったメリットもあります。
良いことがある反面デメリットもあります。大型の電化製品なので電気代は相応にかかります。自然乾燥ではゼロ円で済みますが、乾燥機はそうはいきません。サイズも大きいため、洗濯機とは別に乾燥機を設置したいという場合は、その分のスペースを確保する必要があります。
種類と特徴
まず、ひとえに乾燥機/衣類乾燥機といっても種類は豊富です。洗濯と乾燥は生活をするうえで欠かせない家事であり、それゆえに需要も高く、毎年多くの新製品が発売されます。
古い乾燥機を処分して新しい乾燥機を購入したいと考えている方は種類や特徴を知っておくと便利なので参考にしてください。
▼タイプ別で見る乾燥機
種類 | 特徴 |
ドラム式洗濯乾燥機 | 洗濯機と乾燥機が一体型になっている乾燥機です。ふたが前に開くので服を出したり入れたりする際に負荷がかかりにくいのが特徴となります。タッチパネル操作やスマホ連動などハイテクノロジーな機能が備え付けられていることも多く、最先端の機器も頻繁に発売されます。 |
縦型洗濯乾燥機 | 洗濯機と乾燥機が一体型になっている乾燥機です。ふたが上に開く垂直型になっていて、ドラム式よりも小型なので設置場所に自由が利きやすいのが特徴となります。機内に水を溜めて洗濯をするので、ドラム式よりもやや水道代がかかる点は考慮する必要があります。 |
衣類乾燥機 | 洗濯機とは別の機体になっている乾燥機です。小型であり設置工事が必要なく、任意の場所におくだけで簡単に利用できるのが特徴です。洗濯機から服を取り出して乾燥機に入れる必要があるので手間がかかるという面もあります。 |
浴室乾燥機 | 浴室に設置されているタイプの乾燥機です。服の乾燥だけでなく浴室内の除湿、暖房、冷房としても利用できるのが特徴です。天井に直接設置されているので簡単に取り外すことができず、交換をする際は大きな工事が必要となります。 |
▼乾燥機能別で見る乾燥機
種類 | 特徴 |
ヒートポンプ式 | 機内の空気を暖めて乾燥をおこないます。60度程度の温風により服の湿度を取り除くかたちで乾燥していくので服が傷みづらいというメリットがあるものの、低温乾燥となるので乾燥時間が足りなかった場合は生乾きで終わってしまうという難点があります。 |
ヒーター式 | 備え付けのヒーターを利用して80度程度で乾燥をおこないます。やや高温となるため服が縮む可能性が高いという難点がありますが、逆に高温乾燥がゆえに厚手の服やバスタオルなどでもしっかりと乾かすことができるメリットがあります。 |
ガス式 | 都市ガスやプロパンガスなどを燃料として乾燥をおこないます。コインランドリーに設置されているものはガス式が多く、早く服が乾いてふわふわに仕上がるというメリットがあります。設置場所にガス栓が必須となるので、場所によっては工事が必要となります。 |
価格と相場
乾燥機と聞くとコインランドリーにあるような業務用の大きなものを想像してしましますが、一般的な家庭向けの乾燥機も多くあります。
多くの方はドラム型洗濯機を思い浮かべると思いますが、オールインワンな洗濯機は非常に高価なものに当たるため価格も高いです。そのため、洗濯機機能のない乾燥機単体だけの製品は割と価格も安いです。
そのため、乾燥機の寿命と使用期間を考えてみると費用対効果も悪くはありません。設置するだけで使用できるような小型の乾燥機も非常に増えてきています。
寿命と見極め方
乾燥機の種類にも多少左右されますが、寿命は6年~8年程度と言われています。電化製品の中では寿命が長いほうといえるかもしれません。
しかしながら、使用する回数が多ければ多いほど劣化は早まります。早ければ5年程で変化を感じるということもあるので、毎日乾燥機を使用しているという人は劣化具合に気を付けたほうがよいでしょう。
できるだけ長く使い続けたいという場合は、普段の掃除が重要となります。使用をすることで衣類についた埃や髪の毛などの異物が乾燥機内についてしまいます。基本的には使うたびに毎回埃や髪の毛を除去することが推奨されているので、乾燥機の使用と掃除はセットでおこなうようにしましょう。
乾燥機に寿命が近づいているのかどうか見極めることも大切です。見極めポイントとしては下記があげられます。
・操作しても反応しない
・購入時よりも乾燥しにくい
・カビの臭いがする
・焦げたような臭いがする
・購入時よりも音がうるさい、異音がする
操作後の動作や音、臭いに違和感を感じたら、まずは取扱説明書を確認して故障のサインでないかどうかをチェックしましょう。もし故障だった場合、メーカーの保証期間内であれば修理をしてもらうことが可能です。故障かどうか判断がつかないという場合はメーカーに問い合わせをして確認をしてもらうのも手です。
記事の後半で修理に関する解説をしていますので、そちらも参考にしてみてください。
乾燥機は何ゴミ?

