灯油の捨て方5選|無料回収や引き取りについて詳しく解説
不用品別の処分方法「ハードディスクは何ゴミで捨てたら良いの?」
「余ったハードディスクはどうやって処分するのが適切?」
「ハードディスクは取り外して捨てるべき?」
パソコンなどの調子がおかしくなった場合、ハードディスクの故障や劣化が原因の場合があります。
その場合、パソコンを買い替えたり、ハードディスクやSSDの交換を行なったりする対処方法が考えられますが、壊れているハードディスクや余った残ってしまったハードディスクの処分・廃棄にお困りの方は多いことでしょう。
ハードディスクは、主にPCで様々な作業を行った履歴や個人情報が残されているものでもあるため、簡単に捨てることもできないイメージが強く、処分に躊躇してしまう方も多いでしょう。
今回は、ハードディスクを無料で処分する方法や、ハードディスクのデータ削除の方法などのお話をしていきます。
※当記事では、ハードディスクやSDDについて説明をしますが、どちらも『ハードディスク』として表記を致します。
この記事を読むと以下のことが分かります。
・ハードディスクの扱いと再認識
・取り外しなどの対処が必要になること
・処分の際の注意事項
ハードディスクとは?
ハードディスクは、主にPC機器に備え付けられているデータを保存する記憶装置のことです。
現在ではPCに限らず、レコーダーやビデオカメラ、スマートフォンなど様々な機器に搭載されています。
ハードディスクというと古臭いイメージもありますが、基本的にデータを記録する装置としては『ハードディスク(HDD)』『SSD』『SDカード』などがあり、どれも目的や働きは同じです。造りや形が異なっているだけで処分の際の扱いは同じになります。
※当記事では、どちらも『ハードディスク』として表記をして扱っていきます。
使用期限はどのくらい?
ハードディスクに関しては、際限なくいつまでも使用することはできません。
基本的に使用頻度が重要となり、故障や劣化を招くため、そこまで使用頻度が高くない状態であれば、購入時と同様の使用感で使い続けることが可能です。
使用頻度や限度に明確な基準はありませんが、情報の書き込みや書き換えを繰り返し行っていくことで、寿命を迎えることになり使用できなくなくなります。
素材や材質について
ハードディスクについては、「磁気ディスク」「磁気ヘッド」「ディスク回転用のモーター」「アクチュエータ」と、書き込みを行うための部品が組み込まれています。
まさに電子機器というようなパーツになるため、ゴミとして分解をする場合には労力も大変になるでしょう。
それぞれ大きさも異なり、HDDに関しては「3.5インチ」と「2.5インチ」の2種類が存在しています。SSDに関しては「2.5インチ」のものが多いでしょう。それ以外は、SDカードのような薄型基盤がほとんどです。
そのため、大きなものでも15cm×10cm程度のものが最大になってきます。
その他、SSDやSDカード、記憶装置が内蔵されているような新しい類のものの場合、主に基盤と半導体で構成されています。半導体が半田付けされているものであるため、中身の基盤自体が根本的な処分対象と考えてしまって良いでしょう。
取り外しについて
デスクトップPCに設置されているハードディスクについては、基本的にパソコン本体の内部をいじることができれば、比較的容易に取り外すことができます。
ノートPCの場合も、HDDやSDDにアクセスしやすい構造であれば、裏蓋を開けることができれば、簡単に取り外せる場合が多いです。
ゲーム機やレコーダー等も、差し替えや交換が簡単にできる構造となっていれば、ネジ一本で設置場所の蓋を開けられる場合がほとんどです。
取り外しができないものは?
裏蓋を開けることが困難なノートPCや一体型のデスクトップPCの場合、構造が緻密で容易に取り外すことができず、無理に取り外そうとした場合には故障に繋がる原因にもなりかねません。
このような場合には、取り外しと新たなHDDの再設置のためだけに専門業者に依頼をしてしまうというのも有効でしょう。
また、HDDがあると思っていたものの基盤と記憶装置(半導体)が一体となってしまっているものもあります。PCやビデオカメラなどの場合、HDDを外したり交換することはできない場合も多いです。
この場合、HDD内の情報を適切に処理したい場合には、対象品を破砕などをすることが最も安全な対応方法にもなってきます。
取り扱い時の注意
ハードディスクを処分したい場合、主に2つのパターンが考えられます。
・壊れてしまっている場合
・不要なHDDが出た場合
壊れてしまって起動しないハードディスクについては、故障や寿命の影響でそもそもデータを読み込むことが難しいでしょう。交換をした場合には、まだ使える状態でもあるため、その後のデータの取り扱いに注意が必要です。
どちらにも言えることとして「個人情報の取扱い」に注意する必要があります。壊れていて使用できない状態でも、データが存在しているとすれば、最終的に処分をする際には厳重な対処が必要になってきます。
なぜ処分に慎重になる必要があるのか?
