断捨離のすごい効果8選!得られる良い効果と失敗しないためのコツ
ゴミ屋敷「生前整理をしたい」
「終活について知っておきたい」
と考える人が近年増加しています。
生前整理は自分の死後に備えた準備のことを指します。生きているうちに身辺の整理を済ませることで、自分の死後にかかる家族や子供への負担を減らせるというメリットがあります。
しかし、生前整理はどのようにおこなえば良いか、自分だけで何ができるのか、費用はどのくらいかかるのかなどを知らない方も多いと思います。
今回は、生前整理について以下を解説します。
この記事を読むと以下のことが分かります。
● 生前整理はいつからはじめるべきか
● 生前整理のやることリスト
● 注意点
● 業者への依頼方法
効率よく生前整理を進めたい、終活で後悔したくない方はぜひ参考にしてください。
生前整理とは?
生前整理は、自分の死後に備えて身の回りの財産や持ちものを整理することです。主に、自分の荷物や家具の片付けが当てはまります。
通常、人が亡くなると、その人の持ちものは家族が片付けます。しかし、あまりにもものが多いと家族にかなりの負担がかかるでしょう。
遺された家族に手間をかけさせたくないのであれば、自分が生きている間に持ちものを整理してください。
また、生前整理は終活のひとつでもあります。終活とは人生が終わるまでに何をしておくべきか考える行動のことをさします。
生前整理で身の回りを整理しておくだけでなく、家族への遺言を残す、死ぬまでにやりたいことをする、暗証番号やパスワードをわかりやすく残す、保険や財産関連を整理するなどがあげられます。
生前・老前・遺品 3つの整理の目的や時期の違い
生前整理はいつから始めれば良いのでしょうか。
ここでは、生前整理を始める最適なタイミングを紹介します。
生前整理に似た言葉として、「老前整理」「遺品整理」があります。これらの言葉と生前整理との違いについても把握しておきましょう。
生前整理はいつから始める?最適なタイミングとは
生前整理は思い立ったときに取り組みましょう。
体が自由に動き、やる気のあるタイミングがおすすめです。もう少し歳を重ねてからにしよう、と後回しにすると体力や判断力が衰える恐れがあります。
また、人はいつ亡くなるかわからないため若いうちにおこなうのも良いでしょう。今後の人生設計を見直すきっかけとして20代や30代から生前整理を始める人もいるほどです。
自身のライフスタイルが変わるタイミングもおすすめです。子供が独立したあとや定年退職後は特に良いタイミングです。生活が落ち着き時間にも余裕が出てくるため、焦らず冷静に整理ができます。
老前整理との違い
老前整理は老後に備えて自分自身のものを整理することです。老後を快適に送る目的でおこないます。
生前整理との違いは整理をする目的です。
生前整理は自分の死後に家族に面倒をかけないためにします。
一方老前整理は、自分自身の老後に備えた整理です。老前整理も体力や判断力がある間におこないましょう。
遺品整理との違い
遺品整理は、誰かの死後、その人の遺品を整理することをさします。生前整理は本人がおこないますが、遺品整理は遺された家族や親戚がおこないます。
遺品整理は自分のものではない遺品や財産を片付けるため手間や時間がかかります。自分の死後に家族を困らせたくない場合は、前もって生前整理をしておきましょう。
生前整理・老前整理・遺品整理の特徴まとめ
生前整理・老前整理・遺品整理の特徴を以下にまとめました。
生前整理
おこなう人:本人
やること:持ちものや財産の整理と処分
時期:思い立った時
目的:自分が死んだ後に残された家族に苦労をかけないため
老前整理
おこなう人:本人
やること:持ちものや財産の整理と処分
時期:老後の前
目的:老後の生活を快適に送るため
遺品整理
おこなう人:故人の家族
やること:故人の遺品や財産の整理と処分
時期:亡くなったあと
目的:相続人として故人の荷物や財産を管理するため
生前整理でやることリスト
前述で思い立ったら行動を始めるタイミングだとお伝えしましたが、やみくもに生前整理をおこなうことはおすすめしません。
持ちものや財産の整理には手間と時間がかかります。効率よくおこなわなければ、中途半端な状態で作業が滞ってしまったり、そもそも生前整理をおこなうことを断念してしまう場合もあります。
ここからは「生前整理を手際良く進めるための8つの手順」を紹介します。
前もって手順を確認しておくことで効率よく整理を進められるため、ぜひ参考にしてください。
手順①持ちものを「捨てるもの」「残すもの」に仕分ける
最初に持ちものの仕分けをしましょう。
手元に残さず捨てるものと、今後も利用するために残しておくものに分けます。
自分の中でルールを決めると効率的です。例えば、1年以上使っていないものは捨てる、思い出の品なので残す、捨てるかどうか悩んだ場合は簡単にお金で買えるものであれば捨ててしまう、などがあげられます。
最初に仕分けを終わらせれば以降の整理が楽になります。早めに済ませて持ち物を減らしていきましょう。
手順②デジタル機器のデータを消去・整理する
