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【専門家監修】冷蔵庫の処分方法8選|無料回収や引き取りについて詳しく解説

「冷蔵庫ってゴミとして捨てられるの?」
「大きすぎて自分で運ぶことができない!」
「処分をする前にやっておくべきことはあるかな?」

不要になった冷蔵庫がある場合、どのように処分して良いか悩む方も多いのではないでしょうか。

冷蔵庫は、家電製品の中でも大型の家電品目に含まれ、一般的な小型家電とは異なり不燃ゴミなどで捨てることはできないものとなります。

理由は、リサイクル対応が必要となる家電リサイクル法に深く絡んでくるため、廃棄の仕方を間違えてしまうと法律違反となってしまう危険性があり、正しい知識を身につけておくことが大切であるからです。

今回の記事では、そんな冷蔵庫の適切な処分方法について解説いたします。

冷蔵庫の基本的な知識や処分する前にやっておくべきことについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読むと以下のことが分かります。

・冷蔵庫について
・適切な処分方法
・処分前に準備すべきこと

冷蔵庫について

冷蔵庫とは食品などを保管・冷蔵・冷凍する電化製品であり、一家に一台は所有しているであろう生活必需品です。

冷蔵庫内は4度~10度程度、冷凍庫内は0度以下の温度になるよう設定がされており、食品や飲料品を痛めることなく長期間保存しておくことが可能です。

常に電気を使用して運転がおこなわれているため、使用していると電気代に大きく影響してきます。そのため、使用方法に気を付けたり、停電の際の扱いに注意が必要などデリケートな部分もあります。

種類と仕組み

冷蔵庫を仕組み別で見ると、大きく3つの種類に分けられます。それぞれ特徴が異なり、使用の仕方によって向き不向きがあります。

間冷式

ファンを利用して庫内を冷やす仕組みの冷蔵庫です。一般的な家庭用として出回っている冷蔵庫のほとんどはこの間冷式で作られています。

ファンのおかげで冷気が隅々まで行きわたり常に一定の温度で保たれるよう調節されています。自動霜取り機能が付いているのも嬉しいポイントです。

ただし、ファンが付いていることにより冷蔵庫自体のサイズが大きめとなっているため設置場所は考慮しなければならないでしょう。また、運転音が気になるという方もいます。

冷蔵庫の音が気になるという話をよく聞きますが、間冷式がそにあたるでしょう。主に、30dBを超える音となるとやや気になるレベルとなってきます。25dB以下となる製品を利用することをおすすめします。

直冷式

ファンを使用せずに庫内に設置されている冷却機能でその場を冷やすという仕組みの冷蔵庫です。

冷やす機能としては間冷式よりも劣りますが、あまり冷蔵庫を使用しないという方は直冷式で十分事足りるでしょう。電気代も間冷式と比べて15%ほどリーズナブルです。

ただし、霜取り機能がないので手動で霜を取り除かなければいけません。霜取りの際は電源を切ってから作業をする必要があり、作業後は電源を入れて1から庫内を冷やす必要が出てきます。

ペルチェ式

電流を流し熱を放出・吸収することで庫内を一定温度に保つ仕組みの冷蔵庫です。旅館やホテルの部屋についている小さな冷蔵庫の多くがペルチェ式冷蔵庫になります。

冷凍機能がついておらず温度も5度以下に下げることができないため、一般家庭ではあまり使われることはありません。

冷蔵庫というよりも一時的な保冷庫という役割があるともいえます。音が非常に静かで霜取りの必要がないという特徴があります。

費用相場

冷蔵庫は家電の中でも非常に大型な部類となり、安く買えるとはいえない商品です。

選ぶ大きさにもより価格も変わりますが、費用の相場は以下のようになっています。

使用人数費用相場
1人用15,000~35,000円
1~2人用20,000~80,000円
2~3人用50,000~150,000円
4人用以上150,000円~

冷蔵庫は、小さなサイズであっても1万円は超えることが想定されます。

ただし、冷蔵庫は中古市場にも多く出回っており1万円以下で購入できる場合もあるので、機能にあまりこだわりがないという場合は中古での購入を検討してみるのもありでしょう