先述のとおり、ハードディスクに関しては個人情報が含まれる場合が考えられます。そのため、情報の漏洩等が起きないように気に留めながら処分を進めて行く必要があります。
特に、一般的に使用している状況から表面上のデータだけを消去しただけでは不十分となり、根本的に徹底した対応が必要となる可能性が高いためです。
これらの対処に必要な対応は以下となります。
・専門の業者に依頼してデータを削除してもらう。
・物理的に破砕して使用できなくする。
ここまでする必要があるのかと思われがちですが、それだけ重要なことであることを覚えておきましょう。
情報漏洩によるリスク
個人情報が記載されている書類等はもちろんのこと、ウェブ閲覧履歴から使用したカード情報や、各種ログインパスワードなど、他者に渡ると非常に危険な情報が眠っている場合がほとんどです。
一般的に素人が対処できるレベルの初期化対応だけでは問題の解決にはならない場合もあり、しっかりと考えてハードディスクを処分する必要があり、非常に注意が必要となります。
大丈夫だろうと過信せずに確実な対応をすることで安心して処分を進めることができるでしょう。
ハードディスクのおすすめの処分方法8選
ハードディスクの処分は、自治体の制度を活用した無料の処分方法や、有料で処分する方法、買取やオークション等で譲渡するなどの様々な方法があります。
ハードディスクに関しては、「捨てる」というよりも「処分する」という意識を持って対応した方が良いでしょう。
① 自治体の不燃ゴミで処分する
ハードディスクは、プラスチックやアルミニウム、ガラス、セラミックなどの素材でできているため、一般的なゴミの分別では「不燃ゴミ」に分類されます。
金属の多い素材でできている場合は「資源ゴミ」になる場合もあるので、各自治体のルールを確認する必要があるでしょう。
特段面倒な方法ではなく普段のゴミ取集の日に、近くの指定されたゴミ回収所へ持っていけば済みむため、費用などは掛からず無料で手軽に処分できる方法といえます。
不燃ゴミで出せるのは30cm未満のものとなります。ハードディスク単体であれば、30cm以上のものには該当しないため粗大ゴミの扱いは受けないでしょう。
ただし、データの消去については別途対応をしなければならないでしょう。
② 自治体の回収BOXに出す
自治体の中には「使用済み小型家電回収BOX」を設置している場合があり、ハードディスクは回収対象品目に該当します。
役所や公民館などに設置されている場合が多く、自治体に住所を置いている人は誰でも無料で利用できます。
注意が必要な点として、データを削除までしてくれる自治体と、自分でしなければならない自治体に分かれるところです。お住まいの自治体に確認し、自らデータの削除の対応をすべきか否かを判断しましょう。
しかし、大概の場合は回収をしてくれるだけでデータの消去はしてもらえないため、自ら削除の対応が必要となることがほとんどです。ほとんどの場合、データ消去済み状態での投入を求められるでしょう。
また、回収BOXは投入口が終始開いた状態で設置されているため、そもそも盗難の恐れもあるのでそこも頭に入れておく必要があります。データが削除されていないハードディスクが盗難されると情報漏洩の危険があるので、自身で削除することをおすすめします。
③ パソコンショップに処分を依頼する
ハードディスクの処分の場合、パソコンショップなどの専門業者のサービスを利用できる場合があります。
同じように処分の悩みを抱える利用者が多い傾向にあり、処分のサービスが設けられていることが多いです。サービス内容によっては、送付で対応してもらえる場合があります。
パソコンショップの場合、処分の方法については破砕がほとんどでしょう。専門的な販売業者ともなるため、情報漏洩のリスクなどを考えた場合、確実性の高い対処を選択されていると考えられます。
パソコンショップのような専門業者は個人情報の取り扱いにも最新の注意を行っているはずです。そのため、信頼できる業者の場合は、ハードディスクの買い取りを行っていることはあまりないでしょう。
※参考 ドスパラ:https://www.dospara.co.jp/5info/cts_hdd_destruction_service.html
④ 専門のリサイクルサービスを利用する
PC製品のリサイクルを目的としたサービスを提供しているメーカーや専門企業に、ハードディスクを回収してもらうことが可能です。
主に資源の再活用を目的とした回収事業となりますので、基本的に処分の費用は掛からず無料で回収をしてもらうことが可能です。
