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一斗缶の処分方法5選|無料回収や引き取りについて詳しく解説

「使わなくなった一斗缶を処分したい」
「納屋に一斗缶が眠りっぱなしになっている」
「一斗缶ってゴミとして捨てられるの?」

一斗缶は保存容器として何かと役に立つアイテムです。昔は業務用というイメージが定着していましたが、今では一般家庭でも多く利用されています。

お菓子が湿気で傷まないように入れておくために、防災グッズの長期保管のために、灯油をいれておくために、など使用用途は様々です。

そんな便利な一斗缶ですが、捨てなければいけない機会はやってきます。単純に見た目の問題で別のおしゃれな容器に変えたいと処分を検討することもあるでしょう。はたまた、蓋が歪んで閉まらなくなったため捨てるしかなくなったという場合もあるかもしれません。

簡易的な用途で用いる以外ではややデザイン性にも乏しいため、意図して好んで使い続けるという状況はあまりないかもしれません

そこで今回は、一斗缶の捨て方・処分方法について詳しく解説します。一斗缶の処分に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

この記事を読むと以下のことが分かります。

・一斗缶の正しい処分方法
・捨てる際の注意点
・費用相場やメリット・デメリット

一斗缶について

一斗缶とは「容器」の一種であり、食品、飲料、調味料、燃料などの貯蔵や輸送など、様々な用途に使用されています。約18リットルの容量が入るため「18リットル缶」とも呼ばれます。そのほか「五ガロン缶」「石油缶」とも呼ばれることがあります。

一般的に四角い筒に蓋が付いている形状をしています。これによって中身を密閉し、保護することがで可能です。特に醤油などの調味料の貯蔵によく用いられており、外部の空気や湿度から中身を守って品質を維持することに役立てられています。

また、灯油やガソリンなどの燃料の貯蔵にも利用されます。その頑丈な構造と密閉性は、危険物の取り扱いに適しているためです。

その多目的性と頑丈な設計から、国内外で広く利用されています。様々な業界で、商品の保管や運搬、緊急時の備えとして幅広い分野で役立っていものです。

確立された安全性

一斗缶は、食品など衛生面が重視されるものの保管に使用されたり、燃料など危険性のあるものの保存に利用されるため、その品質と安全性の確保は非常に重要です。そこで注目をされるのが「JIS規格」です。

一斗缶の製造方法や品質管理方法には、このJIS規格が存在しており、安全性に関する要件が多数定められています。したがって、一斗缶は食品や燃料を安全に保管するための対策がしっかりと取り入れられているということになります。

JIS規格とは?

JIS(Japanese Industrial Standards)規格は、日本国内で製品やサービスの品質、性能、安全性を確保するための基準を定めた国家規格です。どこか一部の地域ではなく、国全体で確保すべき技術として、あらゆるアイテムの規格が定められています。JIS規格に準ずる製品は品質が担保された安全性の高い製品ということになります。

缶素材の価値はどのくらい?

缶を収集するリサイクルサービスを利用するとお金を得られるものがあります。こういったサービスがあるように、缶に使われている素材にはそれなりの価値があります。

アルミ缶の場合には1kgあたり約130円(約60~70個)、スチール缶の場合には1kgあたり約10円(約40個)となってきます。それぞれの重さは、アルミ缶(1個約15g)、スチール缶(1個約25g)、一斗缶(1個約50g)となります。

一斗缶に使われている素材によっても異なりますが、一斗缶1つあたりを飲料缶と比べると2~3個分ほどの量になりそうです。そこから考えると、一斗缶1個あたり5円、20個分で100円ほどの価値はあるでしょう。

何ゴミに分別される?素材との関係性

一斗缶は「資源ゴミ」「缶ゴミ」に分別されることが一般的です。

素材が鉄やスチール、アルミニウムとなっており、これらは資源としてリサイクルが可能な素材です。したがって、一斗缶を資源ゴミとして回収し、再資源化してリサイクルに努めるといった動きが多く見られます。

比較的、缶ゴミとして扱われる傾向が多く、一斗缶を潰して板状にして排出するように求められることが見受けられます。

ただし、自治体によっては「不燃ゴミ」「粗大ゴミ」に分別されることもあるため、一斗缶をゴミとして捨てる際はまずお住いの自治体のゴミ分別ルールを確認しておくようにしましょう。