パソコンやスマートフォンの中にあるデータも持ちものに含まれます。これらの情報も忘れずに整理しましょう。
整理の対象として、SNSのアカウント、ネット上の有料サービス、ネット証券や暗号資産があげられます。
これらは自分の死後に家族が見つけにくい情報です。遺品整理の際にどう探せば良いかわからず家族が困ってしまうでしょう。
特に、有料サービスや資産などお金が絡むものは普段から整理をして自分でも把握しやすくしておくことが推奨されます。
サービス名やアカウント情報を紙に書き出し一覧化しておくことをおすすめします。一覧化したものが自分や家族以外の人に流出してしまう危険性を防ぐためにも、厳重に保管しておく場所を作っておくことも大切です。
手順③不用品を処分する
不要なものは早めに処分しましょう。
家庭ゴミとして捨てられるものは自治体のゴミ回収で処分します。家具や家電などサイズが大きいものは自治体の粗大ゴミ回収、または不用品回収業者の利用がおすすめです。
ゴミとして捨ててしまうのは勿体無いと感じる際はリサイクルショップやフリマアプリでの売却を検討しましょう。買取査定や出品の手間はかかりますが、他の人に再利用してもらえる上にお金が手に入るメリットがあります。
手順④貴重品・形見分けするものを整理する
貴重品の整理も忘れずおこないます。
不要な銀行口座やクレジットカードは解約して必要なもののみ残します。保険や不動産についても確認しましょう。財産やそれにかかわる書類も必要な分のみ整理して残します。
残しておく貴重品や形見分けするものは誤って捨てないように一つにまとめることがおすすめです。加えて、貴重品をリストアップしておくと手順の最後におこなうエンディングノート作成の際に役立ちます。
手順⑤財産目録を作成する
財産目録は自分のお金や資産の情報をまとめた表です。
財産目録を作っておけば遺品整理の際に家族が困りません。銀行の預金や有価証券、電子マネー、暗号資産、不動産、保険、貴金属、骨董品などを一覧にまとめましょう。
暗証番号やログイン情報の記載も忘れないようにしてください。不動産の場合は関連書類の保管場所も記載します。
また、財産は資産だけでなく負債も含みます。家族のためにも包み隠さず記録しましょう。
手順⑥生前贈与・相続する財産を決める
税金対策として生前贈与も検討しましょう。
生前贈与は自分が生きている間に財産や資産を贈与することです。
死後、配偶者や子どもなどに遺産を相続すると相続税がかかります。生前贈与をすると贈与税がかかりますが、相続税より安く済む場合が多いといえます。税金を抑えたい際は生前贈与がおすすめです。
死後の相続に関しても、自分が生きている間に相続人を決めておけば家族が手続きに困りません。財産の内容と相続相手を決めておきましょう。
手順⑦遺言書を作成する
遺言書は誰に何の財産を相続するかを記載した書類です。
正しく記載をすることで法的に有効な書類となり、自分の意思に従って相続をしてもらうことができます。したがって、自分で書く「直筆証書遺言」よりも、公証役場で手続きして作成する「公的証書遺言」の方が確実です。
費用や手間はかかりますが、問題なく相続をおこないたい方にはおすすめの方法です。
相続はトラブルの原因になりやすいといえます。家族が揉めないためにも、遺言書を作成しておきましょう。
手順⑧エンディングノートを用意する
エンディングノートは終活ノートともよばれます。
遺言書や財産目録に書ききれない情報や、延命措置の希望、葬儀の希望などを書くノートです。
その他、手順②でご紹介したデジタルデータのログインパスワードや、手順④でご紹介した貴重品リストなどをこのエンディングノートに記載しておくことも可能です。死後に連絡して欲しい人の一覧も記しておくことができます。
エンディングノートには法的拘束力はありません。そのため、相続相手や資産の分配方法は指定できないといえます。
しかし、自分の意思や希望を家族に伝える手段としては有効です。
生前整理をおこなう際の注意点
生前整理は通常の片付けや断捨離とは異なります。そのため、特有の注意点があります。
- 整理に時間がかかる
- 資産は価値が低下する恐れがある
- エンディングノートの保管方法
生前整理をする際は上記の注意点に気をつけましょう。以下で具体例をご紹介します。
思い出の品は整理に時間がかかりやすい
思い出の品の整理は普通のものと比べると整理に時間がかかります。
コレクションや写真、アルバム、手紙は、見返すと昔の出来事を思い出し、片づけの手が止まります。
その上、簡単に処分ができないという特徴もあります。なかなか捨てられず、「整理はしたけど結局ものがたくさん残った」事態に陥りかねません。
思い出の品が捨てづらい場合や、なかなか整理が進まないという場合は、家族と一緒に片付けたりスキャンをしてデータとして残すといった方法が有効です。
家族と一緒に整理をすることで単純に人手が増えて作業効率が上がることはもちろん、コミュニケーションの機会を設けることにもなり、整理すべきものに対するお互いの意思確認をおこなうことができます。
