遺品整理も家財整理の一つ！ 家財の処分方法と業者の利用について

「家財整理をした方が良い」と近頃よく聞くけれども、何から始めたら良いのかわからない、そもそも家財整理とは何か？という疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は家財整理が何を意味するのか、という基本的な知識から、遺品整理や生前整理、空家整理との違い、自分で家財整理をおこなう場合の手順、業者を利用すべきかどうかの判断ポイントまで詳しく解説します。

家財整理をおこなう際は一定の計画を立てる必要があります。

実際の流れに沿って説明をしていきますので、ご自身の状況と照らし合わせながら確認をしてみてください。

家財整理は具体的に何のこと？ 家財の意味とは

「家財整理」と聞いても、具体的な内容がピンと来ないということはよくあるかと思います。

まずは、言葉の意味から掘り下げてみましょう。

家財整理がおこなわれる主なシーンは身近な事柄のため、状況を思い浮かべるとよりわかりやすくなります。

家財整理は辞書に載ってない？ 家財道具とは？

実は「家財整理」という言葉は、この記事を執筆している現時点で調べても、具体的に辞書で定義されていません。

そこで「家財」という言葉の意味を調べてみましょう。

「家財」には、漢字の通り、「家の財産」という意味があります。

そのため、家財整理とは簡潔にまとめると「家の財産を整理する」という意味になります。

具体的には、家にある不用品を処分したり、価値のある物をお金に換えたり、という作業になるでしょう。また、ハウスクリーニングも家財整理に含めて挙げられることがあります。

