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不用品別の処分方法一人暮らしの部屋がゴミ屋敷になりやすい背景には、「5つの原因」が関係しています。一人暮らしの誰にも干渉されない生活による、生活リズムが乱れやすい、孤独を感じやすいことなどが実はゴミ屋敷にも関連しているのです。この記事では、ゴミ屋敷の原因や心理状態を詳しく紐解きながら、ゴミ屋敷のレベルや放置するとどうなるかを解説します。今から始められることや改善のための方法も解説しますので、一緒に解決への一歩を踏み出しましょう。
なぜ一人暮らしの部屋はゴミ屋敷化しやすいのか?
一人暮らしをしていてゴミ屋敷になってしまった、と悩みを抱える人は実は少なくありません。ゴミ屋敷のうちの半数以上が単身世帯という調査結果もあり、多くの人が悩んでいることをうかがい知ることができます。ゴミ屋敷には段階があり、放置されるほどに状態が悪化していきますが、初期の段階で解決できない原因にはさまざまな事柄が関係しています。
この記事では、ゴミ屋敷の「5つの原因」に注目し、なぜ一人暮らしの部屋はゴミ屋敷化しやすいのか?を詳しく紐解きます。ゴミ屋敷になってしまう根本の原因を知ることで、一時的な片付けにとどまらず、再発防止への対策も立てることができ、解決の糸口が見つかります。
「自分だけじゃないかも…」一人暮らしでゴミ屋敷に悩む人は意外と多い
一人暮らしの生活でゴミ屋敷化してしまうと、まるで自分の部屋だけがひどい状態になっているように感じてしまいがちです。誰かに相談しようにも恥ずかしい気持ちで誰にも言えず、一人で悩みを抱えてしまうこともあるでしょう。しかし、このようにゴミ屋敷の悩みを抱える人はたくさんいます。
総務省による2022年〜2024年にかけて実施されたゴミ屋敷対策に関する調査では、調査事例のうち約60%が単身世帯でした。単身世帯のうち65歳以上の高齢者世帯が半数以上でしたが、18歳以上65歳未満の成年者も約46%と決して少なくありません。これらの調査結果からも、年齢を問わず、一人暮らしでゴミ屋敷に悩みを抱える人が多くいることがわかります。
ゴミ屋敷化のサインと、この記事で深掘りする「5つの原因」の概要
いきなり部屋がゴミ屋敷になるのではなく、段階を追って徐々に状態が悪化していきます。ゴミ屋敷化が進めば進むほど片付けも大変になるため、初期のサインを見逃さないことが大切です。ゴミ屋敷の前兆や初期状態では、例えば下記のような特徴が挙げられます。
- 部屋が散らかっていると感じる
- 床に物が置いてあるまたは一部分に積み上がっている
- 買いだめをすることが多くなった
- いつか使うかもしれないと思う物が多くある
- 探し物の場所の見当が付かない
- 飲み残しや食べ残した物が放置されている
- ゴミ箱が満杯になっているが捨てる気が起きない
ゴミ屋敷の初期段階なら、単なる状態のレベルとしては今すぐ自分で片付けることもそれほど難しくありません。しかし、初期状態だとしても元の状態に戻すのが難しいことがあります。これには、ゴミ屋敷の元々の原因が大きく影響しています。下記は、ゴミ屋敷化する5つの原因です。
- 生活リズムの乱れと多忙さ
- 孤独感やストレスが引き金に
- 片付けのスキル・習慣の欠如
- 周囲との関係性の希薄化
- 体力的な問題や健康状態の変化
ここからは、これらの原因について詳しく解説します。
【原因1】生活リズムの乱れと多忙さ
朝早く仕事に出かけて残業で夜遅くに帰宅する、学業に追われながら生活のためにバイトもこなしている、このような忙しい生活を送る一人暮らしの方がゴミ屋敷の悩みまで抱えてしまうケースがあります。
忙しいから片付けは明日にしよう、休日にまとめてやろう、と思っても、生活は変わらず常に疲弊し時間に追われている状況のため、掃除やゴミ出しをおこなうことがどんどん難しくなってしまいます。結果として、時間と共にゴミが溜まりいずれゴミ屋敷化してしまうのです。
仕事・学業で疲弊…帰宅後は何もできない「燃え尽き状態」
