灯油の捨て方5選|無料回収や引き取りについて詳しく解説
不用品別の処分方法「ソーラーパネル(太陽光パネル)を処分したいけど、どうしたらよいの?」
「取り外しは誰に頼めばよいの?」
「処分をする場合は、どんな方法が適切なの?」
新築屋根の上に設置することが多くなったソーラーパネル、故障やメンテナンスのために古いものを処分したいと考える方もいるのではないでしょうか。
処分をする場合、何か特別な処置が必要になるのかと不安を抱えている方もいるはずです。
そこで今回は、ソーラーパネルの処分方法や撤去のための工事・処分費用、注意点について解説していきます。
ソーラーパネルを処分する方法別のメリット・デメリット、無料か有料化の費用面、各注意点なども紹介するので、現在ご自宅のの屋根にソーラーパネルがある方や、パネルの処分を検討している方は参考にしてください。
※当記事では、「太陽光パネル」も同じものとして扱い、混同しないように「ソーラーパネル」として表記させていただきます。
この記事では以下のことが分かります。
・ソーラーパネルの処分方法の種類
・処分の注意点やメリット・デメリット
・再利用や活用について
ソーラーパネル(太陽光パネル)とは?
ソーラーパネルは太陽の光を受けることで発電できる設備・機材になります。現在、クリーンエネルギーは非常に注目をされており、需要も高まってきています。
発電した電気の売買などのブームもあり、近年ではソーラーパネルを設置するご家庭も多くなってきています。
また、昨今では地域によって新築住宅には設置が義務付けされてきている状況もあります。そのため、任意で個別に設置されているものだけではなくなってきています。
ソーラーパネルの寿命
家の屋根に設置されているソーラーパネルは、そう簡単には壊れません。年単位で管理をしていく必要があるものであるため、ある程度の耐久性が十分にあります。
もちろん、雨・風や台風などの影響で破損することもありますが、基本的には非常に丈夫なものです。
しかし、ソーラーパネルの発電能力には限界があり、その寿命は20~30年といわれています。半永久的に活用ができそうなイメージがありますが、実際には一定期間で使用ができなくなります。
発電することを考えた場合には、設置に対する利益の採算は取れますが、数十年後の管理を考えた場合には処分に苦労することが考えられます。
どんな素材で出来ているのか?
ソーラーパネルだけを見ると、大きな金属製の板に発電作用のある薄い電気部品(半導体)が備わっているだけで、簡単に金属として捨てられそうな印象があるでしょう。
しかし、パネルによっては「鉛」や「セレン」「カドミウム」などの有害物質が使われている場合があります。
昨今では、パネルにもさまざまな種類が使用されていることが考えられるため、全てのパネル素材が悪いものではありませんが、古いソーラーパネルの場合は該当する可能性も高いといえるでしょう。
その為、破損をした場合には取り扱いは十分に気を付ける必要があり、専門の業者に依頼をして撤去してもらうなどの対応が必要となってきます。
ほとんど場合、専門業者や事業者に頼み作業をしてもらうことが一般的と考えられますが、費用が掛かるという理由で自前で撤去作業を行う場合には注意が必要です。
今後に起きる問題や課題
ソーラーパネルは2009年頃から広く普及し始めました。この理由は、太陽光発電で作った電力の余りを買い取ってもらう制度(余剰電力買取制度)が施行されたことによる影響があります。
つまり、自身で発電し使用する目的から「電気を売る」ことも可能となったことで人気も出てきたわけです。
しかし、前述の通りソーラーパネルには寿命があります。そのため、何年後かには「使用不可能となったソーラーパネルを処分する」「新しいパネルに変えることで古いパネルを処分する」という動きが活発になると考えられます。
将来的にご自身で撤去や処分を考えている場合には、処分方法についての知識を十分につけておく必要があるでしょう。
パネルの撤去が考えられるパターン
一度設置したソーラーパネルを撤去することは割と大掛かりになるため、何かしらの理由がない限り取り外したりすることはないでしょう。
しかし、以下の場合には撤去や取り外し、処分を行う可能性があります。
・家のリフォーム
・瓦の張り替えや塗装工事
・自然災害で破損した場合
・パネルの不具合や故障
・老朽化した場合
上記の場合、一時撤去や廃棄、もしくはその後の再設置などが必要となります。住環境の変化などでも作業が必要となる可能性がありますので、十分に頭に入れておく必要があるでしょう。
撤去費用の負担が軽くなる?