JIS規格に則った一斗缶のサイズは高さおおよそ35cmとなります。そのため、粗大ゴミの規定に含まれるか否かが自治体によっても異なってきます

製品ジャンル・材質などにより扱いが様々となります。「缶ゴミ」「不燃ゴミ」「資源ゴミ」「粗大ゴミ」と自治体の設ける基準にもよります。処分を進める際は一斗缶が何ゴミとなるのかを直接調べることが有効です。

気を付けておきたいポイント

一斗缶をゴミとして処分する場合、中身は必ず空にした状態で捨てましょう

先述の通り一斗缶はリサイクルされることが一般的です。しかし、中身が残った状態ではリサイクルができません。その場合、ゴミとして廃棄されてしまうこととなります。

ゴミの削減は地球環境を守るためにも大切なことです。「中身を空にして捨てる」ただこれだけの行為で環境保全や資源保守に貢献できるため、面倒くさがらずに中に入っている物を全て抜き取り、完全に空になった状態でゴミ出しをするように心がけましょう。

自治体によっては、燃料用や塗料用の容器として使用されていた一斗缶の扱いは異なります。場合によっては、資源ゴミとしては回収ができない場合があります。

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一斗缶の処分方法5選

ここからは一斗缶の処分方法をご紹介させていただきます。

① 普通ゴミとして処分する
② 粗大ゴミとして処分する
③ リサイクルを依頼する
④ 専門業者に買い取ってもらう
⑤ 不用品回収を利用して処分する

捨て方ごとに掛かる費用も、手間も、時間も変わってきます。ご自身にとってどれが1番メリットがあるのか、都合が良いのか考えながら確認をしてみてください。

① 普通ゴミとして処分する

一斗缶は自治体の回収する普通ゴミとして捨てることが可能です。普段のゴミ出しと変わらない要領で処分ができるため手軽な方法となっています。

分別方法としては「資源ゴミ」「缶ゴミ」「不燃ゴミ」に分類されることが一般的です。一部自治体を例として確認してみましょう。

自治体分別方法
東京都世田谷区資源
(塗料用は不燃ゴミ)
東京都三鷹市不燃ゴミ
東京都西東京市資源ゴミ(金属ゴミ)
※ペンキ缶は金属ゴミの収集不可
千葉県柏市資源品
埼玉県越谷市
神奈川県川崎市空き缶
(食品用以外は粗大ゴミ)

ゴミ出しをする際、中身は必ず入っていない状態にしておきましょう。中身が入っていると回収されずに残されてしまう可能性があります

また、一斗缶の使用用途によっても分別が異なる場合があります。食品用の一斗缶は洗うことで衛生的な状態を保つことができ、リサイクルに向いているとして資源ゴミや缶として回収がなされます。

しかし、燃料用塗料用は中に入っていたものが危険性の高いものの可能性があるため、リサイクルには不向きとして不燃ゴミなどで回収がなされるケースがあります。

お住いの自治体独自のルールが設けられている可能性があるため、一斗缶を普通ゴミとして捨てる際は必ず自治体のルールを確認してから処分しましょう。

② 粗大ゴミとして処分する

自治体によっては、一斗缶を普通ゴミとしてではなく「粗大ゴミ」として捨てるよう定めている場合もあります。こちらは自治体の方針によって異なるため、自分の地域ではどちらに分別されるのか必ず確認をしておきましょう。

以下は、粗大ゴミとして分別がなされている自治体の一例です。

自治体注意点
東京都府中市40cm未満の場合は缶ゴミに排出可
埼玉県川口市40cm未満の場合は金属ゴミに排出可
神奈川県横浜市中身は使い切ること
茨城県茨木市食品用は缶ゴミとして排出可

割合としては、普通ゴミとして捨てても良いとしている自治体の方が多いようです。

一般的に粗大ゴミといえば大きさが30cm以上のゴミとして定められています。一方、一斗缶はJIS規格により高さ349.0±2.0mmで製造するよう決められているため、粗大ゴミの規定を超えるのでは?という考えにもなりますが、やはり「リサイクルできる製品であること」がポイントとなってきます。

リサイクルできるものをゴミとして廃棄してしまうと人にも地球環境にも優しくありません。各自治体がゴミ削減や資源再活用に努めるべく、一斗缶については粗大ゴミの規定サイズを超えるものであっても普通ゴミとして出しても良いと決めていることが伺えます。