情報等の取り扱いも厳しくルールが定められており、最も活用し甲斐がある処分方法といえるでしょう。しかし、製品を回収してもらうための手続きややり取りの手間は多少掛かってしまいます。
詳しくは、「ハードディスクを無料で処分する方法」項にて解説を致します。
⑤ フリマやオークションで処分する
ハードディスクは、ネットでの売買が多くやり取りされています。そのため、フリマやオークションで自分自身で売りに出すことも可能です。
出品や梱包の対応に手間が掛かりますが、後述するリサイクルショップ同様に比較的良い値段で売れるメリットがあるでしょう。
しかし、こちらの処分で推奨されるものは『購入したが使用をしていないもの』といった類のものである場合が無難です。
もちろん、使用済みのハードディスクも売買することはできますが、余程データの消去に自信があるか、何かしらの情報流失が起こってしまっても問題ないような場合を除き、決して推奨はできません。
知識のない状態では「一番選択してはいけない処分方法」と言えるでしょう。
⑥ リサイクルショップで買い取ってもらう
フリマやオークション同様に、リサイクルショップに買い取ってもらい売却してもらう方法となります。
ハードディスクは内容量に応じて需要が高く人気もあります。中古でも新品でも使用する上では特段品質に差がでないため、中古品を購入される方も非常に多いです。
しかし、買い取ってもらった後に店頭で販売する場合に、データを消去してくれている可能性は低いため、根本的には自分で消去した状態のものを持ち込み売却する必要があるでしょう。
使用済みのハードディスク等を分かりやすくお金に変える手段としては一番有効です。しかし、売りやすい分、買い取り価格は安くなる傾向があるため、そこまで高い値段で売れることは期待しにくいです。
逆に、どんなに状態の悪いものであっても使用できるものであれば、ものすごく安い買取金額になったとしてもお金に変えられるメリットはあるでしょう。
特にPC関連の商品を売却する場合におすすめとなるお店はハードオフです。どんなものでも大概は無料以上で引き取ってもらえますので、とにかく処分をしたい場合にはおすすめのお店といえるでしょう。
※おすすめのリサイクルショップ ハードオフ:https://www.hardoff.co.jp/
⑦ 販売店の回収サービスを利用する
こちらは有料となりますが、PC関係商品を扱う販売店(家電量販店等)によってはハードディスクの回収サービスを行なっているところがあります。
料金は1つにつき500~1,000円ほどです。こちらの場合、通常は回収後に再資源化のために再活用されます。
データ削除も行なっているところもありますので、そちらについては事前に確認をしておくと良いでしょう。
繰り返しになりますが、やはり事前のデータ消去対応は可能な限り実施しておいた方が無難でしょう。
⑧ 不用品回収業者に依頼する
他の処分方法と比べて若干多めに費用がかかりますが、非常に楽な処分方法です。
家具や家電など他にも処分するものがある場合などに、まとめて処分を進めることができます。引っ越しに合わせて多くのものを処分したり、断捨離で不要なものが多数でてきた場合にも良いでしょう。
電話一本で回収してもらえ、当日の回収も可能な場合があるため利便性が非常に高いです。
しかし、業者選定には注意しなければなりません。高額な処分費用を請求したり、回収品を不法投棄されるケースなどあるので、業者選定は慎重に行なわなければなりません。
業者を選ぶ際には、「廃棄物収集運搬許可証」を取得しているかどうかや、数社から見積って納得のいく料金で回収してもらえる業者であるかなど、しっかりと比較して検討すると良いでしょう。
ハードディスクを無料で処分する方法
自治体での処分以外にも無料で処分する方法がいくつか存在しています。
リサイクルを目的とした無料での回収サービスが、メーカーや専門企業から提供されています。
パソコンリユース企業
無料でデータの消去とリサイクルが同時に行なえます。
パソコンのリユース企業は、回収したパソコンを分解し、各パーツを販売、パソコンの再利用、リサイクルをおこないます。
パソコンも同時に処分でき、パソコンリユース企業に送る、もしくは持ち込めば処分してもらえます。
データ削除のための高性能な機器を所有している企業がありますので、データ削除については問い合わせてみて確認できると良いでしょう。
パソコンのメーカー処分