乾燥機は家電リサイクル法の対象品目であり、自治体の回収する可燃ゴミや不燃ゴミといった普通ゴミとして捨てることはできません。
また、基本的に粗大ゴミとしても捨てることができません。自治体によっては家電リサイクル専用の券を購入することで回収に応じてくれる場合もありますが、数としては多くありません。お住いの自治体で家電リサイクル品はどのような扱いになっているのか確認をしておく必要があります。
家電リサイクル法とは?
家電リサイクル法とは、家電に利用されている資源を再利用するための法律です。
家電リサイクル法ができる前までは、一般家庭から処分される家電製品の約半分はそのまま埋め立てられていました。家電製品には鉄、アルミ、ガラスなどの有用な資源が多く含まれています。埋め立ては環境に悪影響を及ぼすだけではなく、大切な資源を無駄にすることになってしまうため、環境を守り資源を再利用するための法律が作られました。
この法律によって「家庭用エアコン」「テレビ」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・衣類乾燥機」がリサイクルの対象となりました。
消費者はこれらの製品を廃棄する際、収集運搬料金とリサイクル料金を自己負担で支払い、リサイクルに努める義務があるのです。
負担費用の目安としてリサイクル料金は2,500円~3,500円程度、収集運搬にかかる費用は1,000円~3,000円程度と考えておきましょう。

家電のリサイクル環境にとってとても大切なことです。家電リサイクル法を守らなければ罰則を科せられる可能性もあるため、乾燥機の適切な処分方法を知っておくことは非常に重要です。
乾燥機の処分方法7選
それでは、乾燥機はどのような方法で処分をしたらよいのでしょうか。
ここからは家電リサイクル法に基づいた適切な乾燥機の処分方法をご紹介します。
乾燥機の処分方法
① 買い替えをして古い乾燥機を販売店に引き取ってもらう
② 処分する乾燥機を購入した販売店に処分してもらう
③ 指定引取場所に持っていき処分する
④ リサイクルショップで処分する
⑤ フリマアプリ・ネットオークションで販売する
⑥ 使える場合、家族・友人・知人に譲る
⑦ 不用品回収業者に処分してもらう
① 買い替えをして古い乾燥機を販売店に引き取ってもらう
まず、新しい乾燥機を購入した際に販売店で古い乾燥機を引き取ってもらうという方法があります。ほとんどの場合、新規で購入するということはあまりないため、多くの場合で買い替え(引き取り)が前提となつています。
搬入業者に新しい乾燥機を設置するのと同時に古い乾燥機を取り外して回収してくれるので、自分で取り外しや運搬をすることがなく手間がかかりません。
リサイクル料金と収集運搬費用を支払う必要はありますが、新しい乾燥機を割引してくれたり店舗のポイントを付与してもらえたりと特典が付く場合もあります。負担費用と得点については店舗によって異なるので購入検討時に確認をしておくことをおすすめします。
新しい商品を購入する動きがあると、これまで使っていた製品が不要になるため、家電リサイクル法の流れに合わせて買い替え(引き取り)がセットになっているものと考えてよいでしょう。
② 処分する乾燥機を購入した販売店に処分してもらう
家電リサイクル法の対象商品である乾燥機は、過去に購入した店舗で引き取ってもらえる可能性があります。乾燥機を処分する時のことを考慮して、購入店舗を覚えておくことが大切です。
引き取り方法は店頭回収と店舗スタッフによる回収があります。店頭回収の場合は自分で乾燥機を取り外して店舗まで運搬しなければいけません。店舗スタッフによる回収の場合は、スタッフが自宅まで回収に来てくれるので手間はかかりませんが、リサイクル料金と収集運搬費用とは別に訪問回収費用がかかる場合があります。
また、購入した店舗が引き取りサービスをおこなっていなかったり、店舗が閉店してしまっている場合この方法は利用できませんので、別の処分方法を検討する必要があります。