逆に、冷蔵庫が中古市場に多く出回っているということは、自分が使用している冷蔵庫も中古品として売ることができるということです。冷蔵庫の売却方法については後述しますので、ぜひ参考にしてください。

寿命と故障のサイン

冷蔵庫の平均寿命は約8年~12年とされています。毎日休まず稼働を続けている家電なので8年以上使い続けられるのは有難いといえるでしょう。

場合によっては15年、20年と使い続けることができることもあります。すなわち、状況によって冷蔵庫の寿命は変わるということです。

寿命については一概にはいえないので、寿命が近づいてきたかどうかのサインを見逃してはいけません。以下のような症状が現れたら故障や寿命を疑いましょう。

・冷えなくなってきた
・騒音 / 異音がする
・霜取り機能が正常に動かない
・製氷機能が正常に動かない

冷蔵庫にとって冷やすという機能はなくてはならないものです。冷えなくなってしまった冷蔵庫は買い替えるほかありません。

また、生活スペースの近くに設置してあることが多いので、騒音や異音は非常に不快なものとなるでしょう。心身に異常が出る危険性もあるので、明らかに音がうるさいと感じた場合はすぐに買い替えを検討してください。

買い替えではなく修理を依頼したいという場合は製造年数に注意してください。冷蔵庫の部品の保有期間は9年とされています。したがって、概ね10年以上使っている冷蔵庫は故障をしても修理ができないということになります。その場合も買い替えざるをえないでしょう。

上述にもあるように、冷蔵庫には他の電化製品同様に修理用の部品の保証期間がありそれがメーカー保証期間と連動しています。そのため、その修理可能期間を超えて数年間程度が寿命になってくると考えられます。

何ゴミになるのか?廃棄してもよいのか?

結論から言うと、冷蔵庫はゴミとして捨てることができません。冷蔵庫が壊れたので捨てたいと思っても、自治体の回収するゴミとして捨てることは禁止されています。

冷蔵庫は家電リサイクル法という法律の対象品目に指定されており、どのような冷蔵庫であってもリサイクルをすることが義務付けられています。

その代わりに、冷蔵庫をリサイクルするための方法やルートがいくつも確立されています。消費者はその方法に従うことで、手軽に適切にリサイクルをすることが可能です。

家電リサイクル法について

家電リサイクル法とは「特定家庭用機器再商品化法」のことを指し、指定された家電を再資源として有効活用することが定められている法律です。

指定されている家電には、「テレビ、エアコン、洗濯機、衣類乾燥機、冷蔵・冷凍庫」があります。

冷蔵庫含め上記の品目は正式な手続きをおこなったうえでリサイクルすることとなっており、これは一般家庭だけでなく事業所で使用されていたものも対象となります。

このリサイクルには費用が発生し、費用は冷蔵庫を所有していた人が支払うことが義務付けられています。金額は家電のサイズやリサイクル処理をしてくれる業者により異なりますが、冷蔵庫の場合は最低でも3,500円以上は掛かることになるため予め認識しておきましょう。

手続きが面倒だ、費用を払うのが嫌だと正規のルートに従わず捨ててしまうと不法投棄とみなされてしまい罪に問われてしまうので、自己判断で勝手に廃棄することは厳禁です。

このあと、家電リサイクル法を踏まえたうえで、適切な冷蔵庫の処分方法を8種類ご紹介します。流れとポイントさえ分かってしまえば冷蔵庫のリサイクルは難しくありませんので、本記事を参考にして冷蔵庫のリサイクルに努めてください。