仕事や学業は生活時間の大半を占めるため、その分エネルギーを使います。長時間労働をしていたり、厳しいノルマに追われていたり、学業のプレッシャーを感じていたりすることがあると、なおさら心身ともに疲弊します。帰宅後は当然疲れが溜まっているため、気力や体力が残っておらず燃え尽き状態となり、部屋の片付けや掃除、ゴミ出しなどの家事が後回しになってしまうことも大いにあるでしょう。
こういった状態は、ただ怠けているのとは違い、明日の仕事や学校のために早く休みたい、という明確な理由があります。食事や入浴などの必須事項を優先するのは当然の心理状態です。無理をして頑張りすぎることで「燃え尽き症候群(バーンアウト)」につながり、突然無気力になってしまう場合もあるため注意が必要です。
不規則なシフトや長時間労働がゴミ出し・掃除の時間を奪う
多くの自治体で、ゴミ出しの曜日や時間が決められています。生活リズムが決められたルールにマッチしていれば問題なくゴミを出せますが、早朝勤務や深夜勤務、休日出勤などがあると、ゴミ出しのタイミングを逃しやすくなってしまうでしょう。多くの場合朝8時付近までにゴミを出すことになりますが、前日に出さないように注意が促されている場合もあり、夜勤も兼ねた長時間労働があると、シフトの都合上ゴミ出しのタイミングに在宅できないケースもあります。
こうした不規則な時間帯の仕事や長時間労働では、掃除をするためのまとまった時間の確保も難しいでしょう。勤務日の家事が難しい場合、休日にまとめておこなうことになりますが、溜まった家事をこなしていくと休日の大半を失うことも珍しくありません。ただでさえ過酷な勤務の場合、休日は休息を優先したいと考えるのは自然なことです。
食事もコンビニ弁当やデリバリーが増え、ゴミが溜まりやすい環境に
多忙な生活を送っていると、自炊する時間や気力もなくなってしまい、身近で手に入る手軽な食事に頼らざるを得ないことがあります。コンビニやデリバリーの利用はそういった状況ではとても便利ですが、容器などのゴミが出るのが難点です。
先述したように、多忙で疲労の溜まった生活では、掃除をする気力がなく、ゴミ出しの時間に間に合わないといった状況も発生します。コンビニ弁当やデリバリー食の食事が重なると、容器や包装などのゴミが必然的に増えるでしょう。容器を簡単に洗うことやゴミの分別さえ面倒に感じると、そのまま部屋に蓄積されることにつながります。
【原因2】孤独感やストレスが引き金に
ゴミ屋敷化する原因には、心理的要因も大きく影響しています。孤独感やストレスが引き金となることは大いにありますが、客観的に目に見えない原因のため見過ごされがちです。時には、ゴミ屋敷に悩む本人ですら根本的な原因に気付かないこともあるでしょう。
ストレスが溜まることや孤独を感じることは、日常的に誰にでも起こり得ることです。決して心の弱さではないため、心理的要因でゴミ屋敷化してしまってもご自身を責める必要はありません。
誰にも見られない安心感と、裏腹の「孤独」が片付け意欲を低下させる
一人暮らしの生活は、家族に干渉されず自由気ままに暮らせるため、自分自身が片付けや掃除の必要性を感じていなければ困ることがありません。どんなに部屋が散らかっていても来客等がなければとくに誰にも知られないため、ゴミ屋敷の初期状態に気付かないこともあるでしょう。
また、一人暮らしをしていると自由を満喫できる一方で、孤独感が生まれるときもあります。孤独感は単に寂しい気持ちに陥るだけでなく、自己肯定感の低下から孤独感が深まることもあれば、うつ病の症状にも関連しており複雑です。こういった状態は無気力にもつながりやすいため、片付けをするエネルギーも奪われてしまいます。
ストレス発散のための衝動買いが物を増やし、管理不能に
現代社会は、デジタル環境の普及や働き方の多様化などにより、便利で快適な変化と共にさまざまなストレスも抱えやすい面があります。ストレス解消法はさまざまにあり、その一つに買い物があります。ストレス解消に衝動買いをしてしまうときもあるでしょう。
衝動買いは、一時的なストレス解消には効果的であるものの、不安感などの根本的な原因を紛らわせるためにおこなうことが続くと買い物依存症になるケースもあり注意が必要です。やがて買った物を開封せずに放置し、収納場所もないまま積み重なっていくことで、ゴミ屋敷化につながります。