家財には、家具や衣類、器具などが含まれますが、これらはまとめて家財道具とも呼ばれます。

家財整理がおこなわれる主なシーン【遺品整理・生前整理・空家整理】

家財整理は幅広い意味で捉えると不要な物を整理したり処分したりすることのため、日常的におこなわれていることでもあります。

とはいえ、実際に家財整理という言葉が使われるときは遺品整理や生前整理、空家整理について挙げられる場合が多いでしょう。

家財整理は、遺品整理・生前整理・空家整理の総称として使われる言葉でもあります。

これらの個々の整理は、それぞれ環境も違い、整理する際の特徴や目的も異なるため、個別に内容をおさえておくとよりわかりやすくなります。

遺品整理【故人が残した物を整理・処分する】

遺品整理は、亡くなった人のものを整理したり処分したりすることを意味していて、生前整理と対照的に挙げられる言葉でもあります。

物の所有者が不在のため、身近な家族や親族間でおこなう作業となるでしょう。

相続などの法的なことも関係してくるため、ある程度の専門知識も必要になります。

また、遺品の整理や処分に留まらず、親族間での遺品の分配もおこなう必要がでてきます。

加えて、家の清掃のほか、物件によって賃貸なら解約、持ち家の場合は売却や解体などの作業も遺品整理に含められます。

生前整理【生前に死後に向けた身の回りや財産の整理をする】

生前整理は、遺品整理や空家整理とは違い、物の所有者が自分で整理するところが特徴で、終活の一つとしても挙げられている作業です。

自身が元気なうちに、今後、遺品整理や空家整理をおこなうであろう家族の負担を軽減させるための目的もあります。

不用品の処分や、遺品となる財産の整理や仕分け、家の掃除などをおこない、場合によって遺言書やエンディングノートなども作成します。

自分で自分の物をどうするのか決定することができ、自分のペースでおこなえるため、遺品整理や空家整理などのように期限が定められるリスクも少ないのがポイントです。

空家整理【住人がいなくなった空き家の整理・物の処分をする】

両親が施設に入居する、亡くなるといった理由で実家に誰も住まなくなることや老巧化によって人が住めなくなる、などによって空き家になると空家整理が必要になります。

遺品整理や生前整理のようにものの整理や処分が必要になり、家の清掃、売却や解体などの家自体の処分も含められます。

そのため、遺品整理に関連する内容として取り上げられることもあります。

家という大きな規模の作業のため自力でやるには限界もあるでしょう。

スペースが広い家やゴミ屋敷などの場合は、専門業者へ依頼する方法が勧められることもあります。

家財整理は何からやる？ 作業内容と手順について

上記で解説したように、家財整理にはいくつかのシーンがあります。

個々の環境によって具体的な作業内容や手順は変わることがありますが、大まかな流れの中では共通している部分もあるため、まずは全体の流れを簡単に把握してみましょう。

家財整理をおこなう予定を立てる

家の広さや物の量など家財の規模にもよりますが、遺品整理や空家整理などはまとめて作業することも多く、大がかりな取り組みになることもよく見られます。

そのため、やり始める前にしっかりと予定を組んでおくことが大切です。

いつまでに作業を終えなければいけない、というように期限が限られている場合には特に、全体の作業内容を把握した上で、作業日や人数、片付ける順番などのスケジュールを立てておくようにしましょう。

家財の処分をおこなう

家財整理では、もう使わない不要になった家財の処分をおこなう作業がメインの作業となります。

まずは、家財について、必要なものなのか不要な物なのかを考えて、仕分けをおこないます。

その後、不要なものは処分することになりますが、ものの性質にあった処分方法を選択することがポイントです。

自治体の粗大ゴミ回収を利用する、家電量販店や不用品回収業者に回収を依頼する、リサイクルや買取に出すなどの方法があり、買取サービスなどを上手に利用することで費用の節約にもなります。

このように家財の処分には、ある程度の手間と時間がかかるため、事前にスケジュールを立てておくことが大切だということが分かります。

財産の整理や遺品整理の形見分けをおこなう

不用品の処分だけでなく、残すことにしたものの整理も必要になります。

特に財産の整理は大切な作業です。

現金や貴金属といった動産だけでなく、家や土地などの不動産も関わるため、親族間で話し合いの場を設けてトラブルが起こらないよう丁寧に処理していきましょう。

高価なものや自動車などは売ってから現金の状態で欲しいというケースもあります。

それぞれ手続きなどによってある程度の手間と時間がかかるため、財産の整理についても余裕を持って取り組むことが大切です。

また、遺品整理では故人の思い出の品について形見分けをおこなう場合があり、こちらもケースバイケースで臨機応変に取り組まなければいけないときがあります。

贈与税など法的なことが関係するものもあるため慎重におこなうようにしましょう。

家財整理ではハウスクリーニングもポイント

家財整理の手順では、ハウスクリーニングまで含んで取り上げられることも多いのが特徴です。

遺品整理や空家整理では特に、その後の住居について、売却するのか、誰かに貸すのか、といったことも関係するため、ハウスクリーニングまで意識して計画しておくと役立つでしょう。

場合によってはプロの業者に清掃を依頼しなければいけない状態のときもあるため、どれくらいの掃除が必要かについても家財整理の初期の段階で見当を付けておくのがポイントです。

家財整理を業者に依頼した方が良い場合とは？

家財整理は手伝ってくれる人材を集めるなどして自力でおこなう方法もありますが、家の状態によって向き不向きがあります。

自力では不可能なケースもあるため、業者に依頼した方が良い場合を予めおさえておくと、最初の段階で判断が付きやすく計画も立てやすいでしょう。

加えて、家財整理は時間がかかり、決めなければいけないことも多く、心身ともに負担がかかります。

自力でやるにはそのための時間と労力、根気などが必要になることから、早く終わらせたい、エネルギーがない、などの場合も業者に依頼した方がメリットを多く得られるでしょう。

家財整理を業者に依頼する場合のメリット

家財整理をプロの業者に依頼することで得られるメリットはいろいろあります。

自力でできない場合の選択肢としてだけでなく、得られるメリットもあわせて検討してみてください。

家財整理を予定通りにスムーズに進めることができる

経験豊富なスタッフに作業をおこなってもらえるため、短時間で終えることができます。

ケースバイケースではありますが、数時間から1日程度で完了できることも多いため、忙しくて家財整理の時間が取れない人にとっては大きなメリットになるでしょう。

また、サイズが大きな家具や重いものなどは自力で運ぶとなると相当な労力が必要となりますが、このような作業をすべて任せられることもメリットとなります。

遺品整理・生前整理・空家整理の状況に合ったメリットがある

家財整理のシーンによって状況が違うため、遺品整理や生前整理、空家整理では悩みやトラブルもそれぞれ異なる場合があります。

遺品整理や生前整理でよくある悩みが「相続」に関することです。

そういった悩みを解決してくれる遺品整理士という資格があり、多くの専門業者では有資格者が在籍し相談を受け付けています。

専門知識のあるスタッフに相談しながら作業を進めていけることはメリットの一つです。

また、遺品整理では故人との思い出に触れることが辛く作業自体がストレスになってしまうケースもありますが、業者に間に入ってもらうことで精神的負担を軽減できるといったシーン個別のメリットもあるでしょう。