日本の法律ではパソコンメーカーが自社製造されたパソコンは、無料で回収する義務を課しています。
製造メーカーにパソコンの廃棄を依頼すれば、パソコン内のハードディスクも同時に無料で処分されることになります。
そして、廃棄されたパソコンは厳格に扱う義務もあり、ハードディスク内のデータの情報漏洩を防止する形での処分を行ないます。
ただ、無料で処分してもらえるのは2001年以降に製造されたパソコンで、それ以前の製造のものは有料となること、そして、自社製造かつPCリサイクルマークが付されたパソコンのみが無料です。
「中古で購入されたもの」や「PCリサイクルマークのないパソコンのハードディスク」は、有料となるので注意が必要です。
メーカー処分の手順は以下のとおりです。
処分の手順
・処分するハードディスク、パソコンを梱包する
・着払いで郵送する
・メーカーがデータ削除から処分までおこなう
ハードディスクの処分に関するお役立ち情報
ここまでで、ハードディスクの処分方法やデータの削除方法をお伝えしていきました。
次に、処分に関して知っておいた方が良いこと・ポイントを以下に挙げますので、ぜひ確認をしてみてください。
処分前の注意点
ハードディスクを処分する前に必ず考えておかなければならないのは、データを削除することです。データを残した場合のリスクをあげてみました。
▼個人情報の漏洩
個人で使用していると、自身や家族の情報が多く存在します。年齢、住所や誕生日、資産や写真など、その他、親戚や友人の氏名、住所、電話番号やメールアドレス等、挙げればキリがないほどの情報があります。そのような情報が漏洩してしまう可能性があります。
▼機密情報の漏洩
業務で使用している場合は、なおさら注意が必要です。他社や外部に漏れてはいけない社外秘の情報や、顧客の氏名・生年月日・電話番号・資産状況・クレジットカードの情報等、多くの情報がパソコンに保存されている場合があります。
企業の情報漏洩の約2割はハードディスク等の記録媒体によるものといわれています。情報が漏洩すると、お客様のみならず、社会への信頼が失われかねません。
▼保存されているデータが悪用される
漏洩してしまった情報は悪用される危険があります。クレジットカードの情報を利用して悪用する場合や、アカウントのID・パスワードなどを利用されることもあります。そして、ハードディスク自体を転売されるリスクもあります。
処分する場合の目安
ハードディスクは消耗品です。データの書き込みを繰り返し使用し続けるほど消耗してしまうものです。寿命は使用頻度に依存する傾向があるため、購入して何年経過したら処分時期になるとは一概に判断できません。一般的な使用感としては4~10年ほどといわれています。
そのため、使用をしていると突発的に故障等の前兆が起きる場合があります。そのような現象が起きてきたら、処分を考える時期も近いのかもしれません。以下がその例です。
▼パソコンの動作が遅くなってくる
ハードディスクにはパソコンを起動するためのプログラムが書き込まれています。そのため、何かしらの影響が出ると、動作や挙動に若干の違和感を感じる場面があるかもしれません。一番寿命を感じられる症状といっていいでしょう。
特に、パソコンの起動やソフトの起動に相当の時間を要する場合は、ハードディスクが消耗しており動作が悪くなってる状態でしょう。
▼エラーが出る、データが破損する
エラーが頻繁に起きたり、作成したデータが破損し、保存したはずが開かなくなったりするなどの症状がでたら、ハードディスクの劣化が考えられます。最悪の場合、PC自体が起動しなくなってしまうことも考えられます。
データの破損等は、仕事で使用している場合などには支障をきたす恐れがあるので、早めにパソコンを買いかえたり、データのバックアップしておく必要があります。
▼物理的な破損
水やコーヒーを溢してしまったり、床に落として衝撃が加わってしまうなどの理由でPCが起動しなくなる場合があります。ただし、ハードディスク自体は問題がない場合があるので、購入したお店やパソコンメーカーに問い合わせて問題を解決する必要があるでしょう。
▼異臭や異音がする
焼け焦げた匂いがする場合や違和感のある音がした場合、機器が消耗による根本的な故障に繋がる可能性があります。まずは、パソコンの電源を抜きバッテリーなどを外し一度使用を中断しましょう。再起動後、同じ症状がでるようなら、修理が必要であったり処分を検討する必要があります。
ハードディスクを取り外す方法