うつ傾向やセルフネグレクトの兆候とゴミ屋敷の関連性
ストレスを抱えた状態は、うつ病や適応障害の主な原因にもなります。うつ病や適応障害になると、意欲低下や判断力の低下を招くため、片付ける気が起きない、どうやって片付ければ良いかわからない、といった状態により片付けができなくなることもあるでしょう。
また、自分の生活における安全や健康を守るための行動ができなくなる「セルフネグレクト(自己放任)」の状態もゴミ屋敷に関連しています。散乱したゴミや汚れ物を放置してしまうなど、自分の身の回りのケアができなくなることでゴミ屋敷化に直結してしまうのです。高齢者だけでなく若年層にも見られるため、年齢を問わず注意が必要な状態です。
こうした病気が関連している場合には、自分自身の力だけでは解決が難しいケースもあるため、病院や自治体の相談窓口など、専門機関に相談することが役立ちます。
「もったいない」「捨てられない」心理と物への執着
特別に必要のない物を大量に買い込み溜め込むことを「ホーディング(hoarding)」と言いますが、こうした行動は「ためこみ症(ホーディング障害)」につながることがあり、やがて日常生活の妨げや苦痛につながるケースがあります。ためこみ症になる背景には、物への愛着や執着と共に、まだ使えるのにもったいないと感じることや、捨てることへのストレスなど心理的要因が大きく関係しています。
物を捨てられない原因には、物があると安心感を得られる、思い出を手放すような気がする、などのように簡単に解決できない気持ちが隠れています。放置していればゴミ屋敷化してしまうため、個々の人の気持ちに寄り添ったうえでの物を捨てるコツを押さえた解決方法を見い出すことが大切です。
【原因3】片付けのスキル・習慣の欠如
片付けたいと強く思っているのに、方法がわからない、やろうとしているのにできない、といった悩みを抱えるケースがあります。部屋の片付けは考えながらおこなうことが必須で、効率良く進めるにはコツもあります。
片付けは習慣化されていることが大きな手助けとなりますが、片付ける習慣が身に付いていないとハードルはより高くなるでしょう。こうしたスキルがないために、片付けたい気持ちとは反対にゴミ屋敷になってしまうことがあります。
実家暮らしでは誰かがやってくれていた…片付け方がわからない
部屋を片付けたいのに、そもそも片付け方がわからないと感じている人もいるのではないでしょうか。実家であまり家事をやってこなかった場合、初めて一人暮らしをするときに、同じく片付けを初めておこなうこととなります。
「片付け方がわからない」というのは、恥ずかしい悩みとして受け止めがちですが、そもそも片付けは簡単ではなく、意外と脳を使う作業です。普段から片付けている人でも、物によっては片付け方がわからないときもあります。片付けには手順や判断のコツがあり、どこから始めるか、何を捨てるか、どう収納するかを決める必要があるため、これらの段取りや方法がつかめないと散らかった部屋を目の前にしても取り掛かることができないのです。
ゴミの分別ルールが複雑で面倒に感じてしまう
ゴミ出しでは、燃える物と燃えない物だけでなく、缶、紙、金属類、布、粗大ゴミなど、素材による分別ルールがあり、さらに自治体によって分別ルールが異なるため複雑です。例えば傘1本でも、骨組みやビニールを分解して出さないといけない場合があります。捨てようと思っても、いつどうやって捨てるのかがわからないとゴミ出しのハードルはさらに上がるでしょう。
忙しい生活では調べる手間も面倒に感じられ、間違えたらどうしようという不安などがあると、ゴミ出しを後回しにしてしまいがちです。捨てたい気持ちはあっても、こうした環境によってゴミ出しができずに溜まって行くケースがあります。
「どこから手をつければいいの?」途方に暮れて行動できない心理