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冷蔵庫の処分方法8選

ここからは、冷蔵庫の処分方法について詳しくご紹介いたします。

前述の通り、冷蔵庫を処分する際にはリサイクル料金が掛かってしまいますが、リサイクル料金を支払わずに無料で処分ができる方法もあります。

次からご紹介する8種類の処分方法の中から自分にあった方法を見つけてみてください。

① 指定引取場所に持ち込む

冷蔵庫を含む家電リサイクル法対象品は、一般財団法人家電製品協会監修のもとリサイクル家電専用の引き渡し場所が各都道府県に設けられています。

これは全国共通の手段であり、誰でも利用ができるリサイクル方法です。

流れとしては、まず郵便局でリサイクル券を受け取り必要事項を記入してリサイクル料金を支払います。その後、支払い証明付きのリサイクル券を受け取り指定取引場所に冷蔵庫を持ち込むこととなります。

リサイクル料金は、170リットル以下の冷蔵庫であれば3,740円程度171リットル以上の冷蔵庫であれば4,730円程度が必要です。事前に準備をしておきましょう。

また、指定引取場所まで冷蔵庫を運搬する必要がありますが、下記のどちらかを選ぶことができます。

・自身で人手や車両を準備して持ち込む。
・収集運搬業者に依頼をして持って行ってもらう。

自分で運搬をする場合は引取場所の営業時間に注意してください。平日と土曜に営業している場合が多く、日曜日は受付をしていません。予約は必要ありませんが持ち込みを希望する日が営業日なのかどうかは事前に確認しておきましょう。

業者へ依頼をする際はリサイクル料金とは別に「収集運搬費用」が発生します。また、冷蔵庫の右側側面の上部にリサイクル券を貼り付けておく必要がありますので運搬作業日までに準備をしておきましょう。

詳細については家電製品協会がインターネットで公開している「家電リサイクル券センター」ページをご確認ください。

一度支払いを完了させたリサイクル券は10年間有効です。支払ったあとすぐに持ち込まなければいけないというわけではないので、慌てずスケジュールを立てて持ち込みをしましょう。

② 自治体と提携している民間業者へ依頼する

自治体側がゴミとして回収することができない代わりに、リサイクル家電の回収を引き受けている提供業者を紹介してくれる場合があります。

自治体のホームページやゴミ分別表などに情報が掲載されているので確認をしてみましょう。

こちらは民間業者への依頼となるので、リサイクル料金や収集運搬費用などは業者により異なります。また、営業時間や回収方法についても異なるので事前に把握が必要です。

まずはお住いの自治体で冷蔵庫を回収してくれる業者を紹介しているのかどうか確認をし、紹介されているようであればその業者に対して問い合わせをしてみましょう。

ただし、すべての自治体に提携業者がいるわけではありません。自治体によっては指定引取場所への持ち込みが推奨されていたり、別の手段を案内されることもあります。

絶対的な方法とはいえないため、問い合わせたり調べたりすることが手間だと感じる場合は別の方法での処分を検討しましょう。

ごくまれに粗大ゴミ回収の一環としてリサイクル家電の回収をおこなっている自治体もあります。自治体独自の手段があるかどうか一度ホームページを確認してみることをおすすめします。

③ 購入元店舗に引き取ってもらう

冷蔵庫を販売している店舗では、家電リサイクル法に則りリサイクルを請け負う義務があります。冷蔵庫を購入した店舗を覚えている場合は、購入元店舗にリサイクルの依頼をしましょう。

詳細は店舗により異なりますが、多くの場合はトラックの準備や冷蔵庫の搬出・運搬作業もおこなってくれます。ただし、その場合リサイクル料金とは別に「収集運搬費用」も掛かる可能性があるので気を付けましょう。

購入元店舗に依頼をする際は、車両や人手の準備をしてくれるのかどうか、リサイクル料金はいくらになるのか、それ以外の追加費用は発生するのかを確認しておくことが大切です。

また、購入元店舗に必ずしも依頼ができるとは限りません。店舗が潰れてしまっていたり、何らかの事情で依頼を受付することができないという場合もあります。

依頼ができないという場合は残念ですが、別の方法で処分することを検討しましょう。

冷蔵庫を購入した際は、処分の時のことも考えて購入店舗名が書かれているレシートや保証書を保管しておくようにしましょう。

④ 買い替え時に回収してもらう

新しい冷蔵庫を買うことを検討しているという場合は、買い替えと同時に古い冷蔵庫を回収してもらうことが可能です

店舗により回収サービスの実施有無は異なりますが、大手家電量販店であれば大抵の場合は引き取り対応をおこなっています。現在では、これらの方法による古い冷蔵庫の処分が一般的です。