現在では、店舗側が無料で不要になった家電を引き取るメリットはほとんどありません。最終的に処分をする場合にはリサイクル費用もかかってしまうためです。良いお店の場合は、購入時点で引き取りを踏まえて販売している可能性があるため、相談してみると快く引き取ってもらえる場合があるかもしれません。
③ 指定引取場所に持っていき処分する
リサイクル料金を事前に支払い、指定取引場所に持っていくことで、処分をしてもらうことが可能です。指定取引所やリサイクル料金の支払い方法については、「一般財団法人家電製品協会」のWEBサイトにある家電リサイクル券センターページで確認ができます。
指定引取場所で処分してもらう流れは、以下の通りです。
① 郵便局で家電リサイクル券を受け取る
② 家電リサイクル券の項目に記入する
③ リサイクル券を提出し、リサイクル料金を支払う
④ 最寄りの指定取引場所に家電リサイクル券と乾燥機をもっていく
⑤ リサイクル処分してもらう
この場合、自己運搬が必須となりますがリサイクル料金のみ支払えば他に費用は発生しません。やや手間はかかりますが、出来るかぎり処分費用をおさえたいという場合は検討してみてはいかがでしょうか。
粗大ゴミ収集のように持ち込み処分ができる手段があるのはお財布にも優しく有難いです。しかし、乾燥機のような大きな電化製品ともなると自力で持ち運ぶには限界もあるため、回収を依頼した方が楽かもしれません。
④ リサイクルショップで処分する
まだ、壊れておらず機能的に問題のない乾燥機であれば、リサイクルショップで買取してもらえる可能性があります。
乾燥機を自分で取り外しリサイクルショップに持ち込めむ必要がありますが、リサイクル料金も収集運搬費用もかからないのでメリットがあるでしょう。処分費用としては無料であり、なおかつ買い取りによってお金を得ることができるので非常にお得な方法です。
ただし、乾燥機の状態によっては買取できないこともあるので注意が必要です。買い取ってもらえるかどうか不安な場合は、ショップに行く前に電話やメールなどで簡易査定をしてもらうと安心でしょう。また、買い取りできずとも廃棄品として無料で引き取ってもらえる場合もあるので相談してみる価値はあります。
リサイクルショップへ持っていくための車がないという場合、リサイクルショップによっては軽トラを貸し出すサービスをおこなっているところもあるので、そういったショップを探してみると良いでしょう。
買取の基準に達しないものでも、リサイクルショップ側で修理・調整をして販売する可能性もあるため、無料で引き取ってもらえる場合もあるでしょう。手間はかかっても直せば使えると分かっているものが多いかもしれません。
⑤ フリマアプリ・ネットオークションで販売する
リサイクルショップ以外にも、フリマアプリやネットオークションを使って乾燥機を販売することができます。こちらも売ることができれば処分費用をかけずに無料で処分することが可能です。
販売額はそのまま自分の収入となるので、リサイクルショップよりも大きな収益となる可能性があります。
しかし、配送料の計算や配送準備には気を付けましょう。売却をしたあとは購入者へ乾燥機を配送しなければいけません。大型家電の配送は5,000円~10,000円程度の配送料金がかかります。
自己負担にするのか購入者負担にするのかは交渉次第ですが、自己負担の場合はせっかくの収益がマイナスになってしまわないように予め値段設定を高くする必要があります。
また、出品準備や購入希望者とのやり取り、乾燥機の取り外し、梱包、配送業者の手配など、対応すべきことは少なくありませんので時間に余裕を持って行動することが大切です。
特に梱包をする際は、コードやホースなど付属品がセットになっているかどうか、破損を防ぐための緩衝材が十分に詰められているかどうか、しっかりと確認をおこないましょう。配送した結果、衝撃により乾燥機が壊れてしまっていたとなった場合は元も子もないので重要なポイントです。
▼メリット
・処分費用は無料で済む
・自分の好きな価格で乾燥機を販売できる
▼デメリット
・出品から配送までかなり労力がかかる
・配送料金に注意しなければいけない
・梱包に注意しなければいけない