散らかり過ぎて物が散乱した部屋のように、片付けの規模が大きくなるほど、途方に暮れてしまい手を付けられなくなることがあります。どこから片付け始めたら良いのかが決められなかったり、一部の整理をしようとしてかえって散らかってしまったりすることで、片付けようと考えているのにも関わらず、何もできなくなってしまうことは珍しくありません。
意外にも、完璧主義の人が陥りやすい傾向でもあります。一生懸命にどうやって片付けようか計画を練るものの、膨大な量のやることが思い浮かんでしまい、結果的に片付けに取り掛かることができないのです。
【原因4】周囲との関係性の希薄化
孤独感や孤立などからゴミ屋敷につながるケースもありますが、ゴミ屋敷化の始まりと共に身の回りの人間関係や社会とのつながりが薄れ、さらにゴミ屋敷化が進行しやすくなることがあります。
ゴミ屋敷化した部屋を見られたくない、知られたくないなどの羞恥心やプライドが、周囲に助けを求める行動も阻害するため、悩みを解決できずに一人で抱え込んでしまいます。
来客が少ないため、部屋を綺麗にするモチベーションが湧かない
一人暮らしの部屋に誰かが来る、という状況は、ある程度のプレッシャーになることがあります。散らかった部屋に住んでいる場合はなおさら、誰かに見られてしまう、ということを負担に感じることがあるでしょう。しかしこのプレッシャーは、部屋を綺麗にするモチベーションにもつながっています。
来客が滅多になく、部屋を片付ける必要性や緊急性を感じにくい状況が続くと、片付けるモチベーションが湧かずにそのままになってしまうことがあるでしょう。片付ける気力が湧かないために、友人や恋人を呼びたい気持ちがあってもできない、というジレンマに悩まされる場合もあります。
悩みを相談できる相手がおらず、問題を一人で抱え込んでしまう
ゴミ屋敷の悩みはとてもデリケートです。普段仲良くしている家族や友人であっても、どう思われるか心配で言い出せないことがあるのではないでしょうか。気軽に本音を話せる相手がいない、家族や友人と疎遠、という環境ならなおさら一人で問題を抱え込んでしまいがちです。
ゴミ屋敷の原因には、先述したように孤独感や病気が関連していることもあり、こうした複数の原因が重なっていると、誰かに相談するというハードルはより高くなってしまうことがあります。
ゴミ屋敷であることを知られたくない羞恥心
ゴミ屋敷化が進むごとに、羞恥心もより強くなり、どんどん誰にも言えなくなってしまうことがあります。知られたら軽蔑されるのではないか、だらしない人間だと思われてしまうだろう、という気持ちがゴミ屋敷問題を周囲から遠ざけてしまうのです。
こうした強い羞恥心が問題を隠蔽させるため、外部からのサポートも遠ざけてしまい、問題の解決がより難しくなるケースがあります。
【原因5】体力的な問題や健康状態の変化
本人は片付けたい気持ちがあるのに、体力的な問題や健康状態の悪化によりゴミ屋敷になってしまうケースがあります。徐々に体力が衰える高齢者は日常生活の片付けもだんだんと難しくなりますが、身体的な問題だけでなく、認知機能の低下も判断能力などに影響し、片付けの妨げとなります。また、年齢を問わず、病気やケガをきっかけに片付けができなくなり、ゴミ屋敷化する場合もあるでしょう。
高齢者の一人暮らしで顕著になる体力的な衰え
年齢と共に体力的に衰えていくのは自然のことですが、高齢化が原因で片付けや掃除が困難になることがあります。筋力が低下し、関節の痛みなどがあると、物を持ち上げたり運んで片付けることや掃除機をかけることが大きな負担になるでしょう。視力低下により見えづらいことで、細かい物の片付けや整理がしづらくなることもあります。
室内でゴミをまとめることができても、一人暮らしでは自分でゴミ出しに行かなければなりません。体力的な衰えにより、ゴミ収集場所まで運ぶことがつらくなったり、重くて運べなかったりするために、室内にゴミを溜め込んでしまうことへとつながります。
認知機能の低下がゴミの認識や片付けの判断を難しくするケースも
高齢者によく見られる認知機能の低下が、ゴミ屋敷化を招くことがあります。認知症の一歩手前である軽度認知障害(MCI)や認知症の初期症状の段階でも、物忘れに始まり、注意力の低下や気力の低下などが見られます。これにより、捨てる物の判断や片付けの計画を立てることが難しくなったり、ゴミの日を忘れてしまったりします。
