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不用品別の処分方法身辺整理と聞くと、終活や死ぬ準備といったイメージばかりが先行してしまうかもしれません。
しかし、身の回りの「必要のないもの」を整理する断捨離といった感覚で身辺整理をする人も多い です。
こんな人は一度身辺整理をしてみても良いかもしれません
・「必要のないもの」に振り回されている気がする
・すっきりした気持ちで新生活を迎えたい
・生きる上でのしがらみを捨てて身軽になりたい
・少しずつ終活をしていきたい
上記にあてはまる方は、一度身辺整理をしてみてはいかがでしょうか。
不要なものを捨てると生活の質を上げることもできるので、「身辺整理=ネガティブな作業」とイメージしてしまうのはもったいないですよ。
この記事では、身辺整理の目的ややり方、捨てるべきもの、身辺整理で出た不用品の処分の仕方などをご紹介していきます。
身辺整理の基本は断捨離!具体的にはいつやるべき?
身辺整理は身の回りのいらないものを洗い出して、必要なものだけを手元に残して生活環境を整えることを指します。
「身辺整理=大規模な断捨離」と考えてOK!
身辺整理は身の回りのものを「いるもの」と「いらないもの」に分別して処分する作業です。
整理する対象は、自己の所有物だけでなく人間関係や仕事関係の事務や書類も入ります。
基本的には「断捨離」と同じと言っても過言ではありません。
しかし、普段の掃除や片付けとは違って、「それまでの生活からの継続性を前提としない」ことが特徴とされています。
そのため、下記のような場合に身辺整理をするのが良いかもしれません。
こんなときに身辺整理をするのがおすすめ
・それまでの生活からガラッと気持ちを切り替えたいとき
・過去を清算したいとき
・人生の転機を迎えるとき
・死を間近にしたとき(この場合は生前整理とも言います)
身辺整理は単純に不要なものを捨てて身軽になれるだけでなく、いらないものを整理していく過程で気持ちを切り替えられるというメリットもありますよ。
【断捨離とは?詳しくはこちらをチェック!】
具体的に身辺整理をやるべきタイミングは?
実際に身辺整理は以下のようなタイミングで行う人が多いです。
特に大きなきっかけがなくても定期的に身辺整理をする人もいるので一概には言えませんが、人生における大きなターニングポイントで行うのが一般的と言えます。
就職・退職・転勤するとき
就職や退職、転勤は今までの生活がガラッと変わる可能性が高いです。
時にはライフスタイルや住まいが変わる場合もあるので、それまでの生活において必要だったものが一気に不要になることも珍しくはありません。
環境が変わるときは、人間関係や家の中にあるものを中心に、今後も変わらずに必要なものなのかどうかを見つめ直してみましょう。
ちなみに、定年退職の際に終活を見据えて身辺整理を始める人が目立ちます。
結婚・引っ越しするとき
結婚や引っ越しも身辺整理をする大きなきっかけ。
特に独身から既婚者になる結婚は、生活が何もかも様変わりする可能性も出てきます。
独身時代は必須と思っていたものや人が結婚を境に重荷になるなんてケースもあるので、新しい生活を気分良く送るために身辺整理をしてみても良いかもしれませんね。
終活したいと感じたとき
生前整理や終活をしたいタイミングで身辺整理をする人も多いです。
遺される家族が遺品整理や遺産相続の問題で重荷を感じないように、あらかじめ自分の持ち物を整理しておくのです。
この場合は、財産を誰に相続してもらうか、遺品をどう取り扱ってほしいかなどをしっかり遺言として書き残しておくことも重要。
もちろん、「死後に遺族や第三者に見られたくないものを密かに処分しておく」意味で身辺整理をするのもアリでしょう。
ただ単に生活や気持ちを一新させたいと思ったとき
今までご紹介したタイミングは人生において大事な節目ばかりですが、特別な時期でなくても定期的に身辺整理をする人や、周りの人に影響を受けるといったきっかけで突発的に始める人もいます。
この場合の作業は身辺整理ではなく「断捨離」と呼ぶ人が多いですが、自分にとって必要なものと不要なものを整理して処分するという点で同じと言って良いでしょう。
身辺整理で捨てるべきもの7選
身辺整理は何を積極的に捨てるべきか迷うかと思います。
