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急増する高齢者のゴミ屋敷|孤立を防ぎ、解決に導くための全知識

急増する高齢者のゴミ屋敷|孤立を防ぎ、解決に導くための全知識

社会問題化する「高齢者のゴミ屋敷」

高齢者のゴミ屋敷問題は社会問題化しており、さまざまなところで取り上げられ対策等が検討されています。これは単にだらしない人がゴミ屋敷になるのではなく、誰にでも起こり得ることです。老化を避けられないのと同様に、昔は綺麗好きだった人や裕福な家庭でもゴミ屋敷になることはあります。

この記事では、表面的な片付け方法ではなく、ゴミ屋敷の根本にある高齢者の孤立などに注目し、ゴミ屋敷として表れるSOSのサインを見逃さず、高齢者の尊厳を守りながらゴミ屋敷を解決し安全な暮らしへ導くためのステップを解説します。

なぜ今、高齢者のゴミ屋敷が急増しているのか?

近頃、ニュースなどで高齢者のゴミ屋敷の増加を度々耳にするのではないでしょうか。その原因には、高齢化社会が急速に進展していることや、高齢者の一人暮らしが増加していることが関係しています。1980年代と比較すると近年では三世代世帯は半分以下となっており、夫婦のみや親と未婚の子のみの核家族、単独世帯が著しく増加しています。

高齢者のみの暮らしで、地域との繋がりも希薄になっていると、ゴミ屋敷の原因の一つであり高齢者によく見られる認知症を患っていても、サポートが入りづらくゴミ屋敷化しやすくなります。

参照:
令和7年版高齢社会白書(全体版)(PDF版)

高齢者がゴミ屋敷に陥る、見過ごされがちな5つのSOS

高齢者のゴミ屋敷化は、SOSのサインでもあります。ここでは、ゴミ屋敷の5つの原因を元に、高齢者が発しているSOSの背景を解説します。ゴミ屋敷の現状に隠れて見過ごされがちなサインでもあるため、背景を理解し根本的な原因を探りながら支援することが大切です。

SOS① 身体的な衰え

高齢になると、関節の疾患などにより日常的な動作で痛みを感じることがよくあります。また体力や気力などが低下することもよくあるでしょう。部屋の掃除をしようと思っても、掃除機を動かしたり物を移動させたりする度に関節が痛むと、だんだんと掃除をすること自体が苦痛に思えてきます。

決まった時間にゴミをゴミ収集場所に持って行く作業も、ゴミを運ぶこと自体がつらかったり、体調不良によりゴミ出しのタイミングで動けなかったりすることで、難しくなる場合があるでしょう。視力の低下により、細かい物の片付けがしづらいなど、身体的な衰えは片付けのさまざまな場面で影響をもたらします。掃除や片付けをやりたい気持ちはあっても、思うように身体が動かせないために「できない」のです。

SOS② 認知機能の低下

人は歳をとると少しずつ認知機能が衰えていきます。高齢化と認知機能の低下は切っても切れない関係ですが、ゴミ屋敷の原因にも大きく影響しています。認知症の初期症状には、物忘れだけでなく、気分の落ち込みや集中力の低下、日付がわからないといった症状が見られます。これにより、下記のような状態が起こりやすくなるでしょう。

  • ゴミ出しの曜日を忘れてしまう
  • ゴミかどうかの判断がつかない
  • 片付けの計画が立てられない

何度も同じ物を買ってしまう、気分の落ち込みから片付けのやる気が起きない、といったこともゴミ屋敷化の原因につながります。

SOS③ 精神的な孤立

高齢化に伴い、子供が独立する、配偶者と死別する、友人に会う機会が減るなどの環境の変化により、社会的孤立が深まりゴミ屋敷化しやすくなることがあります。一人の時間が増えることで孤独感や不安感が増加し、このような気持ちを紛らわせるために物を溜め込み、捨てることができなくなってしまうのです。

「ためこみ症(ホーディング障害)」は、高齢者に限らず起こりますが、過去の経験やストレス等が関係していることもあり、専門的な治療も必要になります。寂しい気持ちが原因の場合は、寂しさを感じさせない生活環境に整えながらの心のケアも大切です。