部屋の片付けや整理整頓には計画性も必要となるため、何をどうしたら良いのか判断がつかないために片付けられなくなることがあるでしょう。捨てる物を判断できないために、何でもため込んでしまうことにつながります。
病気やケガで一時的に片付けができなくなり、そのままゴミ屋敷化
ゴミ屋敷の原因につながる精神疾患以外の病気やケガの後に、ゴミ屋敷になってしまうケースがあります。入院や自宅療養などで一時的に家事ができない期間にも、ゴミや汚れは溜まっていきます。なんとか動けるようになったときにはゴミ屋敷状態となっており、回復後も溜まったゴミの量を前に片付けや掃除の気力を失い、そのままゴミ屋敷で暮らすことになってしまう場合があります。
「お助けうさぎ」では、ゴミ屋敷の片付けに力をいれております。お電話・LINE・メールでのご相談を承っております。お気軽にお問い合わせくださいませ。
あなたの部屋は大丈夫?一人暮らしのゴミ屋敷化危険度チェックリスト
ゴミ屋敷化は徐々に進むため、一人暮らしの生活では状態の違いに気付きにくいこともあります。散らかっているなと思っているうちに、いつのまにかゴミ屋敷となり生活が困難になってしまう場合もあるでしょう。ここでは、ゴミ屋敷化の危険度について、初期症状・中期症状・末期症状の特徴をチェックリストで解説します。当てはまる状態があるか確認してみましょう。
【初期症状】床に物が散らかり始めたら要注意
ゴミ屋敷の初期症状は、深刻な状態ではないものの、放置すると悪化してゴミ屋敷化していく可能性のある状態です。下記の事柄に当てはまる場合は要注意と考えましょう。
- 使った物や脱いだ服などが床にそのまま置かれている
- 部屋の一部分に本やダンボールなどが積み重なっている
- テーブルや椅子の上にさまざまな物が置かれ片付かない
- 調味料や洗剤など買い置きしやすい物がいくつもある
- トイレや風呂場など水回りの掃除が滞っている
【中期症状】ゴミ袋が複数放置され、悪臭や害虫の兆候
ゴミ屋敷の中期症状は、悪臭や害虫の発生が見られるなど、生活に支障が出始めている状態です。下記の事柄に当てはまる場合は、これ以上悪化することを防ぐために、少しでも早い段階で対策をおこなうようにしましょう。
- 床や廊下などが物や生活ゴミで覆われており移動しづらくなっている
- 食べ残しも含め数日前の食事の容器がそのまま置いてある
- ゴミ捨てが面倒に感じ、部屋の中にゴミ袋が数個溜まっている
- 部屋の中でコバエを見かけるようになる
- 部屋の中に生ゴミなどの臭いが漂っている
【末期症状】足の踏み場がなく、生活に支障が出ている
ゴミ屋敷の末期症状は、自力での解決が困難になってきている深刻な状態です。日常生活を送ることが難しく、ケガや病気などの危険性もあるため、下記の事柄に当てはまる場合は早急な対処が必要です。
- 床が見えず足の踏み場もなくゴミが山積みになっている
- トイレ・洗面所・浴室・キッチンのシンクなどがゴミなどで詰まっていて使えない
- 室内のドアや窓、冷蔵庫などが開閉できない
- 害虫や害獣が発生している
- 悪臭などで近隣から苦情が来ている
ゴミ屋敷を放置する深刻なリスク:身体・心・生活への悪影響
ゴミ屋敷を放置すると、身体的・精神的・社会的にさまざまなリスクがあります。感染症などの健康被害や精神疾患の悪化、火災の危険性、近隣住民からの苦情など、多くの負担を伴い日常生活がさらに困難になるため、少しでも早く解決することが大切です。
アレルギー、喘息、感染症、害虫による被害
定期的に清掃されている状態と違い、ゴミ屋敷にはホコリやダニ、カビなどが発生していることが多いです。これらにさらされることで、アレルギー症状が出たり、気管支喘息や肺炎などの呼吸器疾患にかかったりする可能性が高まります。
腐敗した食品や汚物などのある衛生管理がされていない環境で、食事をすることによる食中毒のリスクもあるでしょう。また、ゴキブリやネズミなどが発生している場合、害虫や害獣が媒介する病気の危険性もあります。ゴミ屋敷はさまざまな感染症にかかるリスクが高いため注意が必要です。