ハードディスク内のデータを削除するために、ハードディスクを物理的に破壊するためには、パソコンからハードディスクを取り外さなければなりません。しかし、パソコンによっても取り外し方は異なります。
下記は一般的なPC製品での取り外し例となります。ハードディスクへのアクセスが困難であったり、画面と一体型となっている場合には取り外せない場合もあります。
【ノートパソコンの場合】
・電源を切ってコンセントを抜く
・接続しているプリンターなどの周辺機器を全て外す
・パソコン本体を裏返しにする
・バッテリーを外す
・ドライバーを使用し、パソコン裏面のカバーを外す
・ハードディスクを固定しているマウンタのねじを外す
・ハードディスクを取り外す
【デスクトップ型パソコンの場合】
・電源を切ってコンセントを抜く
・接続しているプリンターなどの周辺機器を全て外す
・マザーボードが上向きになるように本体を寝かせる
・本体のケースを開ける
・ハードディスクを固定しているマウンタのねじを外す
・ハードディスクに繋がっている配線を外す
・ハードディスクを取り外す
【外付けハードディスクの場合】
・USBアイコンをクリックする
・「〇〇(ハードディスク名)の取り出し」をクリック
・「ハードウェアの取り外し」という表示が確認できたら、パソコンから取り外す
・外付けハードウェアのカバーを外す
・ハードディスクを固定しているマウンタのねじを外す
・ハードディスクを取り出す
全ての手順に言えることとしては、「しっかりと電源を抜いてバッテリーを外してから作業を進める」ということになります。漏電等の危険がありますので注意しましょう。
ハードディスクを処分する際の注意点
ハードディスクを処分する前に必ず行っておく必要があるのが、ハードディスク内の保存されているデータを削除する必要があることです。
さまざまなデータや個人情報などが多く含まれている場合、漏洩してしまうと犯罪などに使用される危険があるからです。
ここで注意しなければならないことは、『データの削除』がどのような方法であるか、確実性・安全性があるかを認識しておく必要があります。そのため、間違った認識のまま「削除は完了」と安心してはいけません。
なぜデータの削除を確実に行う必要があるのか?
ハードディスクやSSD、SDカードに関わらず、データは一度書き込むと基本的にはある程度は情報が残り続けるものとなります。
データを削除すると一見消えたように感じられますが、データが蓄積している領域へのアクセス経路が断たれているだけとなり、データ自体は記憶領域に残されています。
表面上は古いデータへのアクセスができない状態となり利用はできず、データ容量も空きが出来ているように扱われます。その後、他のデータが書き込まれることで、古いデータがあった領域が上書きされ新しいデータの領域として活用されるのです。
上記の様な理由から、単純に削除の作業をしただけでは、実際はデータは消せていないものとなっています。
データ消去よりも破砕を優先しよう
データ消去を依頼する場合、目につく場所で短時間に作業を行うことは難しいものです。そのため、一時的に第三者へ依頼品を渡さなければいけない状況が生まれやすいものです。
依頼をするわけなので当然の状況ともいえますが、実はこういった状況が非常に怖いものであもあります。
データ消去をするために第三者に渡す場合には、必ず事前に自力で何かしらの消去対応を実施しておく等の備えをしておく必要があるでしょう。また、依頼先業者等を完全に信頼しきらないことも重要です。
そのため、最終的には必ず確実性のある破砕対応をするように心がけることが大切です。
ハードディスク内のデータを削除する方法
単にデータを削除するといっても、パソコン内にあるゴミ箱に移動されることで消えるわけではありません。そして、パソコンを処分する前にハードディスクをフォーマットしたり、初期化してから処分することも頭に浮かびますが、これだけでも不十分です。
このような単純なデータ削除対応のままでは、復元ソフトを使えば簡単にデータ復旧は可能なのです。
データを削除するには以下のような方法で、確実に削除する必要があります。
ソフトウェアを利用して削除する
ハードディスクに入っているデータは、ソフトウェアを使うことで削除が可能です。
ランダムな文字列のデータでハードディスク内を大量に上書きすることにより、既存の情報を新たなデータに置き換えて見れなくします。つまり、特に意味のない情報で一度書き変えてしまうこととなります。
データの削除の対応としては一般的な方法となるため、有効性が高いものとなります。