SOS④ 喪失体験と精神疾患

高齢化するにつれて、大切な人を失う、社会的役割を失う、健康な状態を失うなど、さまざまな喪失を経験します。特に大切な人を失う喪失体験は、大きなストレスと悲しみをもたらすでしょう。喪失体験は、立ち直るまでにいくつかのプロセスがあり、強い悲しみと共に無気力になる段階もあります。無気力な状態では部屋の片付けなどももちろん難しくなり直接的にゴミ屋敷に影響しますが、この状態が長期化することで「うつ病」や「セルフネグレクト(自己放任)」を引き起こすケースがあり注意が必要です。

うつ病になると、気分が強く落ち込み、疲れやすいなどさまざまな不調を引き起こします。セルフネグレクトになると、食事や病気の治療など生きるために必要な自身のケアも放棄してしまいます。これらは生活意欲そのものが低下している状態のため、ゴミ屋敷の解決の前に医療的観点からのアプローチが必要な場合があります。注意深く対応していきましょう。

SOS⑤ 経済的な不安

高齢化に伴い、経済的な不安も増加することがあります。年金生活で不安があると、「まだ使えるかもしれない」という気持ちが強くなり、さまざまな物を捨てられなくなってしまうこともあるでしょう。これは単にもったいないという価値観だけでなく、将来への不安の表れでもあります。

また、経済的困窮は、先述したセルフネグレクトの原因の一つでもあります。経済的な理由で病気の治療ができないと、ゴミ屋敷の根本の原因も解決できないため複合的な問題につながります。

高齢者のゴミ屋敷が引き起こす4大リスク

高齢者がゴミ屋敷を放置することにより、さまざまな危険性があります。ここでは特に気を付けたい4大リスクについて解説します。健康状態を害することや火災の原因、近隣との関係悪化などに加え、最も深刻な状態では孤独死につながるため、一刻も早く解決することが望まれます。

感染症・アレルギー・転倒による骨折

ゴミ屋敷では、ホコリやカビ、ダニ、害虫、害獣などが発生しやすくなります。このような不衛生な環境で暮らしていると、アレルギー症状や呼吸器疾患、皮膚炎、感染症などさまざまな病気や健康被害が起きやすくなります。高齢者は通常でも免疫力が低下している傾向にあるため、特に注意が必要です。

また、ゴミや物が散乱した室内では、転倒のリスクも増加します。つまずいて転倒すると、骨折や骨折を引き金に寝たきりの状態になる可能性もあるため、このようなケガも要注意です。

漏電・放火の危険性と逃げ遅れ

ゴミ屋敷は、室内の管理や掃除が行き届かないことで火災が起きやすい環境です。例えば、コンセントと緩んだ電源プラグとの間にホコリが溜まると、ホコリが湿気を含み電気を通して放電を繰り返し発火につながるトラッキング現象が起きます。また、劣化した電気機器をそのまま使用していることなどによるその他の漏電火災の危険もあるでしょう。

加えて、屋外にまでゴミが溢れている状態は、放火されやすい危険性もあります。室内にゴミが溜まっており移動しづらい環境で火災が起きると、逃げ遅れる可能性があり大変危険です。

悪臭・害虫による関係悪化

悪臭や害虫による被害はゴミ屋敷の内部だけにとどまらず、近隣住民に広がりトラブルの原因となります。近隣住民から直接苦情が来る場合もあれば、行政や弁護士などに相談される場合もあるでしょう。ゴミが近隣の敷地にはみ出しているだけでも所有権の侵害となります。また、近年ではゴミ屋敷問題を解決するための条例を定めている自治体もあり、法的に対処がおこなわれるケースもあります。

こうした地域社会に影響を与える規模のゴミ屋敷になってしまうと、事態は深刻です。穏やかな老後の生活も壊れてしまうため、近隣との関係が悪化する前に解決するようにしましょう。

孤独死への道

高齢者のゴミ屋敷の最大のリスクは孤独死につながることです。病気やケガで動けなくなることや、周囲との関係悪化や社会的孤立によりセルフネグレクト状態が進行する、といった状況で孤独死をした際に発見が遅れてしまいます。誰からもサポートが受けられない状態でゴミ屋敷の悩みを抱えたまま亡くなってしまう危険性を鑑みて、家族を始め社会全体で気を配る必要があります。