自己嫌悪、孤立感の深化、うつ状態の悪化
ストレスが原因となりゴミ屋敷化するだけでなく、ゴミ屋敷となったことが継続してストレスを与え続けることがあります。汚れた部屋で生活し続けることにより、片付けられないことで自己肯定感が低下したり、自己嫌悪や罪悪感を抱いたりすることもあるでしょう。家に人を呼ぶこともできず、ゴミ屋敷状態を周囲に隠すことで、孤立感も深まっていきます。
リラックスできない不衛生な環境は精神状態にも影響し、気分の落ち込みや、うつ病などの精神疾患をさらに悪化させることもあります。
火災リスク、近隣トラブル、退去時の高額請求
ゴミやホコリなど可燃物が溜まっている状態は、火災の危険性があります。コンセントにプラグが差し込まれた状態でホコリなどが溜まっていると、ホコリなどが湿気を吸収し電流が流れることでやがて発火につながる「トラッキング現象」が起きます。周囲に可燃物があるゴミ屋敷は、すぐに燃え広がるためかなり危険な環境です。
また、悪臭や害虫・害獣の被害はやがて屋外にも広がり、近隣住民からの苦情の原因となります。苦情によって行政からの指導が入ったり、場合によってはゴミ屋敷解消の代執行がおこなわれたりすることもあるでしょう。
賃貸物件の場合、貸主は訴訟などをおこなうことで借主を強制的に退去させることも不可能ではありません。また、退去時に高額な原状回復費用を請求されることがあります。ゴミ屋敷の状態にもよりますが、原状回復費用は100万円を超えることも珍しくありません。
「お助けうさぎ」では、ゴミ屋敷の片付けに力をいれております。お電話・LINE・メールでのご相談を承っております。お気軽にお問い合わせくださいませ。
原因を知った今、ゴミ屋敷化を防ぐために今日からできること
先述したようにゴミ屋敷になる原因はさまざまにありますが、毎日のちょっとした積み重ねでゴミ屋敷化を防ぐことができます。毎日少しだけ片付ける、ゴミ出しがしやすい環境を整える、適度なストレス解消を心掛けるなど、できることから始めてみましょう。
小さなことから始める片付け習慣
ゴミ屋敷化は、後で片付けようと思うことから始まってしまうこともあります。まずは、片付けの習慣を身に付けることから始めましょう。完璧な状態を目指すのではなく、散らかってしまったときは少しずつでも続けて片付けていくことが重要です。例えば、下記のようなルールを作り、できることから取り組んでみましょう。
- 1日15分などの時間を決めて片付ける
- 毎週何曜日など片付けの日を決める
- 使用した物を必ず元の場所に戻す
- 床に物を置かないと決める
- 使っていない物を探して処分する
ゴミ出しの仕組み化
ゴミ出しをついつい忘れてしまうときには、ゴミ出しの仕組み化が役立ちます。よく見るカレンダーにゴミの日の印を付ける、スマホのアプリやリマインダー機能で通知させるなどのひと工夫でゴミ出しを忘れにくくなります。
通知を利用する場合は、ゴミの日の前日のように少し前に設定しておくと、ゴミをまとめる準備もしやすくなります。ゴミをまとめたら、ゴミ袋を玄関等の目立つ場所に置いておきましょう。
ストレスとの向き合い方と相談できる窓口の活用
日々のストレスはゴミ屋敷化の原因となるため、日頃から健康的なストレス解消法を見つけておくことも大切です。散歩やストレッチなどの軽い運動や、楽しめる趣味を探すなど、自分に合う解消法を複数探しておくと役立ちます。
また、抱えている悩みは、信頼できる人に相談するほか、厚生労働省や自治体の設けている相談窓口、カウンセラー等の専門機関に相談する方法もあります。一人で抱え込まないようにしましょう。
どうしても一人で片付けられない…そんな時は専門業者に頼る選択肢も
ゴミ屋敷を一人で解決しようとしたけれどできなかった、などの場合には専門業者の利用もぜひ検討してみてください。ゴミ屋敷に悩む方で業者に依頼して解決したケースは多く、部屋が片付いたことで「スッキリした」と前向きな口コミもよく挙げられています。下記では、依頼するメリットや業者選びのコツを解説します。
専門業者に依頼するメリットとは?