ネット上には、ハードディスクを削除する多くのソフトが存在し、無料のものも多くあります。もちろん有料のものもあるので確認が必要です。
ハードディスク内蔵のパソコンを第三者に譲渡することがあれば、この方法がおすすめです。
ソフトウェアでの削除の手順は以下のとおりです。
ソフトウェアでの削除手順
・ソフトウェアをダウンロードする
・ソフトウェアの手順に従い、削除を開始
・削除が終了する数時間待つ
・削除が完了する
ハードディスク削除のソフトウェアの主なものは以下のものです
・WipeDisk(無料)
・FileShredder(無料)
・ターミネータ10plus(有料)
磁気でデータを削除する
ハードディスクにデータを記録するのは、ディスク上の磁気が元になっています。
専用の機材でハードディスクに別の磁気を当てることにより、記憶されている情報を飛ばすことでデータの削除ができるものです。
ただ、個人で行う場合には磁気が足りず完全に削除されないことがあるので、サービスを提供している専門の業者に依頼するのがおすすめです。
自力でデータ削除の対処を行った後に、更にこの方法で削除の依頼をするというもの良いでしょう。
物理的に破壊する
物理的に破壊することによりデータを削除することができます。正確には、ハードディスク等を使用できない状態へ破砕・廃棄することで、安全性を確保する方法となります。
しかし、ハードディスクを折り曲げたり、穴を開けるなどでは完全に削除したことにはなりません。例えば、ドリルで穴を開けたとしても、穴を開けた部分の箇所が破損するだけで、故障を直せる場合もあるかもしれません。
ハンマーなどを使用し原型が無くなるまで破壊することが確実です。さらにはハードディスク破壊機などを使用するなどして細かい状態にするのも有効でしょう。
他に、水に浸すといった方法もあります。長時間ハードディスクを水没されることにより中のデータが読み取りづらくなくなります。
ただし、データが完全に消えたわけではないので、物理的に破壊させたい場合は、ハンマー等で粉砕するのが好ましいです。
専門業者に依頼する
世の中には、ハードディスクのデータ削除を行ってくれる業者が存在します。家電量販店や専門業者などがあげられますが、街の電気屋でも行なっている場合があるでしょう。
ただし、セキュリティ面で信頼がおけるかを精査してから依頼することが重要です。
理由としては、データの削除対応には非常に時間が掛かり、同席して作業を確認するというようなことはできないため、依頼業者にハードディスクを渡してしまうと、作業完了までの間にどのように扱われるかが不透明であるためです。
データ削除を行なった際、データの消去日時や消去方法が記載されている「消去証明書」を発行してくれる業者もあります。
このような業者であれば、万一のことが起こったとしても、情報漏洩に対して徹底した意識で対応してくれるものとなるため、心配をすることなく安心してお任せできるでしょう。このような証明書が発行されるかどうかを確認するのもおすすめです。
また、破砕対応を依頼する場合には、費用は約1,000円ほどかかり、目の前で破壊してくれるところもあります。
いらなくなったハードディスクの処分は『お助けうさぎ』におまかせ!
今回は、ハードディスクの処分方法についてご紹介いたしました。
ハードディスクを処分する前には、情報漏洩を防ぐためにデータを削除する必要がありました。
その後、処分を進めることになるわけですが、多くの様々な方法があり、それそれに一長一短があります。
ハードディスクの処分の場合には、データ削除や破砕といった手間のかかる作業を業者が行なってくれるので、依頼するメリットは十分にあるでしょう。
お助けうさぎは東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城を中心に不用品回収サービスをおこなっている会社です。ハードディスクの処分もお任せください。
ハードディスクの処分の他にも、粗大ゴミ回収・ゴミ屋敷清掃・遺品整理などあらゆるニーズにお応えいたします。
お助けうさぎの料金は分かりやすい定額パックをご用意しています。一番お得に処分できる金額でご提示いたしますので、余計な費用が掛かってしまうこともありません。
お問い合わせは24時間365日いつでも受け付けておりますので、まずはお見積もりだけという方もぜひお気軽にご相談ください。
お助けうさぎのサービスについて更に詳しく知りたい方はこちらの「マンガと動画でわかるお助けうさぎ」も併せてご覧ください!