太陽光発電を始めた時期や業者との契約などによっても変化してきますが、昨今では「FIT制度」というものがあり、電気を買取する電力会社側で発電量に応じた撤去費用の積立制度が採用されています。
そのため、ここ数年でソーラーパネルを設置した場合には、撤去費用が全て自己負担になることはないと考えられます。
こちらは、電力の売買を行っている場合に限る話となるため、自己消費のみの使用の場合には対象外となりますので注意しましょう。
太陽光発電に関わる機材や設備
ソーラーパネルの処分を進めるにあたり、パネルだけではなく周辺の機材もあることを頭に入れておきましょう。
機材 | 説明 |
ソーラーパネル | 太陽光を電気に変える設備 |
架台 | ソーラーパネルを設置する台 |
パワーコンディショナー | 太陽光パネルで収集した電気を交流に変えるもの |
蓄電池 | 電気をためておく設備 |
分電盤 | 一般的にブレーカーと呼ばれるもの |
接続箱 | 電気をパワコンに送る配線があるもの |
ケーブル | パネルからの電気を送る線 |
太陽光発電の設備は、意外に多くの機材から成り立っています。それだけ処分するものも多いことになります。
撤去には必ず工事が必要
ソーラーパネルを処分する際には、パネルや設備の撤去作業が必要です。
処分の際には専門業者を雇い撤去作業をしたり、廃材の運搬・屋根の修復作業などを行う必要があるため、必ず多額の撤去費用がかかります。
撤去費用の相場は、設置されているソーラーパネルのサイズや設備規模によって変化します。
流通しているソーラーパネルのサイズは、以下の2つに分類されるため、屋根に備え付けられているものがどちらかを確認しておきましょう。
ソーラーパネルの撤去にかかる工事費は2種類
① 一般住宅の屋上の場合
② 産業用50kW以上の製品の場合
以下では、各ソーラーパネルの撤去費用を徹底解説します。撤去費用の目安を知りたい方はご確認ください。
① 一般住宅の屋上の場合
一般家屋に取り付けられているソーラーパネルの場合、撤去の費用相場は以下の表の通りになります。
作業項目 | 費用 |
パネルの取り外し費用 | 10~15万円 |
廃材の運搬費 | 2万5,000円(4tロングトラックの場合) |
足場代 | 1㎡あたり700~1,000円/日 |
屋根の修復代 | 瓦屋根すべての張り替え:100万円程度 屋根の部分修理のみ:10~30万円 |
(パネルの処分費用) | 5,000円前後/1枚(10kW以下の設備の場合) 20,000円前後/1kWあたり(50kW以上の設備の場合) |
パネル10枚ほどの一般家庭での対応の場合、40~50万円程度の費用になると考えられます。
パネルの取り外しと屋根の葺き替え(新しい瓦を設置)のみを依頼した場合、費用の相場は数十万円~100万円以上にもなるでしょう。
同時にソーラーパネルの処分を依頼した場合、パネル1枚あたり5,000円前後の処分費用がかかるのも覚えておきましょう。
② 産業用50kW以上の製品の場合
一般家庭用でのソーラーパネル設備は10kW以下であり、廃棄のためにかかる費用も安めです。
しかし、産業用の場合には50kW以上となるため、処分する際にパネルの廃棄費用が非常に高くなります。この場合、1kWあたり2万円程度の処分・廃棄費用が同時にかかってしまいます。
あくまでも例となりますが、合計で50kWが発電できるパネル設備を全て処分・廃棄する場合、100万円以上がかかる計算になるのです。
一度導入した産業用ソーラーパネルを廃棄するのには、多額の費用がかかります。廃棄時にうろたえないためにも、産業用のソーラーパネルを導入する際には将来の廃棄費用をしっかり積み立てておきましょう。
ソーラーパネルの処分方法6選
「家庭用ソーラーパネルを無料で処分したい!」
「ソーラーパネルを処分するのに手間がかからない方法はどれ?」
上記のような悩みを抱えている利用者の方も多いことでしょう。
太陽光発電は導入からまだ歴史が浅く、ネットで検索しても処分方法が分からないという方もいるはずです。
ここでは、ソーラーパネルの主な処分方法を6つ紹介します。
簡単にソーラーパネルを処分できる方法や、費用がかかりにくい方法、無料で処分できる方法など、さまざまな処分方法をラインナップしましたので、ぜひ参考にしていただければと思います。
ソーラーパネルの処分方法5選
① 自治体の回収サービスを利用する
② 専門業者に回収を依頼する