ここでは身辺整理で優先して「いるか、いらないか」を判断して整理した方が良いものを挙げていきます。
衣服
溜まりやすく、かさばりやすい衣服は身辺整理で真っ先に手をつけてOKなものです。
直近1年で着ていない衣服やシミがついている衣服は、とっておいても今後着る可能性が非常に低いので、捨ててもほぼ問題なしです。
余裕があれば靴やバッグも同様の基準で整理してください。
ただし、礼服や喪服などの冠婚葬祭用の衣装は今後いきなり必要になることもあるため、できるだけとっておいた方が吉でしょう。
本やCD、ぬいぐるみといった趣味のコレクション
身辺整理の際は趣味で集めてきたコレクションも一度全部出してみてください。
集めていた当初は夢中になっていたものでも、現在は持っていたことすら忘れている品物もあります。
コレクションで集めているものの中にはプレミア価格で高く売れる品物もあるので、不用品はできるだけ捨てずに換金した方が良いです。
ただし、現在も使っているものや愛着が湧いている「必要なもの」は絶対に無理に処分してはいけません。
手放したことで気持ちが落ち込んでしまう可能性もあるため、捨てるかどうか迷ってしまうものに関しては、一旦保留にしておきましょう。
パソコンやスマートホンに溜まっているデータ
パソコンやスマホは生活に直結するデータの宝庫です。
プライバシーに関わるデータも多いため、今後の生活で必要のないデータは処分を検討してOK。
特に写真は溜まりやすいだけでなく過去の出来事や人間関係を思い出しやすいので、不要なら積極的に処分しておいた方が良いでしょう。
また、万が一自分が亡くなった場合に人に見られたくないデータも残しておかない方が良いです。
引き出物やプレゼント
人からもらったプレゼントはその人との思い出がつまっているので、身辺整理の際に今後もとっておくべきか検討した方が良い代物と言えます。
引き出物や他人からもらったプレゼントは捨てるのに躊躇する人も多いと思います。
しかし、まったく使っていないなら、いつまでも保管しておかずに身辺整理の際に手放してしまいましょう。
未使用の品であれば売ることも可能です。捨てるのは気が引ける場合、買取も検討してみてくださいね。
家具、家電
家具・家電はかなりの場所をとるので、使っていないなら迷わず処分しましょう。
新生活のために新しい家具・家電を買い直す際も、不要になるものは手放してください。
大きな家具・家電は自力での処分が難しく、洗濯機やテレビといった一部の家電は「リサイクルが必須」と決まっているものもあります。
自分で何とかしようとするよりも、不用品回収業者に依頼した方が手間や時間がかからないことが多いです。
不動産や証券、自動車、着物、貴金属などの財産
不要な財産は持っていてもどんどん価値が下がっていくだけです。
身辺整理の際は一度全て洗い出して、売却できるものがないか検討してみましょう。
また、終活目的の身辺整理の場合は、相続先を決めて遺言として残しおくことをおすすめします。
人間関係・不要な付き合い
「物」ではありませんが、身辺整理・断捨離の際に積極的に見直したいのが人間関係。
自分にとって負担になっている人間関係は無理して続ける必要はありません。
今後も付き合っていきたい人かどうかを見つめ直してみると良いでしょう。
もし関係を断ち切りたいと思った人がいる場合、その人に関係する手紙や年賀状、プレゼント、写真なども一緒にある程度処分してしまうのがおすすめです。
身辺整理のやり方や重要なポイントを解説
ここでは身辺整理をする際に特に重視したいポイントを絞ってお伝えします。
目的や期限に応じてスケジュールを決めてとりかかる
身辺整理は目的や期限に応じてスケジュールや整理する対象を決めていきましょう。
たとえば引っ越しが迫っている場合は引っ越しまでの期間に整理を済ませる必要があります。定年退職後の身辺整理であれば、ある程度まとまった時間がとれるので数年越しの作業でもほぼ問題ないでしょう。
期限を決めずに始めてしまうと、いつまで経っても作業が終わらず中途半端に終わってしまう可能性が高いです。
「いる・いらない」の判断はできても不用品を捨てる作業が面倒で時間がかかるのであれば、不用品回収業者に頼むのも選択肢の一つ。
また、無理に全てを整理する必要はなく、できる範囲だけでもOKです。