以下はサービスを実施している店舗の一例です。

店舗名リサイクル料金収集運搬料金合計費用(最低)
ヤマダデンキ3,740円~6,149円2,200円5,940円
ヨドバシカメラ3,740円~4,730円550円4,290円
ビックカメラ3,740円~5,600円1,650円5,390円
ジョーシン3,740円~4,730円1,650円
(引き取りのみ場合3,300円)
5,390円
ケーズデンキ3,740円~2,200円
(他社製品回収の場合3,300円)
5,940円

上記のようにお店によっても対応費用は異なります。

店舗によっては買い替えでなくとも引き取りが可能であったり、他社製品でも回収可能であったりするので、費用と合わせて回収条件についても問い合わせておきましょう。

また、こちらの場合も冷蔵庫の運搬や車両の手配は店舗側に任せることができます。古い冷蔵庫を回収した後、すぐに新しい冷蔵庫を設置してくれるので手軽で便利です。

冷蔵庫を処分したいという時は買い替えについても積極的に検討しましょう。

新しい冷蔵庫を購入する際に、回収を希望する古い冷蔵庫のサイズやメーカーなどを聞かれる場合があります。スムーズに依頼を進めるためにもメモをして持参しましょう。

⑤ リサイクルショップに買い取ってもらう

壊れておらず比較的綺麗な冷蔵庫であれば売却することもできるでしょう。その方法の一つとしてリサイクルショップに買い取ってもらう方法があります。

リサイクル料金を払わずに手放すことができるため、実質的に処分を行うことが可能です。処分費用が無料で済むだけでなく、買い取ってもらえたお金がプラスになって返ってくるのでメリットは大きいといえます。

冷蔵庫は中古品として需要が高く、リサイクルショップ側も積極的に買い取りをおこなっています。家庭用の大型冷蔵庫はもちろんのこと、一人暮らし用の小型のものでも買取可能です。

冷蔵庫の汚れ具合は査定に大きく影響します。査定を依頼する前に冷蔵庫の外も中も綺麗に掃除しておきましょう。また、気を付けておきたいポイントが製造年数です。

あまりにも古い型式の場合は買取を断られてしまう場合があります。目安としては製造から10年以内だと覚えておきましょう。製造されてから10年たっていない冷蔵庫であれば、そこそこの値段で買い取ってもらうことが可能です。

また、冷蔵庫の買い取りの場合は基本的にお店のスタッフが自宅に訪問し査定をしてもらう出張買取形式で受け付けてくれることが多いですが、住宅環境によっては対応不可の場合があります。階段を利用して搬出しなければいけない場合や敷地内に駐車場がない場合などは注意が必要です。

リサイクルショップに買い取りをしてもらいたいという時は、まず一旦問い合わせをしてみましょう。そもそも自分の所有している冷蔵庫が売れるのかどうか、売れる場合は回収できない条件があるのかどうかを事前に確認しておくと安心です。

リサイクルショップの商品は販売からある程度の年数が経過しているものが多いです。家電の場合、故障した際の対応が困難であったり、処分費用が掛かったりと考慮する点も多いです。そのため、基本的にはメーカー修理対応が可能な製品しか買取対象にならない傾向があります。

⑥ オークションサイト・フリマアプリを利用する

リサイクル料金を支払わずに処分する方法の二つ目は、オークションサイトやフリマアプリを利用する方法です。リサイクルショップのように業者を相手にすることはなく個々人で冷蔵庫の売買ができます。