③ リサイクルを依頼する

先ほど自治体側でリサイクルに努めてくれるとご紹介しましたが、自身でも一斗缶をリサイクルすることが可能です。

「全国18リットル缶工業組合連合会」「一般社団法人日本鉄リサイクル工業会」が共同で一斗缶のリサイクル回収を請け負っています。こちらは自治体や事業所などが利用をする法人リサイクル受付も行っていますが、一斗缶の最終利用者である一個人の申し込みも受け付けています。

そのリサイクル率は90%を超えるものであり、日本の資源を支える重要な役割を担っていることが分かります。

ただし、申し込み後は回収方法や回収条件などの打ち合わせがあり、正式に回収されるまでに手間と時間が掛かります。そのことを考慮すると、結局は自治体側に回収してもらい、リサイクル作業をお任せする方が負担も少なく手軽だといえるでしょう。

しかしながら、この処分方法を選択せずとも、一斗缶はリサイクルが可能であること、一個人でもリサイクルに努める方法があることは覚えておいて損はありません。

④ 専門業者に買い取ってもらう

一斗缶は資源として再利用ができる貴重な製品です。すなわち、鉄やスチールなどの金属の買取を行っている業者に依頼をすることで買い取ってもらえるということになります。

買取を行っているのは以下のような事業を行っている業者です。

一斗缶を買い取ってもらえる業者

・製缶所
・製鋼化加工所
・鉄スクラップ卸売業者
・鉄鋼資材販売業者 など

買取を依頼する際は、まずインターネットで業者を探し、業者宛てに問い合わせをしましょう。近場に工場があるからと連絡をせずに持っていくと断られてしまう可能性があります。

また、問い合わせの際は、「事前準備」「買取方法」「買取日時」についてしっかりと打ち合わせをしておきましょう。

業者によっては一斗缶の中身を綺麗に洗浄していなければ買い取り不可としている場合があります洗浄などの事前準備が必要かどうかは早めに聞いておくと安心です。

買取方法については、自ら業者の側に持っていくのか、業者側が自宅まで回収しにきてくれるのか、どちらかになります。回収に来てくれるのであれば気軽ですが、持ち込みの場合は車両の準備なども必要となってくるため注意してください。

昨今では金属素材の不足が大きな問題となっています。一斗缶のようなものでも一度にたくさんの処分が必要な状況であれば十分に買い取り対象として扱われると考えられます。また、意外に値段も付くため売却も馬鹿にはできないかもしれません。

⑤ 不用品回収を利用して処分する

不用品回収業者とは、家庭で使わなくなった家具や家電、不用品、ゴミなどをまとめて回収してくれる業者です。一斗缶の回収をお願いすることで手間なく処分することができるでしょう。

大量に一斗缶があって処分に手間取っている、一斗缶以外にも捨てたい物がある、そんな時に利用をすると便利です。もちろん、その他の不用品についても回収してもらえます。

回収日時は依頼側の都合に合わせてくれることが多く、業者によっては申し込み当日に即座に回収をしてくれることもあるため、処分スピードとしては1番速い方法となるでしょう

ただし有料での回収となるため、まずは回収にいくら費用が掛かるのか見積もりをとって確認をしておくと良いでしょう。料金は4,000~10,000円が相場となってくるため、一斗缶1つだけの回収では割に合いません

断捨離をする勢いで、ついでに他の不用品も回収してもらうと、コストパフォーマンス的にも満足のいく処分となるでしょう。

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処分費用の相場・メリット・デメリット

ここまで、一斗缶の処分方法についてご紹介しましたが、改めて費用やメリット・デメリットを比較してみましょう。

処分費用の相場

処分方法費用相場
普通ゴミ無料
粗大ゴミ300~1,000円程度
リサイクル※要確認
買い取り無料
不用品回収4,000円~

メリット・デメリット

処分方法メリットデメリット
普通ゴミ・手軽に処分できる
・回収日が多め
・分別方法の確認が必要
・中身を空にする必要がある
粗大ゴミ・行政サービスなため安心
・安価で捨てられる
・用途により普通ゴミでの排出も可
・申し込みが必要
リサイクル・環境保全に貢献できる
・資源活用に貢献できる
・手間と時間が掛かる
買い取り・お金に換えることができる・業者を探す必要がある
・回収条件がある
不用品回収・手間が掛からない
・処分スピードが速い
・費用が掛かる

比較をしてみると、費用が掛からない方法を選ぶか手間や時間が掛からない方法を選ぶか、といった選択が必要であることが分かります。

一斗缶1つだけを捨てたいのであれば自治体の回収するゴミとして捨てる方法が手軽でしょう。少しでも経済的負担を軽くしたい場合は買取を検討してみてください。

大量の一斗缶をまとめて捨てたい場合や、急いで一斗缶を処分したい場合は不用品回収を利用することをおすすめします。

一斗缶はリメイクできる!