無理をすると途中で挫折してしまうので、今現在気になっているものから整理していくようにしましょう。
「いる・いらない」の基準は自分で決める
自分にとって必要なものか否かは、あくまで自分の気持ちを最優先にして判断していきましょう。
「これはあの人がほしがるかもしれない」「いつか子供が使うかもしれない」と他人ありきの理由で整理をするのは得策ではありません。
どうしても聞いておきたいものに関しては、なるべく本人に「ほしいかどうか」「使うかどうか」を聞きましょう。
そこで不要と言われたら、思い切って捨ててしまってください。
完璧を目指さないこと
身辺整理では、身の回りのものを全て清算しようとするあまりに頑張りすぎてはいけません。
しがらみを捨てて身軽になるはずの作業でストレスを溜めてしまっては元も子もないからです。
また、できるだけ処分しようとするあまり、本来必要であった書類やものまで捨ててしまうといった問題が発生する場合もあります。
「今までの自分を全て捨てたい」「周りに絶対に迷惑をかけないようにしたい」と思うのは止めて、気軽に作業をすることをおすすめします。
処分するかどうか迷ったらひとまず「保留」を選び、よく考えずに捨ててしまって後悔のないようにしてくださいね。
身辺整理で出た不用品を捨てる・処分する方法~譲渡から業者の依頼まで
最後に身辺整理で出てきた不用品を捨てる方法の選択肢をご紹介します。
近場のゴミ捨て場に捨てる以外にもお得な処分の仕方がたくさんあるので、余裕があるなら検討してみても良いでしょう。
友人・知人・家族に譲る
相手がほしがっているものや思い出の品は、友人・知人、家族に譲ると喜ばれる可能性が高いです。
知り合いに使ってほしい、持っていてほしいものは、相手の意志を確かめてから譲ってあげましょう。
ただし、死後に特定の人に相続してもらいたいものに関しては、口約束ではなく遺言状やエンディングノートにしっかり書き記しておいてください。
価値の高いものであればあるほど、誰が相続するか親族間でもめる原因になりやすいので、注意が必要です。
ちなみに当然ですが、身辺整理をしていることを周りに気づかれたくない場合は、この方法はとらない方が無難です。
リサイクルショップや専門店、フリマアプリで売る
まだ使えるものはリサイクルショップ・フリマアプリなどで売るという手段もあります。
点数が多い場合はまとめてショップに持って行くのが困難なので、トラックで回収に来てくれるリサイクルショップを利用しましょう。
専門店での買取をお願いすると、一般的なリサイクルショップよりかなり高値で売れる傾向にあります。
また、自分で売る値段を決められるフリマアプリも存在します。
余力や時間があるなら、大切なコレクションの価値がわかる人に売却するのもアリですよ。
不用品回収の業者に依頼する
状態があまり良くなく売れる見込みがない、譲渡先や買取先を探すのが面倒というときは、思い切って廃棄を検討しましょう。
最寄りのゴミ捨て場に捨てられるものや量には限りがあります。
自力での廃棄が難しい場合は不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者に頼めば、「部屋中にあるものを丸ごと処分」も可能ですし、不用品の分別も不要。
最短1日で片付くので、急ぎの場合や周りに身辺整理していることを知られたくない方も気軽に頼めます。
メリットたっぷり!こんな不用品業者もあります!
・当日の立ち合いなしで作業をしてくれる業者なら、忙しいときもOK
・不用品の買取をしている業者なら、買取価格と不用品回収の作業費を相殺できる可能性もある
・女性スタッフがいる業者なら、部屋を異性に見られたくない方も安心
・早朝や夜中の作業にも応じてくれる業者もあります
すぐに身辺整理を終わらせたいときは特に便利です。
目的に合った業者に相談してみてはいかがでしょうか。
身辺整理で不用品を捨ててすっきりさせよう!業者も上手く使って楽に作業するのもOK
身辺整理は今後の自分・家族の生活を明るくするための作業です。
全部一気に捨てようと気負わずに進めてください。
しんどい作業は不用品回収業者や片付け業者に頼ってしまってもOK。
業者を上手く使いながら、必要なものだけを厳選してすっきりさせましょう。
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