「お助けうさぎ」では、ゴミ屋敷の片付けに力をいれております。お電話・LINE・メールでのご相談を承っております。お気軽にお問い合わせくださいませ。

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解決へのロードマップ:孤立を防ぎ、尊厳を守るための正しいステップ

高齢者のゴミ屋敷の解決には、本人の尊厳を損なわないようにサポートすることが大切です。間違ったアプローチで孤立を加速させないように、丁寧に手順を追って進めていきましょう。ここでは、冷静に行動するための効果的な手順を解説します。

ステップ1:まず家族が冷静に状況を分析する

まずは、先述した高齢者のSOSのサインも参考に、ゴミ屋敷の原因の仮説を立てましょう。家族のように近い関係の場合、感情的になりやすく表面的な解決方法に注目しがちですが、高齢者本人の生活状況や心身の状態を客観的に把握することがとても大切です。まずは、ゴミが溜まっている部分以外の、本人の様子などに目を向け、冷静に今の状態を観察しましょう。

ステップ2:最初の扉は「地域包括支援センター」

高齢者の問題を相談しやすいのは、高齢者の総合相談窓口である「地域包括支援センター」です。市町村の設置する地域包括支援センターには、保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員などが配置されており、地域のさまざまな関係者と連携した専門家チームが支援を検討してくれます。介護保険のサービスの利用についても詳しく聞くことができます。

相談する際には、ゴミ屋敷の場所である支援対象者の住んでいる地域の地域包括支援センターに問い合わせるようにしましょう。高齢者に関する困りごとについて些細なことから相談できますが、事前に相談したい内容を整理しておくとスムーズに伝えられます。ゴミ屋敷の状態の程度から、住んでいる高齢者の健康状態や様子などを詳しく伝えてみてください。

ステップ3:ケアプランの作成と支援の開始

地域包括支援センターに相談すると、介護サービス事業者や医療機関などとの連携により全体的なサポートを検討してくれるでしょう。要介護または要支援認定を受けて介護保険のサービスが利用できるようになると、例えば要介護認定を受けて在宅で利用する場合、居宅介護支援事業者のケアマネジャーがケアプランを作成してくれます。

訪問介護でホームヘルパーが高齢者の生活をサポートしてくれたり、看護師等が医師の指導に基づいた医療の提供をおこなってくれたりすることにより、高齢者の生活環境を健康的に維持しやすくなるでしょう。病気などが影響している場合、家族だけの力ではサポートにも限界があるため、地域包括支援センターを通して医療機関と連携できるようにすることは重要なポイントです。

ステップ4:専門業者による物理的な片付け

地域包括支援センターに相談して福祉における支援体制が整ってきたら、ゴミ屋敷の物理的な環境改善をおこないましょう。新しい生活を始めるためにも、まずは今のゴミ屋敷の状態の解決が必要不可欠です。地域包括支援センターへの相談がゴミ屋敷の撤去にそのまま直結しないため、相談後の方向性によってケースバイケースではありますが、自力で片付ける場合には専門業者に依頼すると効率良く短期間での片付けが可能です。

ゴミ屋敷を片付ける際には、住んでいる本人の理解を得ることが必要不可欠のため、まずは本人に相談してみましょう。ゴミ屋敷の片付けにおいてはさまざまな抵抗を感じることがありますが、この片付けは生活の終わりではなく、新しい生活を始めるための最初のステップであることを前向きに伝えてみてください。

「お助けうさぎ」では、ゴミ屋敷の片付けに力をいれております。お電話・LINE・メールでのご相談を承っております。お気軽にお問い合わせくださいませ。

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高齢者対応で信頼できる片付け業者の選び方

ゴミ屋敷の片付けを依頼する業者は、単なる料金の安さや作業の速さだけでなく、高齢者に適した対応力も意識して選ぶことが重要です。高齢者に対する尊厳に配慮してくれる業者を探すことで、本人の意思に反した片付けのトラブルを防ぐことができ、新しい生活をスムーズに始めやすくなるでしょう。

