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不用品別の処分方法「ゴミ屋敷になる人の心理を知りたい」
「なぜ家がゴミ屋敷になるの?」
と思う方もいるでしょう。
自宅をゴミ屋敷化してしまう人には共通の原因や特徴があります。ゴミ屋敷となってしまった家を綺麗にするには、これらを知ったうえで、適切な改善策をとることが必要です。
今回は、ゴミ屋敷で悩む人に向けて以下を解説します。
本記事では次のことが分かります。
・ゴミ屋敷の住人の心理
・ゴミ屋敷になる理由や原因
・ゴミ屋敷の住人への関わり方
・ゴミ屋敷からの抜け出し方
今回の記事を読めば、ゴミ屋敷に至る心理や原因を知ることができます。
ゴミ屋敷から抜け出したい人、親族・知人や近隣住民のゴミ屋敷を解決したい人は必見です。
なぜゴミ屋敷になるのか?ゴミ屋敷の住人が抱える心理状態5つ
ゴミ屋敷を解決するには、住人の心理状態を知る必要があります。なぜなら、状態によって解決策や対応方法が変わるためです。
- 寂しさや孤独感の解消
- 汚れやゴミに無頓着
- ストレスで片付ける気力がない
- 物を捨てるのがもったいなく感じる
- ゴミを触ることができない
心理は人により異なりますが、上記の5つのどれかに当てはまることが多いです。
寂しさ・孤独感を紛らわせるため
一人暮らしで寂しさや孤独感がある人は、気分を紛らわせるためにものやゴミを溜め込むことがあります。家族に先立たれて突然一人になってしまうと、喪失感から物を溜め込む可能性がより高くなります。
このような心理の人は、家族や近所の人との交流がないため、他人から気づかれにくいです。周りが気づいた時には、家のゴミ屋敷化がかなり進行している場合があります。
汚れやゴミが全く気にならないから
汚れやゴミに頓着がない場合、家がゴミ屋敷になっても気にならないことがあります。
ゴミが溢れた環境でも問題なく過ごせる人は、片付けようという気力が湧きにくいです。徐々に家が汚れていき、やがてゴミ屋敷になります。
たとえ汚れやゴミが気にならなくても、不衛生な環境は健康に悪い影響を与えます。慢性的な体調不良を感じる際は注意が必要です。
強いストレスで片付けのやる気が起こらないから
仕事や家庭で強いストレスがかかっている人は、片付けることが難しくなる傾向にあります。
働きすぎでの身体的な疲れ、人間関係での精神的な疲れが重なり、掃除やゴミ捨てをする余裕がなくなっていきます。精神的なストレスはうつ病やセルフネグレクトなどの精神疾患を引き起こすことがあります。
特に「休みの日になにもできない」「寝ていたら休日が終わる」ような人は、ストレスや疲れが溜まっている可能性が高いです。
ゴミ捨てはもったいない行為だと思っているから
物に対して執着がある人は物を捨てられなくなります。
何を捨てるのにも「もったいない」と感じてしまい、物が溜まっていきます。捨てられない対象がゴミにまで及ぶと、やがて家中がゴミだらけになってしまうのです。
周りから見て明らかにゴミである物を捨てられない、と感じている方は特にゴミ屋敷化しやすいといえます。
ゴミは不潔で自分で触りたくないから
生ゴミや水回りのゴミが気持ち悪くて触れないという人もいるでしょう。潔癖だったり不潔なものに触るのが苦手だったりすると、こういったゴミの片付けを避けるようになります。
これは本人の性質であるため、自力で解決することは難しいです。周りへサポートを求めたり、業者へ掃除を依頼する必要が出てきます。
ゴミ屋敷になりやすい人の心理的な特徴や生活背景
ゴミ屋敷に陥りやすい人には、共通する特徴があります。また、本人の性質や置かれている環境なども影響します。
ゴミ屋敷を根本的に解決するために、これらの条件も確認しておきましょう。先ほどの心理状態と合わせて、ゴミ屋敷から抜け出す参考にしてください。
人に頼ることが苦手
人に頼ることが苦手だと、掃除や片付けを自力でしようとします。
しかし、忙しかったり疲れていたりと掃除ができないタイミングが続くと、いつしかゴミ屋敷になっていたというケースがあります。掃除をしようにも周りへ助けを求められず、部屋が片付けられない状態が続くのです。
仮に周囲が手助けしようとしても、「自分でなんとかする」という気持ちが強く、聞く耳を持たない可能性があります。
精神疾患・障害を抱えている
ゴミ屋敷になる原因として、精神疾患や障害が潜んでいることがあります。その場合、周囲の方のサポートだけでなく、専門機関のサポートも必要です。
以下の症状や状態に当てはまっていないかを確認しましょう。
ADHD
ADHD(注意欠如・多動症)は発達障害の一つです。
落ち着きがない、注意散漫になってしまうといった特徴があります。物事の整理整頓が苦手であり、掃除ができないという人も多くいます。片付けをしている最中に他の行動をしてしまい、なかなか最後まで終わらないこともあります。