こちらの方法を利用するメリットとしては、自分で価格設定ができることにあります。

例えば、リサイクルショップでは5,000円程で査定されたものでも、フリマアプリで10,000円と設定して売りに出すことができるのです。

オークションやフリマでも中古冷蔵庫は人気の品物なので、あまりにも高すぎる価格でなければ買ってくれる可能性は十分にあるでしょう。

ただし、配送料には注意してください。

買取が決まった後は買い取ってくれた相手に冷蔵庫を郵送してあげなければいけません。冷蔵庫の場合は大型配送の部類となるので、配送料だけで10,000~20,000円程度掛かります。

配送料は相手負担か自分負担か選べますが、収益がマイナスになってしまわないよう考慮しておく必要はあるでしょう。

利用者登録や出品に関しては無料でおこなえますが、売却が成立した場合は売却額から手数料が5%~10%引かれることとなります。価格設定の際は手数料のことも考慮しておきましょう。

売りに出す冷蔵庫の種類によっても違いはありますが、送料込みの場合は2,5万円以上の価格で売れるものでなければ、フリマ・オークションサイトを利用しても利益は出しづらく、逆にマイナスになる可能性が高いでしょう。

⑦ 知人や友人に譲る

売るのではなく譲るという方法を選択することも可能です。こちらの方法の場合もリサイクル料金はかかりません。

知人、友人、親戚の方などに冷蔵庫を欲している人がいないかどうか声をかけてみてはいかがでしょうか。冷蔵庫を新品で購入しようと思うと想像以上に費用がかさむため、無料で譲るという条件であれば欲しい人は貰ってくれる可能性があります。

一人暮らしを始めたという方や引っ越しをしたという方は、家電の購入や買い替えを検討している可能性が高いです。そういった人中心に声をかけてみると良いかもしれません。

譲る際は冷蔵庫の使用年数やサイズ、汚れ具合などを明確に伝えておきましょう。特にサイズを伝え間違ってしまうと、せっかく譲ったのに設置できなかったから返却をするということになりかねません。

また、受け渡しの方法も検討しておきましょう。

どちらかが冷蔵庫を運べるほどの車を所有しているのであれば問題ありませんが、運搬手段が場合は軽トラックなどをレンタルしなければいけません。もしくは配送業者にお任せすることもできますが、どちらにしても費用は掛かってしまいます。

冷蔵庫のサイズに問題はないのか、どうやって渡すのかを相手としっかり話し合い、お互いが納得した状態で譲ることが大切です

本来は処分をする予定だったものが譲渡をすることになるため、運搬等の費用が掛かったとしても積極的に自己負担をして相手側にスムーズに受け取って貰えるように進めましょう。

⑧ 不用品回収業者に依頼する

冷蔵庫の処分に手間も時間もかけたくないという場合は、不用品回収業者に依頼をして回収してもらいましょう。

不用品回収業者は家庭から出た不要な家具や家電を回収し適切に処分をしてくれる業者となりますが、家電リサイクル法の対象品であっても問題なく回収してもらうことが可能です。

他の処分方法同様にリサイクル料金に加え回収費用はかかってしまいますが、特別な手続きなどは必要なく、回収してほしい旨を申し込むだけですぐに対応してもらえます。

早ければ申し込み当日に回収に来てくれる場合もあります。屋内からの搬出もおこなってくれるので手間も掛からず非常に便利です。

また、他にも処分したいものがあれば一緒に回収してもらうことが可能です。壊れた電化製品であっても、服や靴といった日用品であっても、ペットボトル1つであっても回収してもらえます。

冷蔵庫の回収を依頼するついでに不要なものを全て回収してもらいプチ断捨離をしてみるのはいかがでしょうか。

不用品回収業者への依頼を検討したいという方は、まず見積もりを出してもらいましょう。見積もりは無料で出してもらえるので、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討してみることをおすすめします。

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事前に準備しておくこと

冷蔵庫の処分をする際は事前準備を忘れてはいけません。

次の手順に従って準備を進めましょう。

庫内を空にする

まず初めに冷蔵庫の中身を全て取り出し空っぽの状態にしましょう。

すでに新しい冷蔵庫があるのであれば食品を移し替えるだけで済みますが、買い替えをする予定の場合は食品が腐ってしまわないよう計画的に消費していくか、捨てるかを検討しなければいけません。