ゴミ屋敷は状態がひどいほど自力での解決が難しくなり、片付け作業にも時間がかかるため、一人でおこなうと何日もかかることがあります。専門業者に片付けを依頼すると、プロの作業により数時間で全て片付けてくれるなど迅速な解決が可能です。さまざまなゴミが混在している状態でも、適切に分別してくれるため安心です。
不用品はそのまま処分可能で、サービスによっては買取してくれることもあるため、お得に処分できる場合もあるでしょう。ハウスクリーニングサービスを設けている業者も多いため、プロの清掃技術で衛生的な環境を回復できることもメリットです。依頼者は必要な物を伝えるなどの最低限の労力だけで済み、立ち会いなしで引き受けてくれる場合は片付け作業を見ている必要もなく、精神的な負担も軽減できます。
業者選びで失敗しないためのポイント
専門業者の中には、悪徳業者もいるため選ぶ際には注意が必要です。高額な請求をされたり、依頼した作業が完了されなかったり、ということのないように、候補の業者を見つけたら、下記のようにさまざまなポイントで比較してから選びましょう。
- 料金体系が明確である
- 実績が豊富にある
- 顧客に対する丁寧な説明がある
- 一般廃棄物処理業許可や古物商許可などの資格を取得している
- 会社の所在地が明確である
業者選びの際には、急いで検討することのないように時間に余裕を持ち、現状や希望をしっかりと伝えて誤解が生まれないようにすることも大切です。
お助けうさぎなら、一人暮らしのゴミ屋敷問題にこう向き合います
お助けうさぎでは、ゴミ屋敷や汚部屋の片付けと清掃を承っております。ちょっとした片付けに最適なプランもあるため、ゴミ屋敷予備軍で今のうちに片付けたい一人暮らしの方もぜひご利用ください。女性スタッフが在籍しており、立ち会い不要でもご依頼可能です。個人情報は秘密を厳守し、見積もり額からの追加請求もいたしません。お見積もりは完全無料で、お支払い方法ではクレジットカード払いや分割払いも選べます。
「お助けうさぎ」では、ゴミ屋敷の片付けに力をいれております。あらゆるニーズに柔軟に対応が可能となっておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
ゴミ屋敷の悩みから解放され、快適な一人暮らしを取り戻そう
一人暮らしの部屋がゴミ屋敷化してしまう原因は多岐に渡り、ゴミ屋敷の状態にもレベルがあります。初期の状態からゴミ屋敷の悩みをずっと抱えていると、それ自体が大きなストレスになり健康被害にもつながってしまうでしょう。ゴミ屋敷は、原因を理解し、適切な対処と共に一歩踏み出せば必ず改善に向かいます。また、自力での片付けが難しい場合でも専門業者の利用によって解決できます。まずはできることから始めて、再び快適な一人暮らしを取り戻しましょう。
今回解説した「5つの原因」
今回は、ゴミ屋敷を生み出す下記の5つの原因について詳しく解説しました。
- 生活リズムの乱れと多忙さ
- 孤独感やストレスが引き金に
- 片付けのスキル・習慣の欠如
- 周囲との関係性の希薄化
- 体力的な問題や健康状態の変化
これらの原因は誰にでも起こり得ることです。些細なきっかけからゴミ屋敷になってしまうことは多いため、ご自身を責めず前向きに解決していきましょう。
小さな一歩が大きな変化に繋がる
ゴミ屋敷化してしまった場合でも、解決はまず小さな一歩からです。すぐに片付けようと完璧を目指さず、まずはできるところから片付けや掃除を始めてみましょう。誰かに相談することも小さな一歩の一つです。ゴミ屋敷は、行動を起こせば必ず解決できます。今すぐに何とかしたい、相談できる人が見つからない、などの自力での解決が難しい場合には、お助けうさぎまでぜひご相談ください。