買い物依存症
買い物依存症は、買い物という行為自体に快感を覚える依存症です。
物に対する執着はあまりなく、とにかく「買い物をする」「お金を使う」ことに喜びを感じます。購入後は「不要な物を買ってしまった」と自分の行動の違和感に気が付く方もいますが、しばらくするとまた買い物がしたくなり購入を繰り返します。物がどんどん増えていき、家が片付かなくなります。
うつ病
うつ病は、やる気の減退や不眠、焦燥感、食欲低下などを伴う精神的な病気です。片付けに対するやる気がなくなるため、家が汚れやすくなります。
脳が正常に働かない状態であるため、家がだんだんと汚れていっていることにさえ感心が持てずゴミ屋敷と化してしまうのです。
ためこみ症(ホーディング障害)
ためこみ症は、ホーディング障害とも呼ばれる精神疾患です。
大量のものを溜め込んでしまい整理ができなくなります。コレクターとは異なり、特定のものを集めるのではなく、全てのものを集めてしまうのが特徴です。物を捨てることに抵抗を覚えるため、家がゴミ屋敷になりやすいとされています。
セルフネグレクト
セルフネグレクトは、無気力や判断力の低下が原因で、自分の面倒を見ることができなくなる病気です。
掃除だけでなく、食事や入浴といった日常生活もおくれなくなります。自分に対する関心が薄い状態のため、ゴミ屋敷を改善しようという気力もなくなってしまいます。コミュニケーションを避ける傾向もあり、誰かに頼ろうと行動をすることもできません。
多忙な職業に就いている女性
多忙な仕事に就いている女性は、仕事が忙しく、掃除を後回しにしてしまうことがあります。
家に帰っても寝るだけ、といった生活を送るとやがて家は荒れていきます。看護師や介護士など夜勤がある仕事をしていると、生活リズムが乱れてしまい、既定の時間にゴミを捨てることができず、ゴミを溜め込みやすくなります。
家事が苦手な一人暮らしの男性
家事が苦手な男性が一人暮らしをすると、片付けなどを放棄してしまう傾向にあります。
特に、昔は男性が仕事、女性が家事という役割分担がされていました。そのため、男性の高齢者は掃除の習慣がなく、どのように片付ければ良いかわからないと感じてしまうことがあります。若い男性でも、実家では親が片付けをしていたという方は初めての一人暮らしで片付けがうまくできずにゴミを溜め込んでしまうことがあります。
認知症のある高齢者
認知症を発症した高齢者は、判断力が低下します。どれがゴミかわからなくなったり、ゴミの出し方がわからなくなったりします。収集癖がある場合は特にゴミ屋敷化しやすいです。
また、高齢者で貧しさを経験している方は「もったいない」という気持ちが強く、なおさら物が捨てられなくなります。不要な物でも捨てられない状態が続き、いつしかゴミ屋敷と化していたというケースもあります。
ゴミ屋敷を今すぐ片付けるべき理由とは?
ゴミ屋敷には多くのリスクがあります。主なリスクは以下の通りです。
- 火災
- 害虫・害獣
- 自治体への通報
- 怪我や病気
いずれも、自分自身だけでなく周りにも被害を与えます。ご近所トラブルの原因になるため、ゴミ屋敷ははやめに改善する必要があります。
火災で近隣住民に迷惑をかける
ゴミが溜まると火災のリスクが高まります。掃除が行き届いていないと埃が溜まり、埃がコンセント付近に溜まると火災が起きてしまうのです。
コンセントからの引火し、溜まったゴミに燃え移り、自分の家だけでなく近隣の家にまで甚大な被害が生じる危険性もあります。
害虫・害獣が発生して健康に悪影響を及ぼす
生ゴミや食ベカスを放置すると、ハエやゴキブリなどの害虫やネズミなどの害獣が発生します。
これらの生き物は病原菌を運んできます。害虫や害獣が繁殖している中で生活すると、感染症にかかり、健康面に悪影響を及ぼすリスクが生じるでしょう。
自治体に通報される
火災や害虫・害獣の被害は近隣住民にも影響します。
臭いなどでも近隣トラブルが起きやすく、自治体に通報されることがあります。環境省がおこなったゴミ屋敷に関する調査でも、自治体側がゴミ屋敷に住んでいる人を認知する方法の約89%が近隣住民からの通報だという結果が出されており、ゴミ屋敷が原因で近隣の方とトラブルになる可能性は大いにあり得るということが分かります。
通報されると、自治体の職員が来たり、最悪の場合は行政処分や業者による清掃が入り強制的に清掃費用を請求されるという可能性もあります。
参照 : 令和4年度「ごみ屋敷」に関する調査報告書(https://www.env.go.jp/content/000123210.pdf)
怪我や病気、孤独死の原因となる
ゴミ屋敷は身体的な影響も大きいです。
大量にある物やゴミでつまづくと、骨折などの怪我をしてしまう危険性があります。不衛生な環境で暮らすことで、病気にもなりやすくなるでしょう。
さらに、ゴミ屋敷が原因で周りから孤立してしまい、孤独死を招く恐れもあります。