特に忘れやすいのは氷です。製氷機内の氷も全てなくしておく必要があります。氷を取り除く前に電源を切ってしまうと氷が溶けて水浸しになってしまうので、忘れずに取り除いておきましょう。

霜を取り除く

霜取り機能がついている冷蔵庫であれば心配はありませんが、直冷式冷蔵庫などは霜が付いてしまっている可能性が十分にあります。

電源を切ったら徐々に霜が溶け始めるので、タオルで溶けた水分を拭きとりましょう。

ただし、大量に霜が付いている場合は全て溶けるのにかなりの時間を要してしまいます。少し溶けたあたりでヘラなどを使用して手動で剥がすと一気に取り除くことが可能です。

霜をそのまま放置して忘れてしまうと水が漏れ溢れてきてしまうので注意が必要です。

電源を切る

食品を全て出し終わったら冷蔵庫を冷やし続ける必要はないため、コンセントを抜いて電源を切りましょう。付けたままでは電気代が掛かってしまいます。

抜いたコンセントは放り出したままにしてしまうとコードに足を引っかけてしまったり先端を踏んでしまったりと怪我に繋がりかねないので、冷蔵庫の側面に養生テープなどで固定しておくと安心です。

掃除する

冷蔵庫を売ったり譲ったりする場合は、特に掃除は念入りにおこないましょう。

庫内だけではなく外側もしっかりと拭き掃除しておくと安心です。臭いや汚れが目立つ場合は重曹を使用して拭き掃除をおこない、仕上げにアルコール除菌をおこなっておきましょう。

棚や扉を固定する

冷蔵庫を運搬する際、扉や庫内の可動式の板が動いてしまうと作業の妨げとなってしまいます。

取り外せる板は取り外し、一か所にまとめて固定しておきましょう。扉は開くかないよう養生テープで閉じておくと安心です。

業者に運搬を依頼する際は業者側でこの作業を行ってくれる場合もありますので、事前準備がどの程度必要かあらかじめ確認しておきましょう。

リサイクル券で処理状況の確認が可能

指定引取場所へ持ち込む際に発行されるリサイクル券には、1つ1つに管理番号が記載されています。

その番号を利用して、リサイクルを依頼した冷蔵庫が「今どのような状況なのか」を確認することが可能です。

確認場所

※参照:家電製品協会ホームページ内「メーカー引取確認」ページ
 https://rkc-bu-in3.rkc.aeha.or.jp/plsql/rkc_web/p_kt330080/

リサイクルすることは法により定められているため不当な扱いをされることはありませんが、きちんと依頼が完了しているのか、リサイクルがされたのかを自分の目で確かめたいという場合はぜひ利用してください。

買取をお願いして価格が付かづに処分をしてもらうことになった場合、実はその冷蔵庫に価値があったとしても売買に利用されることはありません。不正に売買されることは無く、リサイクル処分が必ず行われることが確認できることになります。

冷蔵庫として指定されないもの

単に冷蔵庫といっても、食品を保管する役割を担っている入れ物すべてがリサイクル対象の冷蔵庫というわけではありません。

冷蔵庫としてみなされリサイクルの対象となるものと対象にならないものは、以下のようになりいます。

冷蔵庫としてみなされるもの
冷凍庫付き冷蔵庫家庭用冷蔵庫
ワインセラー電気制御がされている保冷庫
冷凍庫(冷蔵機能なし)車載式ポータブル冷蔵庫

リサイクル対象外のもの
保冷機能付き米びつ店舗用ショーケース
店舗用冷凍ストッカー課金機能付きシステム冷蔵庫
冷水器化粧品用保冷庫
おしぼりクーラー

※参照:家電製品協会ホームページより

家庭で使用している一般的な冷蔵庫を処分する場合は、今回ご紹介した方法を利用するかたちで問題ありません。

冷蔵庫に似たかたちの保管ケースや特殊な機能の付いた冷蔵庫は対象外となる場合があるので注意しましょう。

こう見てみると、ビジネスシーンで使用されるような業務製品に関しては対象外となっており、広く一般的に流通してる冷蔵庫に関しては家電リサイクル法の対象製品になることが分かります。業務製品に関しては購入や処分等の流通経路も限られるためでもあるでしょう。