どうしても残しておきたい写真や手紙などがあれば、データ化をして、データのありかを家族に伝えておくことでいつまでも大切に思い出を残しておくことができるでしょう。
FXや株式は資産価値が下がる可能性がある
FXや株式などの投資商品は資産価値が変動します。
基本的に相続時に決済がなされ価値が決まります。そのため、生前整理の段階では利益が出ていても、将来的には負債になる恐れがあるので注意が必要です。
また、投資商品は相続時の手続きが煩雑で遺族にとって手間になってしまう可能性があります。
遺族の負担を減らすためにも、決済をするタイミングを計画しておくとよいでしょう。事前に家族に保有資産について説明をしておき、相続時の決済に関する知識を共有しておくという方法も検討してみてください。
エンディングノートを安全な場所で保管する
エンディングノートには貴重品の場所や資産の額、ログイン時のパスワードなどが記載されています。
そのため、保管場所を誤ると他の人に見られて悪用される恐れがあります。エンディングノートは金庫など貴重品の管理に優れている場所に保管をしましょう。
自身での保管に不安がある場合は専門家への依頼もおすすめです。
弁護士や税理士といった遺産相続に関する専門知識をもった事務所がエンディングノートを保管してくれるサービスをおこなっている場合があります。依頼した後は、配偶者や子供に保管した旨を伝えるようにしてください。
生前整理は専門業者に依頼できる
ものが多いと一人で生前整理をするのは大変です。その場合は専門業者への依頼を検討しましょう。
専門業者に依頼をすることでスムーズに生前整理を進めることができます。
記事の最後に、専門業者による生前整理の概要、オプション、費用相場を解説します。自分一人で生前整理を進められるか不安な方や、整理すべきものが大量にあるという方は参考にしてください。
業者の生前整理サービスとは
専門業者による生前整理では、主に以下のサービスを利用することが可能です。
- 部屋の片付け
- 不用品の回収・買取
- アドバイザーによる助言
大きな家具や家電があり一人での処分が難しい、せっかくなら家を丸ごとキレイにしたい際におすすめのサービスです。
生前整理に精通したアドバイザーが在籍している場合は相談にものってもらえます。エンディングノートの書き方に悩んでいる、家財の扱いに悩んでいるという方はアドバイザーから助言をもらってみましょう。
生前整理サービスのオプション
生前整理業者には以下のようなオプションサービスも頼めます。
- デジタルデータの整理
- ハウスクリーニング
- 公的書類の作成
デジタルデータの整理の一環として、ロック解除ができなくなったスマホのパスワードを知りたい、パソコンやスマホのデータを移行・処分したいといったことも対応してもらえます。
その他、ものを整理したあとの掃除や、遺言書といった公的証書の作成も依頼可能です。
また、生前整理業者だけでなく、遺品整理業者や不用品回収業者にも依頼は可能です。業者によってサービス内容やスタッフの対応方法は異なりますので、自分が頼みたいサービスを提供していて信頼のできる業者を選ぶことが大切です。
業者に依頼するときの費用の相場
生前整理を業者に依頼する時の費用相場を以下に示します。
間取り | 費用相場 |
1LDKの場合 | 5〜15万 |
2LDKの場合 | 10〜30万 |
3LDKの場合 | 20〜40万 |
4LDKの場合 | 30〜70万 |
こちらはあくまでも目安です。
費用は家の間取りのほかに、ものの量によっても変わってきます。特にデジタルデータの整理やハウスクリーニングなどのオプション費用は業者により大きく異なります。
事前に見積もりを依頼して、料金を把握しておきましょう。
また、財産目録や遺言書の作成を依頼する場合、弁護士を紹介する業者もいます。そのような際も仲介料など別途料金が発生する場合があるため依頼前に確認をしましょう。
生前整理は「お助けうさぎ」が責任を持って丁寧にサポートいたします
今回は生前整理の概要や手順、注意点を解説しました。
自分が死んだ後、遺された家族に負担をかけないためにも生前整理は重要です。
思い立った時に取り組むといった勢いも大切ですが、生前整理には時間がかかります。前もってやることリストを作成して効率よく整理をおこなってください。特に、相続に関することは計画的に進めましょう。
また、生前整理は業者へ任せることもできます。一人では難しい、相談相手がほしいと思う際は業者への依頼を検討してみてください。
お助けうさぎは東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城を中心に不用品回収サービスを提供する業者です。不用品回収だけでなく、粗大ゴミ回収・ゴミ屋敷清掃・遺品整理・ハウスクリーニングなども可能で、生前整理にも対応しています。
料金は分かりやすい定額パックです。余計な費用がかかってしまうことはありません。
ご相談やお見積もりは無料なので、料金を知りたいだけという方もお気軽にお問い合わせください。お問い合わせは24時間365日いつでも受け付けております。