ゴミ屋敷から抜け出す対処法・心理状態を踏まえた関わり方
「ゴミ屋敷から抜け出したい」「家族や近隣住民のゴミ屋敷をどうにかしたい」と思うなら、対処法や考え方を知る必要があります。
ここでは、本人や周りの人ができる対処法を8つ紹介します。
片付けに抵抗がある人や、無理なく確実に片付けさせたいと思っている人は一度に全てを実行しようとせずに、できるものから1つずつ取り入れていくことが大切です。
頭ごなしに否定しない
ゴミ屋敷に住む人への接し方で「とにかく否定する」という行為は間違いです。
好きで自宅をゴミ屋敷にする人はいません。それぞれ事情があります。否定せずに、相手の考えや原因を受け止めることが大切です。解決策がわかり、現実的な対処や適切な接し方ができるようになります。
悩みを吐き出す場所を作る
悩みを吐き出す場所を探しましょう。
家族や友人でも良いですし、恥ずかしいと感じるなら匿名のサービスを利用するのも手です。ゴミ屋敷の悩みや、心理的な不安、原因への対策など、思いの丈を相談できる場を用意してください。
また、周りの人は、悩んでいる人の立場を考えてコミュニケーションをとりましょう。積極的に関わることで、孤独感や疎外感を解消して、ゴミ屋敷の改善を促していきます。
生ゴミから処分する
ゴミが多くて何から処分したらよいかわからない人は、生ゴミから捨てましょう。生ゴミは、悪臭や害虫の原因になります。最初に片付けることで、これらの発生を抑えられます。
本人以外が片付けをするときは、必ず本人の了承を得てから処分してください。生ゴミであっても、無断で処分するとトラブルが起こってしまう可能性があります。
普段過ごす場所と遠いところから片付ける
本人以外がゴミ屋敷を掃除する際は、玄関や客間など、生活スペースより遠い場所から取り組んでみましょう。なぜなら、パーソナルスペースの片付けは抵抗を持ちやすいためです。普段過ごす場所は、本人に嫌がられる可能性があります。
玄関や客間が綺麗になれば次はトイレやお風呂、というように、徐々に使用頻度の高い部屋へ移行してみてください。
医療機関を受診する
精神的な問題でゴミ屋敷となってしまった場合、まずは心療内科や精神科を受診をして精神状態の改善に努めましょう。適切な治療を受けることで、精神状態が改善され、片付けや掃除にも意欲的になっていきます。
ゴミ屋敷の住人へ精神科受診を勧める際は、無理強いをしてはいけません。中には、精神科自体に抵抗を感じる人もいます。無理に勧めるのではなく、あくまでも本人の希望をふまえて受診を促すことが大切です。
見守りサービスの利用を検討する
高齢の親が住むゴミ屋敷を片付けたけれど、また繰り返してしまわないか心配だという時は見守りサービスを利用してみると良いでしょう。遠方に住んでいる相手であっても問題なく日常生活をおくれているかどうか確認をすることができます。
見守りサービスにはさまざまな種類があります。カメラによる確認や、本人が1日1回ボタンを押すような確認、スタッフが家を訪れる確認などがあります。本人と相談して、負担のないタイプを選ぶようにしてください。
自治体に相談する
トラブルを防ぎたければ、行政を介する方法が有効です。
ゴミ屋敷に関する条例がある自治体では、ゴミ屋敷専用の相談窓口が設けられています。近隣住民とトラブルになりそう、またはゴミ屋敷の住人が聞く耳を持たないというときに役立つでしょう。
自治体側が動いてくれることでゴミの処分を支援してくれたり、当事者に寄り添い社会からの孤立を防ぐ福祉的サポートをしてくれたりもします。
不用品回収業者に依頼する
ゴミ屋敷を自分たちで片付けられないのであれば、プロに任せましょう。特に、ゴミの量が多い、害虫や害獣の駆除が困難である場合に向いています。
不用品回収業者なら、迅速に、そして確実にゴミを回収してくれます。まとめて回収するため分別の手間もかかりません。ゴミ屋敷の清掃サービスを併設しているところを選べば、事情を踏まえた上での対応が可能です。
お客様の気持ちに寄り添い「お助けうさぎ」が片づけ・清掃を致します!
今回は、ゴミ屋敷になりやすい人の心理や特徴を解説しました。
家がゴミ屋敷化してしまう理由はさまざまであり、人により異なります。原因に合わせた対処をおこなうようにしましょう。
ゴミ屋敷から抜け出すには、原因の解決の他に、周りや専門家からの手助けも欠かせません。片付けがどうしてもできない、すぐに解決したい場合はプロの手を借りてください。
お助けうさぎは東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城を中心に不用品回収サービスをおこなっています。不用品回収だけでなく、粗大ゴミ回収・ゴミ屋敷清掃も可能です。豊富な経験を活かして、ゴミ屋敷の解決をサポートします。
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