⑥ 家族・友人・知人に譲る
家族や友人・知人に譲るという方法もあります。乾燥機は高価な家電であるため、無料で譲ってもらえるとなれば喜んで受け取ってくれる人も多いでしょう。
ただし、乾燥機のサイズと設置場所の広さには注意しましょう。部屋・建物ごとに設置できる広さが決まっています。せっかく譲ったのに置くことができずに返ってきたということがないように設置場所については事前に調べておいてもらいましょう。
また、乾燥機を自分で取り外し、運搬をする必要もあります。1人でおこなうのが難しいという場合は相手にも手伝ってもらうようお願いをしておくと安心です。
周囲に欲しいという人ががいない場合には、ジモティやSNSなどを使い受け取ってくれる人を探す方法もあります。
まだまだ使えるものであれば、処分をしてしまうよりも身近な人に使ってもらえた方が良いでしょう。欲しい人がいれば非常に喜ばれますし、手放すかたちとしては最も有意義です。
⑦ 不用品回収業者に処分してもらう
乾燥機を不用品回収業者に依頼して処分することも可能です。
不用品回収業者は対応がとても早く、最短即日で回収してもらえる場合があります。また、取り外しや屋内からの運び出しもしてもらえるので依頼側には手間がかかりません。
処分費用は業者により大きく異なります。乾燥機単体で回収に応じてくれる場合もありますが、ある程度の不用品をまとめて回収してもらったほうが費用がお得になるというケースが多いです。
引っ越しなどのタイミングで家電を買い直したいという時に、乾燥機も含めて不用品回収業者に回収を依頼すると余計な費用もかかることがないのでおすすめです。
注意点として、家電リサイクルの対象品を適切に処分してくれる会社を選ぶことが必要です。業者によっては違法な方法で処分をする悪質なところもあり、場合によっては業者だけでなく依頼側も罰則に科せられることもあります。
家電リサイクル法に対応しているかどうか、適切な処分方法と料金を提示してくれるかどうか、しっかりと確認をしておきましょう。
相談や見積もりだけであれば無料でおこなってくれる場合が多いので、複数社に見積もりを依頼して適切な業者かどうか比較することもおすすめです。
処分費用の比較やメリット・デメリット
乾燥機は家電リサイクル法の対象品目であるため、処分をするにはリサイクル料金を必ず負担しなければいけません。
処分方法によっては収集運搬費用や回収訪問費用など別途費用が発生するものもあります。しかし、逆に無料で乾燥機を手放す方法も存在します。
改めて乾燥機の処分にかかる費用を処分方法別で比較してみましょう。また、合わせてメリットやデメリットなど要点も確認してみてください。
処分方法 | 費用 | メリット | デメリット |
買い替え | リサイクル料金 収集運搬費用 | 購入と同時に処分できる 処分方法に悩まなくて良い | リサイクル費が掛かる 回収費用が掛かる |
販売店で処分 | リサイクル料金 収集運搬費用 ※+訪問回収費用 | 無料で処分できる場合あり 買い替えの必要がない | 対応していない場合あり 自力で運搬する必要あり 回収依頼は有料の場合あり リサイクル費が掛かる場合あり |
指定引取場所 で処分 | リサイクル費のみ | 処分費用を抑えられる 収集運搬費用が掛からない | 自力で取り外す必要あり 自力で運搬する必要あり |
リサイクル ショップ | 無料 | 処分費用が掛からない お金を得ることができる | 自力で運搬する必要あり 買取ができない場合あり |
フリマ オークション | 配送料のみ | 処分費用が掛からない 好きな価格で売れる | 出品/配送など手間が掛かる 送料が高い 完動品である必要があり |
譲る | 無料 | 処分費用が掛からない | 自力で取り外す必要あり 自力で運搬する必要あり |
不用品回収業者 | 4000円~ ※業者毎に異なる | 対応が早い 手間が掛からない 他の物も処分できる | 費用が高い 単品の回収は割高になる 悪徳業者に注意する必要あり |
自分で乾燥機を取り外す方法