買い替えは実質的に費用が掛からない

家電量販店で買い替えを行う場合、都度キャンペーンなどが行われているなど、様々な家電をお得に購入することが可能です。

買い替え自体が、「引き取りを含む購入」もしくは「新規購入&処分対応」のいずれかの扱いとなるかは分かりませんが、新たな冷蔵庫の購入の場合のほとんどで、リサイクル費用等の負担を販売店側で行ってくれます

これらは、配送料やリサイクル費用分が実質的に販促値引きとして扱われているためです。そのため、個人で個別に処分配送をお願いしたり、リサイクル費用を支払ったりしようとする額と同じくらいの金額は値引きされているものとなりお得なのです。

例えば、引っ越しに伴いあらかじめ不要な冷蔵庫を個別に処分していたとします。すると当然ながら、処分費用や出張回収費等が掛かり出費も生まれてしまうでしょう。しかし、引っ越し前に処分が完了していれば、悩み事も無く新たに製品を購入するだけで済みます。とはいえ、掛かってくる費用を考えると、引っ越しの対応に合わせて、引っ越し業者に処分を依頼したり、引っ越し完了後に家電量販店で買い替えを行った方が、手間も時間も掛からず場合によっては出費も抑えることができるでしょう。

冷蔵庫の処分なら『お助けうさぎ』にご依頼ください!

今回は、冷蔵庫の基本的知識と適切な処分方法、事前準備についてをご紹介しました。

冷蔵庫は一般的なゴミとしては捨てられないものの、家電リサイクル法によって捨て方が定められているため迷うことなく処分ができる家電でもあります。

まだ壊れていない冷蔵庫であれば売却や譲渡をすることで費用をかけることなく処分することも可能なので検討してみてください。

手早く処分をしたいという場合や冷蔵庫以外にも処分をしたいものがあるという場合は、ぜひ『お助けうさぎ』の不用品回収サービスをご利用ください。

冷蔵庫をはじめとするリサイクル家電の回収、そのほか家具や家電、日用品、普通ゴミにいたるまで、何でも回収をすることが可能です。壊れた冷蔵庫でも問題ありません。壊れていない冷蔵庫に関しては買取をさせていただくことも可能です。

お助けうさぎは東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城を中心に不用品回収サービスをおこなっている会社です。冷蔵庫の処分の他にも、粗大ゴミ回収・ゴミ屋敷清掃・遺品整理などあらゆるニーズにお応えいたします。

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ご相談やお見積もりは無料でおこなっております。お問い合わせは、電話・メール・LINEで24時間365日いつでも受け付けておりますので、まずはお見積もりだけという方もぜひお気軽にご相談ください。

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監修した専門家

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専門家の方です。

【監修者】今井知加様

整理収納アドバイザー

今井知加

2016年より整理収納アドバイザー&片づけ習慣コンサルタントとして、テレビ・雑誌への執筆・書籍などで活動。整理収納や住宅に関する話題を発信するLivedoor公式ブロガー。現在はビジネスライフ・コンサルタントとして女性起業家育成などに取り組む。著書『そうじ嫌いでも部屋がずっとキレイな収納のきほん』(KADOKAWA) ほか。

※記事の監修にご協力をいただいておりますが、当サービスとは無関係です。

オオウチ
オオウチ

1994年生まれ。不用品回収歴は5年で、これまでに30,000件以上の不用品回収・ゴミ屋敷の片付けを担当してきました。 チームで協力して迅速かつ丁寧な作業を心掛け、お客様に見積もりの説明を行う際には、分かりやすさに重点をおいて説明をさせて頂いています。 また、お助けうさぎのYoutubeチャンネルで撮影も行っていますので「お助けうさぎYoutube」で検索してみてください。

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