③ 買取業者に回収を依頼する
④ リユース・リサイクルサービスに出す
⑤ 施工業者に相談をする
⑥ 不用品回収業者に依頼する
① 自治体の回収サービスを利用する
一部の自治体では、屋根から撤去されたソーラーパネルを「粗大ゴミ」として捨てることができる場合があります。
しかし、ソーラーパネルは「場合産業廃棄物」に該当するため、粗大ゴミとして受け入れている自治体は少ない傾向にあります。
おすまいの自治体の回収により、ソーラーパネルを廃棄できるのかを事前にチェックしておきましょう。
処分については一般的な粗大ゴミの回収との違いはなく、電話やインターネットで申し込みをし処理券を貼って指定場所に置くだけで簡単に処分が行えます。
しかし、ソーラーパネルは非常に重いため運び出すのが大変という方が多いでしょう。また、パネル自体は非常に大きさがあり、収集場所での邪魔になる可能性があります。
また、まとめて処分する場合には収集ゴミとして適さず、回収してもらえない場合も考えられるため注意が必要です。
「重くて持ち運べない」「処分の量が多い」という場合には、別の方法で処分することを検討しましょう。
ポータブルソーラーパネルなどの小さなものの場合は、サイズに応じて不燃ゴミで処分することができるでしょう。
② 専門業者に回収を依頼する
ソーラーパネルを処分する方法としてスタンダードなのが、専門業者に回収してもらうことです。
撤去時に回収を依頼すれば、処分方法に悩むことなくソーラーパネルを処分できるでしょう。重いパネルも運び出ししてくれます。
撤去作業を行ってくれる業者が回収・処分まで同時に行ってくれるならば手間もかかりませんが、撤去後に別に処分・回収業者を探す場合には、同じ日にパネル処分が行えるように調整しておく必要があるでしょう。
ソーラーパネルは産業廃棄物に指定されているため、処分の際には高額な費用がかかります。
業者によって処分費用の相場は異なるため、高額な費用をとられないよう相見積もりを行い、業者の比較を行っておくことが賢明でしょう。
まだまだ歴史の浅い太陽光発電のソーラーパネルの処分ともなると、処分費用の相場も定まっていません。悪い業者に騙されないように注意が必要です。
③ 買取業者に回収を依頼する
不要になったソーラーパネルを、お金を出し買い取っている業者も存在します。中にはソーラーパネルに関連したパワーコンディショナーなどの関連機材を同時に買い取ってくれるところも存在します。
比較的新しく、かつ備品がしっかり揃ったソーラーパネルなら、高価買取も期待しやすいです。買取が可能なのは、原則まだ使用ができる比較的美品なものになってきます。
壊れてしまったソーラーパネルや、汚れがひどいもの、機能の弱くなっている状態、型の古いものなどは買い取ってもらえない可能性がありますので頭に入れておきましょう。
無料で処分をしたい方、ソーラーパネルを現金化したい方は、ぜひ買取業者を探し査定を依頼してみましょう。
比較的歴史の浅い太陽光発電事業はまだまだ成長著しい業種です。なによりもまず設備投資が必要になるため、ソーラーパネルやパワコンなどの機材を買い取り再利用する企業も多いです。
④ リユース・リサイクルサービスに出す
環境ソリューション業者の中には、いらなくなったソーラーパネルをリユース・リサイクルしている企業もあります。
壊れていないソーラーパネルはリユース(再利用)、破損していたり状態が悪く使えないものはリサイクルする流れになります。この処分方法は、リユース品と判断された場合に買取されることが多いのがの特徴です。
確実に使えそうなソーラーパネルを処分したい場合には、この方法で手放すことができれば処分費用も無料となるため非常にお得です。
業者によっては、中古ソーラーパネルの扱いや買取基準は異なります。状態によって買い取りの価格も大きく差がでる場合もありますので、リユース・リサイクルサービスに査定をお願いするのがよいでしょう。
さまざまな業者に相見積もりを取り、買取価格を比較してからソーラーパネルを売り渡せば失敗せずに済むでしょう。
リユースの場合は、買い取りの基準に「まだ使える」という要素が含まれてきます。そのため、多少の不備があったとしても買い取ってもらえる可能性が高いため、売買だけの業者を利用するよりも有意義かもしれません。
⑤ 施工業者に相談をする
もともとの購入先の企業に取り外しと撤去・処分を依頼するのが、もっとも分かりやすい方法です。