乾燥機を処分する際、リサイクルショップに持っていったりフリマアプリやネットオークションで売る際には、自分で乾燥機を外す必要があります。
そこで、乾燥機の取り外し方について紹介します。取り外す方法は、ヒートポンプ式・ヒーター式乾燥機とガス式乾燥機で異なりますのでご注意ください。
ヒートポンプ式・ヒーター式乾燥機の場合
以下のような手順で取り外します。
ヒートポンプ式・ヒーター式乾燥機の取り外し方
1.電源を切り、電源コードを抜く
2.排水ホースを取り外す
3.本体に固定してあるビスを外す
4.スタンドから本体を取り外す
ドライバー、軍手、タオル等があればうまく外すことができます。タオルは排水ホースを取り外す際に、水が出てくることがあるので用意しておきます。
取り外しだけであれば1人でおおよそ30分程度で取り外せますが、乾燥機1台で25キロ程度の重さがあるため、運び出しをする際は2人以上で運んだ方が安心です。
ガス式乾燥機の場合
以下のような手順で取り外します。
ガス式乾燥機の取り外し方
1.電源を切り、電源コードを抜く
2.排水ホースやダクトを取り外す
3.本体を固定してあるビスを外す
4.スタンドから本体を取り外す
手順はヒートポンプ式乾燥機と似てはいますが、ガス式乾燥機を自力で取り外すことは推奨できません。ガス漏れの恐れがあるため大きな事故につながる危険性もあり、専門業者に任せたほうが安心です。
自力で取り外すことに抵抗がないという方は、ドライバー、軍手、タオル等を準備して作業をおこなってください。
乾燥機を売却する際の注意点
フリマアプリやネットオークション、リサイクルショップで乾燥機を売りたいと考えている方は、以下のことに注意をしてください。
確認ポイント・注意点
・正常に動くことが確認できている
・汚れや傷がない、もしくは少ない
・取扱説明書がある
・運搬方法がある
まず、乾燥機が壊れておらず正常に動くことは大前提となります。壊れているものは売ることができません。
壊れていないけれど購入した時よりも乾燥しにくかったり乾燥に時間がかかるといった劣化が見られる場合も売却には向いていません。売却は再利用してもらうことが目的となるので、次に使う人が不便なく使える乾燥機であることがベストと言えます。
傷や汚れ具合にも同様のことが言えます。中古品と言えどダメージが酷く汚いものは需要がありません。
運搬方法や取扱説明書の用意にも気をつかいましょう。自分で運搬をするのか、配送業者に任せるのかはかかる費用が大きく変わってくるため注意が必要です。取扱説明書は家電を利用する上でなくてはならない重要なものです。取扱説明書の有無で売却額が変わることもあるので、購入した時に自分には不要だからと捨てたりせず、綺麗に保管しておくことをおすすめします。
故障の原因と修理の方法
乾燥機が壊れたので処分を検討しているという方は、一度修理ができるかどうかチェックしてみることをおすすめします。自力で修理ができる程度の簡単な原因の場合もあるからです。
ここからは、故障を確認する方法と、自分で乾燥機を修理する方法について紹介していきます。
自己診断機能から故障の原因を探る
乾燥機に異常があった場合には、まずエラーコードをチェックしましょう。自己診断機能を活用し、エラーコードをチェックすることで、どのような原因で乾燥機が正常に動かなくなったのかが分かります。
一般的にエラーコードは液晶表示部分に表示されているので、取扱説明書やメーカーのホームページと照らし合わせて原因を探りましょう。
乾燥機の異常は小さなものから大きなものまで多様です。給水するための蛇口が開いていなかったりドアが閉まっていなかったりと自分の操作が不十分なもの、フィルターが詰まっていたりモーターが回転しなかったりと自己修理が可能であるもの、またはメーカーに修理を依頼しなければならないものまで幅広いので、エラーコードの確認はとても大切です。
フィルターが詰まっている場合
送風ファンが回っているが乾燥機の温度が上がらず、乾燥しないまたは乾き残りがあるという場合には、吸気フィルターや内部のフィルターが詰まっている可能性があります。このようにフィルターが目詰まりしている場合は、自分で修理をすることが可能です。