ポイント①:福祉的な視点とコミュニケーション能力があるか

高齢者のゴミ屋敷の片付けでは、高齢者の特性について理解があることが大切です。高齢者の心理状態や抱えやすい病気などに知識がある業者を選ぶようにしましょう。高齢者に限らず、プライベートな空間に知らない業者の作業員が出入りするのは抵抗を感じやすい環境です。威圧的な態度がなく、丁寧な対話ができる業者を選ぶことも、こうしたストレス改善に役立ちます。

女性の高齢者の場合、男性スタッフが苦手なケースもあるでしょう。そのような悩みがあるときには、女性スタッフも一緒に来てくれるサービスがあると安心です。

 ポイント②:貴重品や思い出の品の探索を丁寧におこなうか

たとえゴミ屋敷であっても、中には貴重品や大切な思い出の品などが埋もれています。全てをゴミとして扱われてしまうと損害が大きくなってしまうでしょう。そのため、問い合わせや見積もりの段階で、大切な物を一緒に探してくれるかどうか、といった業者の姿勢の確認が必要です。

貴重品や金品、個人情報に関わる書類などを捜索してくれるかどうか、きちんと分別して渡してくれるかどうかをあらかじめ確認してみましょう。思い出の品は客観的にはわかりにくい物もあるため、探して欲しい物はきちんと把握して事前にピックアップして伝えられるようにしておくことも大切です。

ポイント③:明確な料金体系と必要な許認可

片付け業者の中には、高額な請求をする悪徳業者もいるため、料金体系についても詳しく確認しましょう。トラブルを避けるためにも、下記のチェック項目などを参考に信頼できる業者かどうかを見極めてください。

  • 見積もり金額の内容が明瞭で、相場とかけ離れていない
  • 会社の所在地がきちんと記載されている
  • 一般廃棄物収集運搬業の許可など、サービスをおこなうための資格を持っている
  • 作業中のトラブルにおける補償制度がある

悪徳業者の場合、無許可で不用品の回収作業をおこなっていることがあるため注意が必要です。作業中のトラブルは皆無とはいえないため、万が一のトラブルに備えた補償があるとより安心して作業を任せられるでしょう。

お助けうさぎが高齢者のゴミ屋敷問題で選ばれる理由

お助けうさぎでは、高齢者の方のゴミ屋敷問題に丁寧に向き合い作業をいたします。ご家族の方やサポートに入っているケアマネジャーとの連携による片付け実績がございますので、ご安心ください。

貴重品やご指定のお品物も徹底的に捜索し、金品や書類等も含めて仕分けたうえでお渡しいたします。また、ご提示した見積もり料金からの追加請求も一切ございません。特別な研修を受けたプロのスタッフが対応し、お客様の個人情報についてもプライバシー保護を徹底し作業終了後に適切に廃棄いたします。

「お助けうさぎ」では、ゴミ屋敷の片付けに力をいれております。あらゆるニーズに柔軟に対応が可能となっておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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社会全体で支え、安全で尊厳ある暮らしを取り戻す

近年急増し社会問題化している高齢者のゴミ屋敷問題は、家族だけでなく地域や社会全体で支えながら解決すべき課題です。実家がゴミ屋敷になってしまった、近所のご高齢の方の家がゴミ屋敷になってしまった、という状況には日々悩まされることもあるかと思いますが、一人で抱え込む必要はありません。正しい知識と周囲の連携があれば、必ず解決の糸口が見つかります。

周りに相談できる環境がない、どうしたら良いか踏み出せない、というときには、最初の一歩として、まずはお助けうさぎにぜひお話をお聞かせください。数々のゴミ屋敷を片付けてきた経験を基に、最適な解決方法をご一緒に考え、お住まいの高齢者の方の安全で尊厳のある暮らしを取り戻すために全力でサポートいたします。

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オオウチ
オオウチ

1994年生まれ。不用品回収歴は5年で、これまでに30,000件以上の不用品回収・ゴミ屋敷の片付けを担当してきました。 チームで協力して迅速かつ丁寧な作業を心掛け、お客様に見積もりの説明を行う際には、分かりやすさに重点をおいて説明をさせて頂いています。 また、お助けうさぎのYoutubeチャンネルで撮影も行っていますので「お助けうさぎYoutube」で検索してみてください。

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