しかし、メンテナンスやパネルの取り換えではないため、連絡するのは気が引けるという場合があるかもしれません。
しかし、前述の通り購入時期や電力売買の有無の状況によっては、撤去・処分費を負担してもらえる場合があるため、相談をしてみた方が得をするかもしれません。
電力の売買を進められて購入した場合などは、施工業者側も事前に分かっていることにはなるため、話もスムーズでしょう。
撤去や処分など様々な面でスムーズにまとめて依頼することができるので、一括で対応してもらいたい場合には非常に適しているでしょう。
⑥ 不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は基本的になんでも回収をしてくれるため、困った場合には一度問い合わせをしてみると、処分の問題を解決できるかもしれません。
不用品回収業者の中には、ソーラーパネル本体はもちろん、パワーコンディショナーや接続用の箱などの備品も引き取ってもらえます。業者によっては、買取を実施しているところもあるでしょう。
他の家電・家具などと一緒に処分ができるお得なサービスを実施しているところもあるため、他の不用品を同時に処分したい方におすすめです。
比較的新しいソーラーパネルを処分したい方は、買取が可能であるか相談をしてみるとよいでしょう。不用品回収業者により対応は異なるため、予め事前に問い合わせをしておくと良いかもしれません。
回収の相談や見積もり提示だけであれば無料でおこなってくれる業者も多いので、複数の業者に見積もりや買取金額を出してもらって比較してみることをおすすめします。
処分費用の相場
ここからはソーラーパネルの処分にかかる具体的な費用について紹介していきます。
【処分方法】 | 【費用相場】 | 【ポイント】 |
粗大ゴミに出す | 大きさによる ※自治体により異なる | ・処分できない自治体も多い ・大きさや枚数で処分費用は異なる |
専門業者に回収を依頼 | 費用が掛かる 5,000円/1㎡~ | ・パネル撤去のみの場合あり ・パネルの処分も可能な場合あり |
買取業者に回収を依頼 | 無料 | ・買取可能な場合のみ |
リユース リサイクルに出す | リユース:無料 リサイクル:費用が掛かる | ・リユースは買取回収可能な場合あり |
施工業者に依頼 | 費用が掛かる | ・対応が可能か否か確認が必要 ・対応可能な場合が多く撤去/処分が可能 |
不用品回収業者に依頼 | 費用が掛かる 業者により異なる | ・回収可能な業者を利用する必要がある ・相見積もりを立て比較をするべき |
上記の表に処分費用の目安・処分時のポイントをまとめたのでぜひ参考にしてください。
処分方法ごとのメリット・デメリット
「ソーラーパネルの処分費用はわかったけど、どれを選んだらいいかわからない…」
「具体的な各処分方法のメリット・デメリットを知りたい」
ここまでの記事を読んで、上記のように疑問を感じた方もいるでしょう。次に処分方法ごとのメリット・デメリットを徹底解説します。
【処分方法】 | 【メリット】 | 【デメリット】 |
粗大ゴミに出す | ・気軽にソーラーパネルを処分できる ・自治体回収なのでトラブルが少ない ・安価でソーラーパネルを処分できる | ・回収できない自治体も多い ・運び出しが大変 ・処分日時や起き場所の指定あり |
専門業者に回収を依頼 | ・パネル撤去と同時に処分が可能 ・産業廃棄物処理の違反となりにくい ・備品なども同時に処分できる | ・費用が高い ・パネルのリサイクルはできない ・業者により価格が異なる |
買取業者に回収を依頼 | ・ソーラーパネルをお金に換えられる ・無料でソーラーパネルを処分できる ・備品も同時に処分できる場合が多い | ・買取できる業者が限られる ・状態の悪いパネルは買取れない |
リユース リサイクルに出す | ・リユース可能なら買取してもらえる ・原則として引き取りは無料 ・壊れたソーラーパネルでも処分可能 | ・対応業者が全国的にまだ少ない ・処分費用を取られることもある |
施工業者に依頼 | ・相談しやすい ・過去に対応してもらっていれば安心 ・購入時の費用と照らし合わせやすい | ・処分対応しているか要確認 ・費用が高くなる可能性あり |
不用品回収業者に依頼 | ・即日処分ができる ・重いパネルを運搬する必要がない ・収集の日時を自由に決められる ・他の不用品との一括処分が可能 | ・処分の際に費用がかかる ・単品での回収は割高になる ・業者によって価格が異なる ・見積りをとる必要がある |