フィルターが詰まる原因は糸くずや綿、髪の毛、埃が溜まってしまっていることにあります。それらを取り除くことによって今までと変わらずに乾燥機を利用することができます。
乾燥機によっては糸くずフィルターや乾燥フィルター、吸気フィルター、排気フィルターなど専用のフィルターが付いており簡単に取り外しができる場合もあります。
取り外しができるフィルターは定期的に掃除をおこない、詰まりを未然に防ぐことが大切です。理想としては1回の乾燥終わりに1回掃除をすることが良いとされています。
モーターが回転しない場合
モーターが回転しないで乾燥機が止まってしまっている場合には、いくつの原因が考えられます。
まずはじめに疑っていただきたいのが洗濯物の入れすぎです。乾燥機には適切な量があります。その量を超えて衣類を詰め込んでしまうとモーターがうまく回りません。また、吸水性の高い布やタオルは非常に重たく、一度にまとめて乾燥機に入れることは推奨されません。洗濯物の量を減らしてから、もう一度乾燥機を起動してみてください。
そのほかに、モーターのファンの軸が固まってしまい回らないというケースもあります。この場合には、軸にグリスを塗れば回るようにはなりますが、一個人が簡単にできるものではありません。場合によっては、部品の交換が必要なレベルの可能性もあります。
洗濯物の量を減らしてもモーターが回らないという場合は、メーカーに修理の相談をすることをおすすめします。
排水できていない場合
乾燥機の中にある衣類の水分は、ヒーターの熱で熱せられ蒸発し、乾燥します。この蒸発した水分を空気で冷却して外部に排水しているのですが、この排水部分が詰まっているとうまく乾燥できなくなってしまいます。
排水口に異物が詰まっていないか、排水ホースが捻じれたり潰れたりしてしまっていないか確認をしましょう。排水口やホースが正常に戻れば乾燥機能も正常に動きます。
コントローラーやセンサーが故障している場合
乾燥機が途中で停止してしまったり、全く電源が入らなかったり、電源を入れてもすぐ切れるなどの症状が起きた場合、コントローラーやセンサーに不具合が起きていることが考えられます。
この場合には、自分で直すことができないので修理を依頼する必要があります。
まずは取扱説明書に記載のある改善方法を実践し、何をしても改善しないという場合はメーカーや修理業者に問い合わせをしてみましょう。
修理を依頼する場合の費用
乾燥機の修理にかかる費用は、平均的には1万円程度からとなっていますが、乾燥機の状態や部品の交換などによりさらに高額になる場合があります。
修理には主に以下の費用がかかります。
・出張費用
・修復作業料金
・部品を取り換える場合は部品代
しかし、保証期間内であれば無料で修理をしてくれる場合もあるので、修理の依頼を考えているという時は保証書の確認を事前におこなっておきましょう。
乾燥機自体の購入価格を考えると、修理して直すことができれば、ある程度の金額が掛かっても良いかもしれません。しかし、何度も修理が必要な場合には買い替えてしまった方が安くつく可能性が高いでしょう。
まとめ
今回は乾燥機の処分方法について紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか?
乾燥機は家電リサイクル法の対象品目であり、ゴミとして簡単に処分ができるものではありません。しかし、適切な処分方法さえ知っていれば悩むことなく処分ができます。乾燥機の状態やご自身の状況に応じて、最適な方法で処分してください。
乾燥機の処分に手間をかけたくないという方や、急いで処分をしたいという方は不用品回収業者への依頼がおすすめです。取り外しの手間もかからず、数十キロある乾燥機を運ぶ労力もかかりません。まだ壊れていない乾燥機であれば買取をしてもらえる可能性もあります。
特にガス式乾燥機の場合には取り外しに危険も伴うため、取り扱いに長けている不用品回収業者に任せた方が安全と言えます。
乾燥機の処分を考えている方は、ぜひ依頼を検討してみてください。