一斗缶を捨ててしまわずとも、自分で再利用をするという方法もあります。リメイクも一種のリサイクルであり、ゴミ削減に貢献できる素晴らしい方法です。

ポイントは頑丈な作りであることと、安定性のある形状であることです。

天板を外して収納ボックスやゴミ箱としてリメイクしたり、上下を逆さまにして椅子やサイドテーブル、テーブルの脚として利用をするといったことも可能です。そのままの見た目では無骨だと感じる場合は、塗料を使い自分好みの色や柄を施すことも可能です。

リメイクをする際は、食品や調味料を入れていた一斗缶は汚れや匂いが付着している可能性がありますので事前に綺麗に洗浄をしておきましょう。

燃料や塗料を入れていた一斗缶であれば、匂いについてはより強烈なものでしょう。洗浄せずに匂いが付着したまま使用をし続けていると健康面に悪影響を及ぼす可能性もあるため、汚れがなく、匂いも全く感じなくなるまで洗浄をすることが理想的です。

一斗缶のつぶし方

一斗缶をゴミとして捨てる際に、自治体によっては「できるだけ潰してください」と指示が出ていることがあります。

一斗缶を潰す作業は一般の家庭でも可能です。工具は必要となりますが、今後潰す作業が必要となった時のために、ぜひ確認をしておいてください。

手順

まず初めに、つぶす際には皮スキ・トンカチなどの工具が必要になります。手袋などを使用し、怪我をしないように注意して作業してください。

また、中に液体が残っているという場合があるかもしれません。作業するときは、周囲に飛び散ることもあるため、汚れても良い洋服を上下で用意したり、庭や倉庫など屋外や汚れても大丈夫な場所で行うことをおすすめします。

初めて行う場合は時間が掛かってしまいますが、コツをつかむと早く行うことができます。

しかし、体力が必要な作業となるため、大量の一斗缶を処分しなければいけない場合や力仕事が苦手な方、時間を掛けたくないという方は別の処分方法を検討することをおすすめします。

手順方法
1一斗缶の注ぎ口がついた上面の3辺に皮スキなどで切り込みを入れて開けます。開けたらフタを内側に折り込んでいきましょう。
※皮スキとは、皮革を薄く削る道具のことをいい、ホームセンターなどで500円前後で購入することができます。
2一斗缶をひっくり返して、上面になった部分を斜めに切り込みを入れていきます。
3斜めの切り込みを入れた面をトンカチなどで軽く叩くと、一斗缶がへこんでいきます。
4へこんだら横向きに倒し、板状になるまで足で踏み潰していきましょう。
5さらに半分に折り畳み、再び足で潰せば完了となります。

一斗缶を処分するなら『お助けうさぎ』にお任せください。

今回は、一斗缶の処分方法についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

一斗缶は一般ゴミとして捨てることもで処分の種類も様々です。自分にあった方法を選ぶことは大切ですが、持って捨てにいく手間や時間を考えると面倒に思うこともあるのではないでしょうか。

その際におすすめしたいのが、手間をかけずに今すぐ安全に処分できる不用品回収業者の利用となっています。一斗缶の他に不用品がある場合には、まとめて処分することでコストパフォーマンスが良くなるので、一度検討してみてはどうでしょうか。

お助けうさぎは東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城を中心に不用品回収サービスをおこなっている会社です。一斗缶の回収や処分も承っております。他にも、粗大ゴミ回収・ゴミ屋敷清掃・遺品整理などあらゆるニーズにお応えいたします。

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1994年生まれ。不用品回収歴は5年で、これまでに30,000件以上の不用品回収・ゴミ屋敷の片付けを担当してきました。 チームで協力して迅速かつ丁寧な作業を心掛け、お客様に見積もりの説明を行う際には、分かりやすさに重点をおいて説明をさせて頂いています。 また、お助けうさぎのYoutubeチャンネルで撮影も行っていますので「お助けうさぎYoutube」で検索してみてください。

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