ソーラーパネルを廃棄処分できる業者は限られているため、撤去と同時に廃棄もしたい場合は選択肢が限られる傾向にあります。
処分を受けつけている業者が提示する費用は各社さまざまなため、処分時に損をしないためには相見積もりを取るべきでしょう。
見積もりを複数の業者からとって比較し、最も安く腕も良いところを選択するのがおすすめです。業者の処分の腕前を見るには、ホームページの実績を確認するのが良いでしょう。
ソーラーパネルは産業廃棄物に該当する製品のため、不法投棄がされないように業者選びにも気を付ける必要があります。 実績が多い業者は、処分に関する技術も高く不法行為もない傾向が高く安心して依頼ができるでしょう。
処分する際の注意点
ソーラーパネルを処分する際の注意点4つ
① ソーラーパネルの寿命は30年以上だが事故・故障のリスクがある
② 付属品の処分も忘れずに行う
③ ご自身での撤去作業は絶対にしない
④ 撤去は回収と施工業者に手配することが多い
注意点の中には、守らないと命に関わるものもいくつか存在します。
以下で各注意ポイントを徹底解説するので、ソーラーパネルを処分したい方はよく読んでおきましょう。
① 事故・故障のリスクがある
ソーラーパネルの寿命は非常に長く、25~30年以上は使用可能だといわれています。しかし、これは何事もなく耐用年数を終えた場合の指標です。
下記のような事故・故障で耐用年数を早めに迎えることも珍しくないのです。
ソーラーパネルの故障原因3つ
・台風や地震などの天災でパネルが割れてしまった
・火災などでソーラーパネルそのものや設備がダメージを受けた
・建て替えや売却などで建物そのものを取り壊すことになった
特にソーラーパネルは屋根の上に設置されているため、天災で損壊を受けやすい傾向にあります。
屋外に設置したソーラーパネルは、原則として火災保険の補償対象となるため、ソーラーパネルが故障した際にも補償を受けられるでしょう。
故障したソーラーパネルの処分を考える前に、火災保険が適応できるかを必ず確認しておきましょう。補償適用できる場合には、処分より修理を行うほうが安く済む可能性も高いです。
屋根に据え置きになるパネルは落下や火災などのリスクがないわけではありません。絶対に安全というわけではないため、そこは頭に入れておきましょう。
② 付属品の処分も忘れずに行う
ソーラーパネルを処分する際には、パワーコンディショナーや接続箱、ケーブルのような備品も忘れず一緒に廃棄してください。
売却でソーラーパネルを処分する際には、一式をセットで買取処分に出すとよいでしょう。そうすることで再利用も容易となるため買取価格は上昇しやすくなります。
万一、備品の処分を忘れてしまった場合には粗大ゴミなどで処分しましょう。ソーラーパネル以外は産業廃棄物ではないので処分も難しくないでしょう。
なお、ソーラーパネルのケーブルは単品での買取需要もあります。そちらも、売却できる買取業者がいない事前に確認しておきましょう。
太陽光発電に使用されているケーブルは銅製のものがほとんどです。ケーブル内の導線の束も直径1㎝以上はあるため、意外にも銅素材が多く含まれています。そのような理由から非常に価値が高い物になります。もしかすると、設備一式の中で最も価値があるものはケーブルかもしれません。
③ ご自身での撤去作業は絶対にしない
ご自身の手で太陽光発電の設備を撤去しようと考える人も多いかもしれません。しかし、屋根に登る必要があるなど危険であるため絶対に行ってはいけません。
配線周りなどの対応は、本来は電気工事士の資格・スキルが必要な作業になります。その他の作業も、素人が簡単に対応できるものではありません。
ソーラーパネルの撤去費用が高かったとして、専門知識が必要な作業ばかりであるため、必ず業者に委託しましょう。
ソーラーパネルを屋根から撤去するのに付きまとうリスク
・高所作業のため屋根から落下してしまう
・配線の電気遮断スキル不足による感電
・ガラスを使用したパネルなどが割れてしまう
・発電パネルのショートが起きてしまう
・重量物運搬で身体を傷めてしまう など
パネル撤去には上記のようなリスクがあり、死亡事故につながる恐れもあります。
④ 撤去は施工業者に手配することが多い
昨今では、ソーラーパネルの撤去から回収までを全て請け負える会社は少ない傾向にあります。そのため、手間はかかるかもしれませんが、撤去と回収を別々の業者に委託することも頭に入れておきましょう。