空家整理の場合は、長いこと空家にしていたけれどまた住みたい、などの悩みを業者の利用で解決できる場合もあります。

早ければ１日かからずに綺麗な状態に戻してもらうことができるので、手間もかからなければ時間もかかりません。

家財の処分だけでなく、複数の作業を任せられる

家財整理には、物の整理や処分だけでなく、掃除、害虫・害獣駆除、家の解体など、さまざまな作業が必要になることがあります。

このような作業も、業者の用意するプランを組み合わせることで複数の作業を一括して任せることが可能です。

作業ごとに別々の業者に依頼する必要がないので効率よく進めることができるのはメリットと言えるでしょう。

家財の買取サービスを設けているところもあるため、買取してもらえると費用の節約にもつながります。

ハウスクリーニングサービスや害虫駆除サービスは、家の売却時やまた住みたいときに役立つでしょう。業者によっては庭木の手入れまでおこなってくれる場合があります。

遺品整理にまつわるサービスでは、特殊清掃のプランを設けているところもあるため、家財の処分とあわせてプロの技術で清掃してもらえることは大きなメリットになります。

家財整理を依頼する業者を選ぶときのポイント

家財整理をおこなってくれる業者は多数ありますが、残念ながら中には悪徳業者と呼ばれる業者も存在するため、まずは依頼したい業者をよく調べてサービス内容や実態を把握した上で選ぶことがおすすめです。

公式HPだけでなく、口コミや評判もチェックしておくと役立ちます。

複数の業者を比較すると、より自分のケースに合うサービスを設けているところを選びやすいでしょう。

優良な業者を選ぶための一般的なポイントをおさえておくと、比較の際にも参考になります。

業者選びでは相見積もりをとることも重要

数ある業者の中から優良な業者を見つけるためには、相見積もりをとるのも効果的な方法です。

上記で取り上げたような、スタッフの対応や見積書の内容を比較する上でも参考になるでしょう。

また、複数の見積もりが集まることで、依頼したい内容の相場も把握しやすくなります。

相見積もりをとるにはある程度の時間もかかるため、早めに取り掛かるのがおすすめです。

家財整理の一歩を踏み出そう！ お助けうさぎは買取や掃除にも対応可能です

今回は家財整理について詳しく解説いたしました。

言葉だけを聞くと難しそうなイメージもありますが、具体的に紐解いてみると全体の流れもわかりやすくなったのではないでしょうか。         

ご自身の家財整理のシーンに沿って、一つずつ計画を立てていけば無理なくおこなうことができるでしょう。

ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。

お助けうさぎは東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城を中心に不用品回収サービスをおこなっています。     

「不用品回収」のほか、「ゴミ屋敷清掃」「不用品買取」「ハウスクリーニング」「遺品整理」など、家財整理に役立つさまざまなサービスをご用意しております。

料金は分かりやすい定額パックをご用意しており、一番お得に処分できる金額をご提案いたしますので余計な費用がかかってしまうことはありません。                                      

ご相談やお見積もりは無料となっておりますので、まずは金額だけでも知りたいという場合もお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせは24時間365日いつでも受け付けておりますので、お気軽にお申し付けくださいませ。    

オオウチ

1994年生まれ。不用品回収歴は5年で、これまでに30,000件以上の不用品回収・ゴミ屋敷の片付けを担当してきました。チームで協力して迅速かつ丁寧な作業を心掛け、お客様に見積もりの説明を行う際には、分かりやすさに重点をおいて説明をさせて頂いています。また、お助けうさぎのYoutubeチャンネルで撮影も行っていますので「お助けうさぎYoutube」で検索してみてください。