撤去や廃材の処分のみを業者委託する場合には、家屋などの解体業者を利用するのがおすすめです。取りはずされたソーラーパネルは、買取や廃棄などの対応が可能な業者に引き渡しましょう。
施工業者側でも回収・廃棄までは行っていない場合もあるかもしれないので、対応してくれない場合もあると覚えておきましょう。
処分ではなく家庭電源への転用も検討しよう
老朽化していないソーラーパネルを引き続き使い続けることができる場合、家庭電源に転用するのも有意義です。
ここでは、取り外した家庭用ソーラーパネルを電源として利用する方法を3つ紹介します。
ソーラーパネルの家庭用電源転用事例
① 家庭用の主電源への転用
② 電気自動車の充電に利用する
③ 非常用電源に利用する
屋根から撤去したソーラーパネルをうまく利用することができれば、ご家庭の電気代を節約することが可能です。以下で各転用事例を解説します。
① 家庭用の主電源への転用
固定価格買取制度(FIT)が終了したあとのソーラーパネルは、売電を行う収入源として有用ではないのが事実です。また、そのままの状態でソーラーパネルを使うと効力は少なくなりがちです。
しかし、引き続き太陽光発電を自宅用電源として利用し、節約効果を得ることはできます。家庭内での支出を減らしたい方は、家庭用電源転用を考えてみてはいかがでしょうか。
近年、電気代はますます高騰傾向にあります。ご自身の家庭で行う太陽光発電をお金に関換算して考えると、とても得する状況となることが理解できるでしょう。
同じ電力量を継続して発電できていると、実際の電気代の上昇分の価値があるものとして考えられ、得する面があるでしょう。
② 電気自動車の充電に利用する
電気自動車を購入している・する予定のある方はソーラーパネルを用いた電気自動車の充電スタンドを作成するのもおすすめです。
10kW以上の蓄電池をソーラーパネルに接続すれば、充電スタンドは簡単に完成します。自宅で電気自動車の充電を行えるようにすれば、車にかかる維持費を大幅に減らせるでしょう。
生活に欠かせない自動車の充電ともなると、駐車場に充電スタンドを作ってしまうのもアリかもしれません。
③ 非常用電源に利用する
ソーラーパネルと蓄電池を自宅に備え付け、非常用電源として使うのもよいでしょう。
電気自動車の充電と同様に、コンセントを指せばいつでも使える状態を維持しておければ、万一の場合にも安心できます。
停電になっても容量の大きい非常用電源があれば、災害時にも普段と同じ生活ができるでしょう。
しっかりと使用するとなると意外に場所を使ってしまうため、普段は保管をしておいていつでも使える状態に管理しておくと活用しやすいでしょう。
ソーラーパネルをすぐ処分したいなら不用品回収業者がおすすめ
太陽光を使った発電が行える、ソーラーパネルは近年注目されている住宅設備です。
今回主に紹介した家屋用の太陽光発電設備意外にも、太陽光発電をしてみようと購入した小規模ソーラーパネル、簡易的な持ち運び用パネルなどの処分も対象になってきます。
自宅の電力として使ったり、電力会社に販売したりできますが、廃棄・撤去の際には非常に高い処分費用がかかります。
ソーラーパネルは処分・廃棄するだけでなく、再利用や売却も検討できる設備です。自宅の家庭電源や電気自動車の充電、非常用電源などに再利用することもできます。限りある資源を大切にし、新たな電力を生み出す手段としてソーラーパネルを再利用してみてはいかがでしょうか。
壊れてしまったソーラーパネルや、どうしても家庭内で利用できないパネルは適切な方法で処分しましょう。また、業者にソーラーパネルを売却すれば、収入を得つつパネルを処分することもできます。
まだ使用できるソーラーパネルは売却、使えなくなったソーラーパネルは必ず産業廃棄物を処分できる業者に処分してもらってください。
また、施工・設置業者にとっても処分・廃棄をする場合には、頭を悩ませる問題となっている場合も考えられます。その場合にも、今回の処分方法を参考にしてもらえればと思います。
たくさんのソーラーパネルを処分する場合や、備品を一緒に処分する場合には不用品回収業者を利用する方法が効率が良いでしょう。
中でも不用品回収業者「不用品回収のお助けうさぎ」は、まとめて不用品を引き取るパックプランを実施しているためおすすめです。見積もりはLINEや電話で簡単に行えるため、ぜひ「不用品回収のお助けうさぎ」にお問い合わせをしてみてください。